愚者のエンドロール
2005年8月1日 読書記録(04.02〜)
先日読了した「氷菓」の続編。高校古典部の4人組が、途中で終わってしまった文化祭用ビデオ映画の続きを推理する。
これもおもしろかったです〜。
最初に出てくる、チャットのログ、最初はどれが誰だか分からないんですが、最後まで読んでから戻ってみると、いかにもその人らしい話し方をしているのが分かるし。
企み系の「女帝」と呼ばれる上級生もよかったですが、すみません、腐女子としてはメインキャラクタの里志くんと、一瞬出てくる彼の友だち山内くんの関係が妙に気になります……(微笑)。
ISBN:404427102X 文庫 米澤 穂信 角川書店 2002/07 ¥560
これもおもしろかったです〜。
最初に出てくる、チャットのログ、最初はどれが誰だか分からないんですが、最後まで読んでから戻ってみると、いかにもその人らしい話し方をしているのが分かるし。
企み系の「女帝」と呼ばれる上級生もよかったですが、すみません、腐女子としてはメインキャラクタの里志くんと、一瞬出てくる彼の友だち山内くんの関係が妙に気になります……(微笑)。
ISBN:404427102X 文庫 米澤 穂信 角川書店 2002/07 ¥560
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氷菓
2005年7月29日 読書記録(04.02〜)
机の脇に積み上げてある「これから読む本」から抜き出した1冊。
こういう「日常の謎」的ミステリは好きだなぁ。歴史のある学校の歴史ある(けれど廃部寸前の)古典部の、過去に起こった歴史を、先輩がいなくなって新入部員4人で解き明かすのですが、前の方にあった、直接関係ないような描写が後に伏線として生きてくるところなんて、痛快・爽快です。
実は、帰りの電車で最寄り駅を降りるところで、ようやく全ての真相を知っている人のところに行き着いて、語り始めるところだったので、いても立ってもいられずに、降りたホームでベンチに座って最後まで読み通しました(苦笑)。家に帰り着くまで我慢できなかったんですもの〜。
キャラクタが、「謎を解くための造型」内に留まっているような気がしないでもないのが残念ですが、こういうパズルっぽいミステリでは、キャラが生々しすぎるとよろしくないのかも知れません。
ISBN:4044271011 文庫 米澤 穂信 角川書店 2001/10 ¥480
こういう「日常の謎」的ミステリは好きだなぁ。歴史のある学校の歴史ある(けれど廃部寸前の)古典部の、過去に起こった歴史を、先輩がいなくなって新入部員4人で解き明かすのですが、前の方にあった、直接関係ないような描写が後に伏線として生きてくるところなんて、痛快・爽快です。
実は、帰りの電車で最寄り駅を降りるところで、ようやく全ての真相を知っている人のところに行き着いて、語り始めるところだったので、いても立ってもいられずに、降りたホームでベンチに座って最後まで読み通しました(苦笑)。家に帰り着くまで我慢できなかったんですもの〜。
キャラクタが、「謎を解くための造型」内に留まっているような気がしないでもないのが残念ですが、こういうパズルっぽいミステリでは、キャラが生々しすぎるとよろしくないのかも知れません。
ISBN:4044271011 文庫 米澤 穂信 角川書店 2001/10 ¥480
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銃姫 (4)
2005年7月28日 読書記録(04.02〜)
先日の「これから読む本」リストに入っていなかったのですが、うっかり新刊出ていたのを失念していたので購入→読了。
すっげーや。初めはお色気を振りかけて魔銃士の戦いとレベルアップで見せていくジャンプ的な話かと思っていましたが、あれよあれよという間に天下国家や戦争史観から個人レベルの見栄や欲まで語って鮮やかな曼陀羅を描いてみせる手腕はお見事です。
でも、次でいったんケリが付くそうで、ここまで広げた風呂敷をどうやって畳むのか、本当に興味津々。
そして。
メガネ! メガネ兄弟萌え!!
執事! 執事超萌え!!
ISBN:4840112622 文庫 高殿 円 メディアファクトリー 2005/05 ¥609
すっげーや。初めはお色気を振りかけて魔銃士の戦いとレベルアップで見せていくジャンプ的な話かと思っていましたが、あれよあれよという間に天下国家や戦争史観から個人レベルの見栄や欲まで語って鮮やかな曼陀羅を描いてみせる手腕はお見事です。
でも、次でいったんケリが付くそうで、ここまで広げた風呂敷をどうやって畳むのか、本当に興味津々。
そして。
メガネ! メガネ兄弟萌え!!
執事! 執事超萌え!!
ISBN:4840112622 文庫 高殿 円 メディアファクトリー 2005/05 ¥609
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侵入者
2005年7月25日 読書記録(04.02〜)
と、いうわけでサンドラ初期の傑作と言われる「侵入者」読了。
無実の罪で服役していた、インディアンと白人のハーフの男が、祖父の死に目に会うために脱獄、途中で侵入した家の住人であるヒロインを人質に逃亡する。
誇り高く、白人を信用しないヒーローと、典型的WASPのお嬢さんとが、反発し合ながらもいつしか……、というパターンなんですが、結局ヒーローは酋長の血を引いて土地持ちでしかも弁護士ときた! 結局オンナは安定志向。
そして、ヒーローはインディアンとかラテン系・スコッツOKでも、ヒロインは基本的に美人で白人でないとならないんだろうな〜。
ロマンス小説っていうのは結局二人が結ばれるまで(というか有り体に言えばえちするまで)が売りなので、普通の小説なら終わる部分から先が長くて、なんかバランス悪い気がするなぁ。
ISBN:4596910030 文庫 サンドラ・ブラウン ハーレクイン 2001/09 ¥680
無実の罪で服役していた、インディアンと白人のハーフの男が、祖父の死に目に会うために脱獄、途中で侵入した家の住人であるヒロインを人質に逃亡する。
誇り高く、白人を信用しないヒーローと、典型的WASPのお嬢さんとが、反発し合ながらもいつしか……、というパターンなんですが、結局ヒーローは酋長の血を引いて土地持ちでしかも弁護士ときた! 結局オンナは安定志向。
そして、ヒーローはインディアンとかラテン系・スコッツOKでも、ヒロインは基本的に美人で白人でないとならないんだろうな〜。
ロマンス小説っていうのは結局二人が結ばれるまで(というか有り体に言えばえちするまで)が売りなので、普通の小説なら終わる部分から先が長くて、なんかバランス悪い気がするなぁ。
ISBN:4596910030 文庫 サンドラ・ブラウン ハーレクイン 2001/09 ¥680
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ハチミツとクローバー (6)
2005年7月25日 読書記録(まんが)
5巻までしか持ってなかったのですが、それを読んだ甥がおおいにハマり、続きを買えとせかされた挙句、「僕が半分出してもいいから!」とまで言われたら叔母としては買わざるを得まい。
いえ、つづきは気になっていたのですが、何巻まで買ったのか覚えてなかったので買えなかったのです……。
登場人物全員片思い状態にさらに1人(2人?)追加状態。さあ大変! ってな感じですね。
ISBN:4088652037 コミック 羽海野 チカ 集英社 2004/05/19 ¥420
いえ、つづきは気になっていたのですが、何巻まで買ったのか覚えてなかったので買えなかったのです……。
登場人物全員片思い状態にさらに1人(2人?)追加状態。さあ大変! ってな感じですね。
ISBN:4088652037 コミック 羽海野 チカ 集英社 2004/05/19 ¥420
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マダガスカル
2005年7月24日 映画鑑賞記録(04.03〜)
試写会に当たったので見てきました。
当たってから試写状をよく見たら日本語吹替え版だった……。でも、それで正解だったかも。
かなりアメリカ地元ィでなければわからないネタ満載で、吹替えよりさらに情報量のすくない字幕ではほとんどついていけなさそう。英語も、早口のNY英語らしいのでネイティブや帰国子女レベルの聞き取り能力がなければツライらしい。(でも、ベン・スティラーの声で聞いてみたかった気も)
同じドリームワークスでも、シュレックなら元ネタの童話がわかれば笑えるところもあるだろうけれど、今回のオリジナルネタは(アメリカから見た)外国人にはちょっときつかったかなぁ。
でも、マダガスカルの描写は大変美しく、南国ジャングルスキーにはうれしかったり。あとはペンギンsが男らしくて痺れます(笑)。
当たってから試写状をよく見たら日本語吹替え版だった……。でも、それで正解だったかも。
かなりアメリカ地元ィでなければわからないネタ満載で、吹替えよりさらに情報量のすくない字幕ではほとんどついていけなさそう。英語も、早口のNY英語らしいのでネイティブや帰国子女レベルの聞き取り能力がなければツライらしい。(でも、ベン・スティラーの声で聞いてみたかった気も)
同じドリームワークスでも、シュレックなら元ネタの童話がわかれば笑えるところもあるだろうけれど、今回のオリジナルネタは(アメリカから見た)外国人にはちょっときつかったかなぁ。
でも、マダガスカルの描写は大変美しく、南国ジャングルスキーにはうれしかったり。あとはペンギンsが男らしくて痺れます(笑)。
誰がおまえを好きだと言った
2005年7月24日 読書記録(まんが)
映画の試写会に当たったので、わざわざ日曜の夕方に1時間半かかる中野まで出かけたので、「普段手に入れにくいおたくな本をまとめて仕入れよう」とメモまで作って行ったものの、おたくの聖地とまで言われる例の古本屋には、やっぱり怖くて入れず、同じビルに入っていた普通の本屋で買いました。
本当に山田ユギははずさないよなぁ。短編がいくつか入っていますが、どれもいいです。とくに今回は、「もともとゲイじゃないけど」という話が多くてワタシ好み。
そして、タイトルのセンスもいいですよね。語呂がよくて印象に残るタイトルです。
ちなみに、ジャケットを剥がした中の表紙・裏表紙に爆笑。
ISBN:4812462045 コミック 山田 ユギ 竹書房 2005/07/07 ¥590
本当に山田ユギははずさないよなぁ。短編がいくつか入っていますが、どれもいいです。とくに今回は、「もともとゲイじゃないけど」という話が多くてワタシ好み。
そして、タイトルのセンスもいいですよね。語呂がよくて印象に残るタイトルです。
ちなみに、ジャケットを剥がした中の表紙・裏表紙に爆笑。
ISBN:4812462045 コミック 山田 ユギ 竹書房 2005/07/07 ¥590
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これから読む本
2005年7月24日 本・映画にまつわるよしなし事今し方密林より本が届いて、机の傍らに「これから読む本」が積み上がりちょっとシヤワセ気分なので、タイトルを並べて悦に入ってみる。
●密偵ファルコ「青銅(ブロンズ)の翳り」リンゼイ・デイヴィス(光文社文庫)
しばらく在庫切れだった第2巻がようやく再版されたので購入。3巻はずいぶん前に古本屋で買ったのだけれど、さて、どこに片付けてあるのやら……。
●「侵入者」サンドラ・ブラウン(MIRA文庫)
某所にて、サンドラのベストとしてこの本を挙げている人が複数いたので、購入してみる。
わたしにとっては今のところのサンドラのベストは「私でない私」です。これでロマンス小説にはまったようなものだものなぁ。
●「東電OL殺人事件」佐野真一(新潮文庫)
インタビュー・ノンフィクションつながりで。
以前、ハードカバー版を借りて途中まで読んでいたのだけれど、通勤に持ち歩きづらくて読み切れないままに返してしまって、ずっと気になっていたので。
●「氷菓」「愚者のエンドロール」米澤穂信(角川文庫)
角川の夏の100冊フェアに入っていたので。とはいっても、積んであるのはうちにあったスニーカー文庫版。
というわけで、少なくとも今週いっぱい、いや、来週中までは読む本に困らなさそうでウレシイ限り。
ここを継続的にご覧になっている方はお気づきかと思いますが、実はこの半年ほど(いや、もっとかな?)、あんまり本を読みたい気分にならなくて、読書量が激減しておりました。代わりに妙に一生懸命映画に通ったりして。水曜のレディスデイにはカイシャ帰りに映画を観ないともったいないような気分になったり、試写会含め週に3回映画を観る、なんてバカなこともしておりましたが。
そこまで極端に走って、ふと我と我が身を省みて「……バカじゃん?」と思い、「もう充分じゃん?」と思ったら、すうっと潮が引くように映画を観なきゃっていう切迫感が消えまして、代わりに読書熱が復活。
なんというか、極端から極端へ突っ走って中庸がない(笑)。
でも、今夕は試写会で「マダガスカル」を観てきます〜。(←懲りてない)
●密偵ファルコ「青銅(ブロンズ)の翳り」リンゼイ・デイヴィス(光文社文庫)
しばらく在庫切れだった第2巻がようやく再版されたので購入。3巻はずいぶん前に古本屋で買ったのだけれど、さて、どこに片付けてあるのやら……。
●「侵入者」サンドラ・ブラウン(MIRA文庫)
某所にて、サンドラのベストとしてこの本を挙げている人が複数いたので、購入してみる。
わたしにとっては今のところのサンドラのベストは「私でない私」です。これでロマンス小説にはまったようなものだものなぁ。
●「東電OL殺人事件」佐野真一(新潮文庫)
インタビュー・ノンフィクションつながりで。
以前、ハードカバー版を借りて途中まで読んでいたのだけれど、通勤に持ち歩きづらくて読み切れないままに返してしまって、ずっと気になっていたので。
●「氷菓」「愚者のエンドロール」米澤穂信(角川文庫)
角川の夏の100冊フェアに入っていたので。とはいっても、積んであるのはうちにあったスニーカー文庫版。
というわけで、少なくとも今週いっぱい、いや、来週中までは読む本に困らなさそうでウレシイ限り。
ここを継続的にご覧になっている方はお気づきかと思いますが、実はこの半年ほど(いや、もっとかな?)、あんまり本を読みたい気分にならなくて、読書量が激減しておりました。代わりに妙に一生懸命映画に通ったりして。水曜のレディスデイにはカイシャ帰りに映画を観ないともったいないような気分になったり、試写会含め週に3回映画を観る、なんてバカなこともしておりましたが。
そこまで極端に走って、ふと我と我が身を省みて「……バカじゃん?」と思い、「もう充分じゃん?」と思ったら、すうっと潮が引くように映画を観なきゃっていう切迫感が消えまして、代わりに読書熱が復活。
なんというか、極端から極端へ突っ走って中庸がない(笑)。
でも、今夕は試写会で「マダガスカル」を観てきます〜。(←懲りてない)
夢の卵
2005年7月23日 読書記録(04.02〜)
もっとも好きなBL作家の一人である超寡作作家の、ノベルス文庫落ち。書き下ろし短編目当てに買ったけれど、本文中にもあちこち書き足しがあった。
一番の気に入りで何度も繰り返し読んだと言っても、最後に読んだのが何年も前なのに、書き足し部分はずいぶん気づいた方じゃないかな。とくに、ラストに取って付けたように追加されたえちシーンはちょっと蛇足気味? イマドキのお嬢さんたちにはそれでも足りな目かもしれませんが。
今市子は好きなマンガ家だし、この話の雰囲気にも合ってると思いますが、この話に関しては、ノベルスの時の挿絵のイメージが強すぎて、替わってしまったことが少し残念……。
ISBN:4775505815 文庫 鷺沼 やすな オークラ出版 2005/06 ¥580
一番の気に入りで何度も繰り返し読んだと言っても、最後に読んだのが何年も前なのに、書き足し部分はずいぶん気づいた方じゃないかな。とくに、ラストに取って付けたように追加されたえちシーンはちょっと蛇足気味? イマドキのお嬢さんたちにはそれでも足りな目かもしれませんが。
今市子は好きなマンガ家だし、この話の雰囲気にも合ってると思いますが、この話に関しては、ノベルスの時の挿絵のイメージが強すぎて、替わってしまったことが少し残念……。
ISBN:4775505815 文庫 鷺沼 やすな オークラ出版 2005/06 ¥580
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スローカーブを、もう一球
2005年7月22日 読書記録(04.02〜)
「インタビュー術!」にも紹介されていた、スポーツノンフィクション。それ以外の場所や人からもよく名前を聞いたり薦められたりした「江夏の21球」所収。
スポーツには興味がなかったので、今までさんざんいい評価を聞いていても手が出なかったのだけれど、「インタビュー」という点から興味を引かれて手に取った。で、とても面白かった。
主に雑誌に掲載された短編を集めたものなのだけれど、スポーツ界の、いろいろな場面・いろいろな人をテーマに、緊張感あふれる物語が展開している。
小説と違ってノンフィクションは、そのまま時系列で書いたって作品にはならないのであって、素材をどう編集し構成するか、というところにもライターの力量が現れるのだと思う。
この短編集でも、一番山場となる試合なり競技会について書いていく合間合間にそこに至るまでのバックグラウンドが少しずつ挟み込まれたりして、クライマックスへと盛り上げていくやり方が、テクニカルではあるけれどうまいなぁと関心。
こういう背景部分までわかればスポーツ観戦も楽しいのかもしれないと思いました。
ISBN:404154002X 文庫 山際 淳司 角川書店 1985/02 ¥483
スポーツには興味がなかったので、今までさんざんいい評価を聞いていても手が出なかったのだけれど、「インタビュー」という点から興味を引かれて手に取った。で、とても面白かった。
主に雑誌に掲載された短編を集めたものなのだけれど、スポーツ界の、いろいろな場面・いろいろな人をテーマに、緊張感あふれる物語が展開している。
小説と違ってノンフィクションは、そのまま時系列で書いたって作品にはならないのであって、素材をどう編集し構成するか、というところにもライターの力量が現れるのだと思う。
この短編集でも、一番山場となる試合なり競技会について書いていく合間合間にそこに至るまでのバックグラウンドが少しずつ挟み込まれたりして、クライマックスへと盛り上げていくやり方が、テクニカルではあるけれどうまいなぁと関心。
こういう背景部分までわかればスポーツ観戦も楽しいのかもしれないと思いました。
ISBN:404154002X 文庫 山際 淳司 角川書店 1985/02 ¥483
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かんたん美味
2005年7月21日 読書記録(04.02〜)
最近、日経新聞土曜版「NIKKEIプラス1」のお料理コーナーが好きだ。家事をまったくしない私でも作ってみようという気になる料理が載っている。
どれくらいかんたんなレシピかというと、「水出し緑茶」なんてのまで載っている。それってどうよ(笑)。
そのお料理コーナーをまとめた本を書店で見つけたので、下のマンガと一緒につい購入。合わせて、BL小説で一番好きな作家の1人、鷺沼やすなのノベルスが文庫落ちして書き下ろし短編がついたというのでノベルスを持っているのに買ってしまった「夢の卵」と、「インタビュー術!」のなかでお薦めインタビューの一つに挙げられていた山際淳司「スローカーブを、もう1球」の4冊を衝動買い。でも合計で3,000円ちょいだったのでなんだか得した気分になった。
ISBN:4938508729 単行本 ベターホーム協会 ベターホーム出版局 2004/12 ¥1,260
どれくらいかんたんなレシピかというと、「水出し緑茶」なんてのまで載っている。それってどうよ(笑)。
そのお料理コーナーをまとめた本を書店で見つけたので、下のマンガと一緒につい購入。合わせて、BL小説で一番好きな作家の1人、鷺沼やすなのノベルスが文庫落ちして書き下ろし短編がついたというのでノベルスを持っているのに買ってしまった「夢の卵」と、「インタビュー術!」のなかでお薦めインタビューの一つに挙げられていた山際淳司「スローカーブを、もう1球」の4冊を衝動買い。でも合計で3,000円ちょいだったのでなんだか得した気分になった。
ISBN:4938508729 単行本 ベターホーム協会 ベターホーム出版局 2004/12 ¥1,260
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で、その「乙女なげやり」に紹介されていた(っていうか、たまたまその記事を書いたころに読んでいたらしい)このマンガが読みたくなって買う。
一般の人に薦められるよしながマンガを「表よしなが」、薦められないのを「裏よしなが」とすれば、この本は表も表、超まっとうな少女マンガである。(……第2話だって、そのものは出てこないしね)
台詞なしで、ちょっとした表情の変化で感情の移り変わりを表現するようなところとか、ホントに情感濃やかだし、台詞は台詞で練り上げられたもので、インテリジェンス溢れてるよなぁ。
三浦しをんもそうだけど、BL好きな頭のいい人って、BL面と一般面の両面の顔を使い分けているように思う。
いや、いわゆる腐女子全体が、男オタクと違って、腐女子面と普通の女の子面をきっぱり使い分けている点で、現実的っていうか、したたか、っていうか。
(見るからにオタクな女の子は、腐女子というよりも女オタクという認識でいます。)
ISBN:4592132955 コミック よしなが ふみ 白泉社 2003/12/19 ¥580
一般の人に薦められるよしながマンガを「表よしなが」、薦められないのを「裏よしなが」とすれば、この本は表も表、超まっとうな少女マンガである。(……第2話だって、そのものは出てこないしね)
台詞なしで、ちょっとした表情の変化で感情の移り変わりを表現するようなところとか、ホントに情感濃やかだし、台詞は台詞で練り上げられたもので、インテリジェンス溢れてるよなぁ。
三浦しをんもそうだけど、BL好きな頭のいい人って、BL面と一般面の両面の顔を使い分けているように思う。
いや、いわゆる腐女子全体が、男オタクと違って、腐女子面と普通の女の子面をきっぱり使い分けている点で、現実的っていうか、したたか、っていうか。
(見るからにオタクな女の子は、腐女子というよりも女オタクという認識でいます。)
ISBN:4592132955 コミック よしなが ふみ 白泉社 2003/12/19 ¥580
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乙女なげやり
2005年7月20日 読書記録(04.02〜)
編集エージェント会社のサイトで連載されている著者のエッセイ集第3弾くらい?
いきなりここから読み始めたのは、この本に三浦しをんがヴィゴ・モーテンセンに対するかっとんだ妄想を赤裸々に書いた一文が載っているから。
いや、でも他の部分も大変おかしかった。わたしよりも少し若いらしいけれど、マンガ遍歴やBL系文化への偏愛には共通するものがあって、おかしいおかしい。
この人が直木賞候補なんだから、時代も変わったものよのう。
ISBN:4872338596 単行本 三浦 しをん 太田出版 2004/06 ¥1,470
いきなりここから読み始めたのは、この本に三浦しをんがヴィゴ・モーテンセンに対するかっとんだ妄想を赤裸々に書いた一文が載っているから。
いや、でも他の部分も大変おかしかった。わたしよりも少し若いらしいけれど、マンガ遍歴やBL系文化への偏愛には共通するものがあって、おかしいおかしい。
この人が直木賞候補なんだから、時代も変わったものよのう。
ISBN:4872338596 単行本 三浦 しをん 太田出版 2004/06 ¥1,470
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インタビュー術!
2005年7月19日 読書記録(04.02〜)
で、途中まで読んでいたこちらも読了。
海外の俳優さんに興味を持ち始めて、ネットでインタビューを読み漁るようになってから、「インタビュー」というものについて興味があります。
でも、そういう特殊事例だけでなくて、例えば普段の会話でも、相談を持ちかけられた友人に、どういう話の振り方をすれば(本当の)悩み事を引き出せるだろうか、とか、インタビュー術には応用範囲も広いと思う。
文章も平易だし、具体例がちょっと俗っぽくて興味が引かれ、大変面白く読みました。
インタビュー本も読みたくなってきました。
でも、とりあえずは前回の予告どおりに購入した三浦しをんのエッセイを読んでます。
ISBN:4061496271 新書 永江 朗 講談社 2002/10 ¥777
雑誌や新聞、ノンフィクション系の本を眺めてみると、その多くはインタビューをもとに成り立っていることがわかる。その名のとおり「インタビュー」として扱われているものはもちろん、それ以外のものも取材や調査という形で人から話を聞き、まとめられたケースばかりだ。そんな身近にあるインタビューの舞台裏を、気鋭のフリーライター・…
海外の俳優さんに興味を持ち始めて、ネットでインタビューを読み漁るようになってから、「インタビュー」というものについて興味があります。
でも、そういう特殊事例だけでなくて、例えば普段の会話でも、相談を持ちかけられた友人に、どういう話の振り方をすれば(本当の)悩み事を引き出せるだろうか、とか、インタビュー術には応用範囲も広いと思う。
文章も平易だし、具体例がちょっと俗っぽくて興味が引かれ、大変面白く読みました。
インタビュー本も読みたくなってきました。
でも、とりあえずは前回の予告どおりに購入した三浦しをんのエッセイを読んでます。
ISBN:4061496271 新書 永江 朗 講談社 2002/10 ¥777
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これからはあるくのだ
2005年7月19日 読書記録(04.02〜)
日曜に出かけるとき、読みかけていた新書を持って出るのを忘れ、途中の書店に寄ってとりあえず読む本を物色。荷物が多かったので、できるだけ薄い文庫を、と思うと日本のエッセイものになってしまう。と、いうわけで、実は初・角田光代。
これは多分、最初に読むには適さない本だったかもしれない。
ちゃんと、小説から入るべきだったかなぁ。
実は一番面白かったのは、三浦しをんの解説だった。
というわけで、次は三浦しをんのエッセイを読んでみようと思ったのでありました。
ISBN:4167672014 文庫 角田 光代 文芸春秋 2003/09 ¥530
これは多分、最初に読むには適さない本だったかもしれない。
ちゃんと、小説から入るべきだったかなぁ。
実は一番面白かったのは、三浦しをんの解説だった。
というわけで、次は三浦しをんのエッセイを読んでみようと思ったのでありました。
ISBN:4167672014 文庫 角田 光代 文芸春秋 2003/09 ¥530
トゥー・ブラザーズ
2005年7月17日 映画鑑賞記録(04.03〜)1920年代のカンボジア、アンコール遺跡でトラの兄弟が誕生。しかし、父トラが射殺され、母トラと弟が人間の罠にかかり、兄弟は別れ別れの運命をたどる。兄のクマルはサーカスで芸を仕込まれ、弟のサンガは行政官の息子のペットになるが、1年後、彼らは思わぬ場所で再会することに…。『子熊物語』でも、クマのドラマを手がけたジャン=ジ…
テレビで放映されていたので見た。
公開が去年の夏だったのでずいぶん早いなぁ。試写会一生懸命応募したけど当たらなかったのでそのまま見なかったんだっけ。
テレビの地上波での映画なんてずいぶん久しぶりに見たので、本編を観ていなくてもずいぶんバサバサとカットしているのが丸わかりでちょっとイライラする。そう、誤訳・珍訳だらけで脳内補完が必要な字幕付きの映画みたいにね(怒)。ま、ただで見てるんだから仕方ないのか。
それにしてもトラの可愛さに悩殺。檻の中でコロンと腹を出して寝転がって「ここから出して? 遊んでよう」と訴えているかのような目に、テレビの前で悶絶してました。
兄弟が対決する、ってのは公開時の宣伝で知っていたので、そのシーンになるまで「どうなっちゃうんだろう〜どっちも可愛いのに闘うなんてイヤ〜」と真剣にハラハラ見ていましたが、まあ、つまるところは夏休み子ども向け映画だった。いえ、悪い意味でなく、ホッとしました。
でも、フランス占領下のカンボジアの傀儡政権のことなんかもさり気なく盛り込まれていて、石仏盗掘とトラ退治についての、西洋人と現地人との価値観の相違などもきちんと描かれていて、大人も楽しめます。
そして、カンボジアの遺跡から石仏を盗掘するハンターがガイ・ピアース。「どっかで見た顔だなぁ」と思っていたらアレか。LAコンフィデンシャルのメガネの色っぽいお兄ちゃんか!!
DVD 東宝 2005/02/25 ¥6,300
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スノーグース
2005年7月14日 読書記録(04.02〜)
動物にまつわる短編3編。
自己犠牲とか奇跡とかを扱っていて、キリスト教徒ではないわたしにとってはちょっとおとぎ話的な予定調和に見える。
が。正直言ってそういう話もツボだったりして、この中の1編でもあっさり涙ぐむ(当然、朝の通勤電車の中でね/汗)。
ギャリコの動物ものは、けっして動物に人間のような感性を持たせず、ただ動物らしく行動しているだけなのだけれど、唯一、この3篇の中の最後の1篇に出てくる牝牛は、微妙に人間的感性があるように描写されていて違和感。ただし上手く説明されていて、けっして「存在しない動物」にはなっていない。
ISBN:4102168028 文庫 ポール・ギャリコ 新潮社 1996/12 ¥420
自己犠牲とか奇跡とかを扱っていて、キリスト教徒ではないわたしにとってはちょっとおとぎ話的な予定調和に見える。
が。正直言ってそういう話もツボだったりして、この中の1編でもあっさり涙ぐむ(当然、朝の通勤電車の中でね/汗)。
ギャリコの動物ものは、けっして動物に人間のような感性を持たせず、ただ動物らしく行動しているだけなのだけれど、唯一、この3篇の中の最後の1篇に出てくる牝牛は、微妙に人間的感性があるように描写されていて違和感。ただし上手く説明されていて、けっして「存在しない動物」にはなっていない。
ISBN:4102168028 文庫 ポール・ギャリコ 新潮社 1996/12 ¥420
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やっと出た5巻。でもだんだん腹を抱えて笑い転げるようなギャグが鳴りを潜めて環境問題への論議が重々しくなってくるので、背筋を正して読むカンジ? 文字が多いのでまるで往年の三原順のよう……。
雑誌連載のときは、たまに書店でパラ見していたのでいきなりシド先生が色っぽくなってしまったのをみてびっくりしたものでしたが、こういう流れなのね〜。(それでもビックリですが)
ISBN:4403500587 文庫 獣木野生 新書館 2005/06 ¥714
雑誌連載のときは、たまに書店でパラ見していたのでいきなりシド先生が色っぽくなってしまったのをみてびっくりしたものでしたが、こういう流れなのね〜。(それでもビックリですが)
ISBN:4403500587 文庫 獣木野生 新書館 2005/06 ¥714
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センセイの鞄
2005年7月12日 読書記録(04.02〜)
映画にもなった川上弘美の出世作。実は初・川上弘美。
以下ネタバレ。
というほどでもないけれど、これも死にネタ。でもこれは泣かなかったのはなぜだろう?やっぱり、思いを遂げて死ぬのは満足だけれど、想いを遂げられずに死ぬのは切ないからなのかな。
ISBN:4167631032 文庫 川上 弘美 文藝春秋 2004/09/03 ¥560
以下ネタバレ。
というほどでもないけれど、これも死にネタ。でもこれは泣かなかったのはなぜだろう?やっぱり、思いを遂げて死ぬのは満足だけれど、想いを遂げられずに死ぬのは切ないからなのかな。
ISBN:4167631032 文庫 川上 弘美 文藝春秋 2004/09/03 ¥560
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西の魔女が死んだ
2005年7月8日 読書記録(04.02〜)
ええ、ええ。朝の通勤電車で(以下略)。
ああ……二日続けて、こんなことになろうとは。というか、ベタといえばベタな死にネタに弱いわたしが悪いのか……。
ISBN:4101253323 文庫 梨木 香歩 新潮社 2001/07 ¥420
ああ……二日続けて、こんなことになろうとは。というか、ベタといえばベタな死にネタに弱いわたしが悪いのか……。
ISBN:4101253323 文庫 梨木 香歩 新潮社 2001/07 ¥420
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