盛りだくさんのいい男がチョコレート屋を経営しつつ吸血鬼退治をする話。
うわぁぁぁん敵が! 敵の設定にもう一声!!
もうちょっと敵の恐ろしさを印象的に作り込めれば、味方のお兄ちゃんsや敵から密通する男の関係に萌えるのに〜。
とまれ、続いているようなので今後に期待。

ISBN:425790531X コミック 緋乃 鹿六 朝日ソノラマ 2005/06 ¥600
実はいままで見たことなかったんですが、先日見た「コープス・ブライド」が可愛かったのと、ハロウィーンなのでこれを借りてみました。

ハロウィンタウンの「カボチャ大王」ジャックは、偶然迷いこんだクリスマスタウンの楽しい光景に、すっかり魅せられた。彼を思うサリーの心配をよそに、ジャックはハロウィン風クリスマス計画に没頭した。 棺おけ型のそりに骸骨のトナカイ、絶叫モノのプレゼント、そしてサンタクロースの誘拐と、なんとも不気味なクリスマスが始まる…


やっぱり12年前の作品は動きも滑らかでないしどこか古びた雰囲気を漂わせているのですが、それが逆にハロウィーンのおどろおどろしさを感じさせてます。
さらに、ミュージカルの挿入歌がとっても楽しくて、つい一緒に歌いたくなってしまう。
コープスブライドは、動きがあまりに滑らかで、逆にCGっぽく見えてしまうのがもったいなかったかな、という気がします。そして、歌は目立つほどでなかったかな……チョコレート工場のインパクトの方が大きかったからかな……。
そして、みんなが「いぬ!」と言っている意味が分かりました(笑)。
キャラクターがみんなキモ可愛くて楽しい映画でした。

DVD ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント 2005/11/23 ¥3,990
順調に読み進めております。
実は、すでに密林コムからファルコの6巻も届いているんですが、すでに頭がカドフェルワールドに入ってしまっているのでなかなか別の本を取る気になれない……。
このシリーズって、1冊ずつが300ページ弱なので気軽に手に取りやすいってのもあるんですよね。それに、10年以上前ですが、実際に舞台になっているシュルーズベリにも行ったので、景色や位置関係などもイメージしやすいし。
そして、ファルコのローマはあんまりリアルに描かれていて、行ってみたいと思わない(笑)。

すでに持ってる本を再読していると、しばらく本代が浮くからお財布にもやさしいわ♪

ISBN:4334761283 文庫 岡本 浜江 光文社 2003/05/13 ¥600
カイシャの隣のTSUTAYAから、レンタル料金半額セールのお知らせが来たので、「ハロウィーンだし、この前コープスブライドも見たから、まだ見てなかったナイトメア・ビフォア・クリスマスでも見るかなぁ」と思って借りにいったら、みんなそう思っていたのか(笑)DVDはすべてレンタル中だった。

で、なにをかりようかなぁとその辺をふらふら回っていて、ノートン先生のこの作品を未見だったことを思い出し、借りてみることに。

人気子ども番組の司会を降板させられたロビン・ウィリアムスが、後釜に収まって人気を博し、元恋人のプロデューサーともいい仲になったノートンを陥れて番組を取り返そうとする。

という話なんですが、ロビン・ウィリアムスが主役ってわけでもなく、ノートンが主役というほどでもなく、なんだかどっちつかずだなぁ。この二人の和解も唐突だし。脇役のキャラ立ちもすごいんだけど、その分力が分散しちゃって、結局印象に残っているのはノートン先生の笑顔全開の着ぐるみ姿だけ、という気も……。
で、ノートン先生はバカキャラに徹し切れない瞬間がほの見えて、先日NHKで再放送されていた「エドワード・ノートン自らを語る」で発言していた内容などを思い出したのでした。

DVD ワーナー・ホーム・ビデオ 2005/03/25 ¥1,575
引き続きカドフェルシリーズ。
特にこの巻は、今後レギュラーメンバーになるヒュー・ベリンガーが登場して、カドフェルと相手を出し抜くための知恵比べをするのがとても面白い。しかも、美女の男装あり、王の晩餐での告発あり、正義を賭けた決闘ありととっても華やか。
ああ、おもしろい。

で、ハリポタ4巻以降は手付かず……。

ISBN:4334761267 文庫 エリス・ピーターズ 光文社 2003/03/12 ¥620
これも、ネットをふらふらしていて見つけた本。
小学校中学年向けの短編集ですが、不条理ものでハッキリ言ってコワイ(涙)。最後に救いがないエンドレス話ばっかりで、泣きたくなります。

例えば、表題作は、突然全国的に「おとうさん」が増殖する話。見分けがつかないお父さんが、1軒に3人とか5人とか増えちゃって、政府が、子どもにお父さんを一人選ばせて、後は「国のどこかでまとめて管理」というかまぁ「処分」しちゃう、という話。これの落ちはわりとよくあるパターンだったけど、「おとうさん」増殖現象に対する世間の反応とかが妙に生々しくってよかった。

子どもの頃ってこういう不条理ものが好きだったよなぁ。ぜったい、こんな妙ちきりんなこと考えていたって。
わたしはたしか、「知らないうちに突然お父さんやお母さんが5センチくらいに小さくなっちゃって、暗い部屋に入った途端に踏みつぶしちゃったらどうしよう」と思うと怖くて、部屋にはいるときには必ず先に部屋の明かりをつけるようにしていた時期があった。
今じゃ恥ずかしくて、リアル友だちには話せないけど。(ここを読んでるリアル友だちはいるけどね)

ISBN:4652005148 フォア文庫 三田村信行 理論社 2003/02 ¥1,260(書影は単行本版)
どこで見かけたのか失念しましたが(だからここからリンクを貼っているどなたかのページだったかも……)、ネットで感想を見かけてついついファルコと一緒にアマゾった1冊。これだけ最初に届きました。

ある日、編集者のもとへ不思議な原稿が届けられた。文字と記号がいりまじった、暗号のような文章。相談を受けたポール・ギャリコは、それを解読してもっと驚くはめになる。原稿はなんと、猫の手になる、全国の猫のためのマニュアルだった。「快適な生活を確保するために、人間をどうしつけるか」ひょっとして、うちのネコも?(文庫裏書きより)


と、いうわけで誇り高いメス猫が、いかにしてとある人間の家を乗っ取り、人間の夫婦をしつけ、操縦していくかが刻銘に描かれていて笑えます。
というか、著者がそうやって飼い猫にメロメロにされていく様子が目に見えるようで……。
「雪のひとひら」の、というと一番通りがよさそうだけれど、ワタシにとっては「マチルダ」や「スクラッフィ」などの動物小説作家。これらの小説の動物は、けっして人間のように考え行動するファンタジーではなく、あくまで動物で、その本能的な行動に周りの人間が振り回される様が楽しいのだけれど、無類のネコ好きらしい著者の、ネコを主役にした小説群は、ネコが擬人化されているのであんまりそそられず、まだ読んでいませんでした。
でも、この小説でもネコが擬人化されていますが、まったく抵抗はありませんでした。ネコの一人称小説と見せかけて、著者が自分のネコ好きさ加減を客観的に笑っているからかも知れません。

対してネコ好きでなくても、ニヤリと笑えます。お薦め。

ISBN:4480034404 文庫 ポール・ギャリコ 筑摩書房 1998/12 ¥609
決してカフェを開店しようと思ったわけではなく(笑)。
今度のJ庭で出す本に、安易に喫茶店主受設定で書き始めてから「しまった、喫茶店の経営方法がゼンゼン見当つかない!」と焦って読み始めました。(いまさらか!!)

某国内スタンドカフェチェーン店を勤め上げた人が、カフェ開業に際して、どうやって開店計画を立てればいいかを説明した本。
難しい数値や計算は、実際に開店するつもりの人には具体的で役に立つだろうなぁと思います。わたしはいちいち計算はしなかったけど(汗)。かなり資金のある人向けでした。最初に必要な費用が3000万円で、初めて出店する場合はその80%が自己資金って……。そんなもんなのか。

それよりなにより、誤字・脱字の類が多くて妙に気になりました。もっとも気になった表現が、開店に必要な要素を3つ挙げて、”これらの要素は掛け算で、マイナス点が増えれば増えるほど成功が難しくなる”というもの。
マイナスにマイナスを掛けたらプラスでんがな……。

正直に言うとまだ読了していないのですが、とりあえず書くのに使うところまでは雰囲気つかめたので、今週末はがんばります〜。

ISBN:4751103008 単行本 永嶋 万州彦 旭屋出版 2002/02 ¥1,575
茨城県・下妻に住み、ぶりぶりのロリータ・ファッションに身を包んだ少女・桃子(深田恭子)がヤンキーのイチゴ(土屋アンナ)と出会い、数々の騒動に巻き込まれながらも強力な生き様を貫く、嶽本野ばら原作のハイパーパワフルな乙女たちの純情物語。 「私はマリー・アントワネットの生まれ変わり」という発言をしたフカキョン嬢をTVで…


ケーブルTVでやっていたので録画して、3日に分けてちょっとずつ観賞。
最後にタンカを切る桃子が大変カッコよかったです。

DVD 東宝 2004/11/26 ¥6,300
もともと大好きな歴史ミステリシリーズ。密林からファルコの次の巻が届かないので、本棚から引っ張り出して再読してます。
ただし、写真は新装の光文社文庫版ですが、私が持ってるのは今はなき社会思想社版。しかも初版ってところが秘かに誇りなんですが、でも光文社版の装丁の方がオシャレでウラヤマシイ。いっそこっちも買いそろえようかと思ってしまう……。

内容は、十字軍に参加して酸いも甘いもかみ分けた修道士・カドフェルが、修道院やその近辺で起こる事件を解決するミステリなんですが、この話のいいところは、「正義に到達する道はひとつではない」といい、みんなが幸せになるためには多少の欺瞞やごまかしはあっさりOKしてしまうカドフェルの人となりですね〜。ミステリといえば犯人探し、としか思っていなかった15年前(もうそんな昔か……)のわたしにはとても新鮮でした。

今週中にファルコの6巻が届く予定なんですが、カドフェルの2巻は私の大好きなヒューが登場する巻なので、このまま読み進めるつもり。
ああ……それにつけても部屋の片隅に積んであるハリポタをどうしてくれよう。原書で読んじゃおうかと思ったんですが、今日書店で見てみたら原書も京極夏彦並みに分厚いので通勤に持ち歩けないのは一緒だよ〜(涙)。

ISBN:4334761259 文庫 大出 健 光文社 2003/03/12 ¥580
異才トッド・ヘインズ監督が、1950年代のダグラス・サーク監督作に代表される、コテコテの「メロドラマ」の世界をよみがえらせた一作。オマージュと言うよりも、当時のスタイルをそのまま踏襲することに心血が注がれている。人種差別が根強く残る50年代アメリカの小都市で、主婦キャシーは夫が職場で男性と関係を持っている現場に遭遇。夫…


ケーブルTVで放送していたのを録画して観賞。
きっかけは、上記内容紹介の最後らへんに書いてあるとおり(笑)。
それはさておき、映画はいかにも50年代風なファッションに、色遣いに、あらすじに、と、なんだかステキにコテコテでした。そう、ロマンス小説でヒストリカル(というにはまだ半世紀前が舞台ですが)を読んでいるような気になって、わたしは好きでしたね〜。

肝心の部分は、えーと、ちょっと怖かったです(笑)。主人公の旦那を誘惑する青年が。

えーと、ちなみに昨日は甥・姪とまたハリポタの「アズカバンの囚人」を見ました。原作を読んでから改めて見ると、スッキリまとめてあって、説明不足に感じる部分もあるものの、スマートな脚本ではないでしょうか。

DVD ハピネット・ピクチャーズ 2005/07/16 ¥2,500
ISBN:4063521060 コミック 石川 雅之 講談社 2005/05/23 ¥560
ISBN:4101205213 文庫 長沢 工 新潮社 2005/08 ¥460
と、いうわけで実は今週は試写会3連チャンのハードスケジュールでした。
もうこんなバカな生活は止めると誓ったのに、最後の最後でオーランド主演作の試写会に、友だちから誘われたら断れません(笑泣)。

実はロードムービー苦手なので(大汗)この映画に関してはかなり複雑な心境で赴きましたが、蓋を開けてみればロードムービーなのは最後のちょっぴりで、そのほかにもいろんな要素がちょっとずつ盛り込まれていまして、それらのどれに焦点を合わせるかで印象がかなり違ってくるんではないかと思います。だから、アメリカ版のコメディタッチの予告も、日本版の感傷的な予告も、どちらも間違ってないです。

この映画ではこのいろんな要素を並べる構成がかなりあいまいです。
監督が実際に経験したことを元に映画にしたということも聞いていますが、本当に、経験したエピソードを淡々と並べたという感じで、そこから物語の筋とか、監督のメッセージを読み取るのは難しい……っていうか、監督はあからさまなメッセージを込めようとしていないような気がします。

まあ、その、なんだな。つまり、「考えるんじゃない! 感じるんだ!!」って映画だと思います。

で、監督の感性に共感するものを持っている人には、押し付けがましくない分好感が持てるだろうし、そういう要素がない人には「何を言ってるんだかわからない」ということになるんじゃないかなぁ。
だいたい、映画に使われている音楽に対してまるで思い入れがないと、ふーんで終わってしまってこの映画の一番のウリが理解できない……。

でもま、わたしはオーランドさえ出ていればそれでおっけーな人間ですから(大汗)十分楽しめましたです。
童話の原作者として知られるグリム兄弟を主人公にしたファンタジー。19世紀初め、フランスが占領するドイツで、悪魔ばらいと称して詐欺をはたらく兄弟が、呪われた森に住む本物の魔女と闘うことになる。テリー・ギリアム監督の演出により、兄弟を演じるマット・デイモンとヒース・レジャーが、これまでの作品とは違った新たな魅力を放つ一…


試写会にて観賞。

実はこの監督の映画は初めて見たので、どういう心構えで臨めばいいのか分からないままに鑑賞。
グリム童話のいろんな話のイメージをこれでもかとつぎ込んで、伝説と理知の価値観が入れ替わろうとしている世界観をうまく描いていたと思う。で、伝説=ドイツの深い森 であり、 理知=ナポレオンが革命を起こしたフランス軍 という図式で観客にも分かりやすく提示している。
森の中の赤ずきんちゃんや、狼男の造型、高い塔の上にいるお姫様とか、石棺に納められる12人の美しい少女たちのイメージがうつくしくも不安をかき立てて、もう一声、グリム童話の不条理感が出るとなんかすごくよかったような気がするんだけれど、そこはハリウッド映画なのでアクションにつぐアクションで、強引に悪者を退治して大団円。
ま、それはいいとして。
予告やポスターでは窺い知れませんが、グリム兄弟はどちらもヘタレで、特に弟(ヒース・レジャー)のダメダメさ加減は(メガネと相まって/笑)とってもキュート。その2人にオットコ前な女性(モニカ・ベルッチに非ず)が絡んでくる、という話です。腐女子的に、最後の最後で思わずこぶしを握り締めて「行け! 行くんだっ!!」と心の中で叫びたくなりますので、お仲間な方々はぜひ楽しみにしていただきたく。

あ〜、それにしてもヒース可愛い……。
たいていの子どもにとって夏休みは待ちどおしいものなのに、13歳の我らがヒーローにはちっとも待ちどおしくない。夏は、自分をひどく嫌っているおば、おじ、いとこと共に過ごさなければならないからだ。 <p> 第3話のすべての騒動は、ハリー・ポッターがダーズリー家にやってきた意地の悪い客、マージおばさんを「間違って」おばけ…


先に映画をざっくり(アイロンかけしながら/笑)見ていたので、続きを知りたくてハラハラすることもなく、落ち着いて読みました。
ハリーくんが思春期に突入し始めて、その辺の不安定さが出ていていままでより納得できたかな、と思います。
噂の親世代は、仲のよすぎる親友たちのエピソードに萌えるお嬢さんたちの気持ちがわかりました。
過去にどこかで読んだことのありそうな道具立てとかエピソードとかを、本能的なイマジネーションで取り込んで力技で話を組み立てているあたり、やっぱりすごい話ではあると思います。その「本能的」な部分がライトノベルっぽくはあるのですが。
そして、やっぱりエコヒイキ感を感じずにはいられない……。ハリーが最新型ホウキを簡単に手に入れちゃうところとか、ハーマイオニーが借りてる道具とか。

ISBN:4915512401 単行本 J.K. Rowling 静山社 2001/07/12 ¥1,995
「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」から12年経った、ティム・バートンのストップモーション・アニメ。
政略結婚ながら、初めて見たときから惹かれあうビクターとビクトリア。けれども、式の前日に森で宣誓の練習をしていたビクターは、誤って死人の花嫁の薬指に指輪を填めてしまう。甦った花嫁はビクターを連れて死者の国へ向かう。
ビクターは、はたしてビクトリアの元へ帰れるのか?
……というようなあらすじ。

試写会に当たったので行ってきました。

ネタバレはいたしませんが、まあ基本的に童話なので話の筋は見えている、っていうか予定調和っていうか。
けれど、優柔不断なビクターを間に、生者の花嫁ビクトリアも、死者の花嫁エミリーも、どっちも個性的で愛らしい女性なので、見ているほうとしてはどっちにも幸せになって欲しくてかなりジレンマ。

すみません、実は最後泣きました(恥)。

そして、今回は犬のスクラップスに悶えました。ああ〜可愛すぎる〜!!
今年のエミー賞を受賞したアメリカの連続サスペンスドラマ。
公式サイトから長めに引用。

飛行機が太平洋上のある無人島に墜落した。灼熱の太陽、煙、絶え間なく続く悲鳴…
そんな中、搭乗者の一人である医者のジャックが意識を取り戻す。最後に覚えているのは、突如、飛行中の機体が真っ二つになり、多くの人々が空中に放り出されたこと。
ジャックの目の前には、無残に破壊された機体と多くの遺体、そして助けを求めて泣き叫ぶ人々の姿があった。辛くも生き延びた人々を助け出し治療するジャックは、今まで漠然としていた医者としての使命感が自分の中に湧き上がるのを感じていた。

生存者はわずか48名。パニックに陥りながらも救出への希望を胸に、生き残る為、崩壊した飛行機を探り始める。そして、それぞれが心の奥深くに潜在していた精神力・生命力、心の中に潜む弱さにさえも気付いていく…。
医療の心得はまったくないながらもジャックと共に多くの負傷者を助けるケイト、困難な状況下でも暖かな心とユーモアを忘れず、冷静な判断力を失わないハーレー、ドラッグに手を染め落ちぶれたロックスターのチャーリー、出産を間近に控えたクレア、中東出身という理由で一部の生存者から差別を受けるセイド、元妻が急死し、9歳になる息子を引き取ったばかりのマイケルと母の死がもたらした新しい環境に馴染めない息子のウォルト、価値観・言葉の違いにギャップを感じている韓国人カップル、激しい人間不信から攻撃的になり孤立するソーヤーなど、人種も育った環境も職業も様々な生存者たちは、相対しながらも生き残る為にはお互いに協力するしか道はないことを感じ始めていた。

だが、機体の残骸から手錠や銃が発見され、生存者たちの不安は否応なく掻き立てられる。お互いに広がる疑心と不信、そして過酷な環境…。
しかも、この無人島には多くの秘密が隠されていた。
ジャングルから聞こえる謎の生物のうめき声は? 何故、飛行機は墜落したのか?パイロットは何故殺されたのか?何者によって?彼らは生き延びることができるのか? そして生存者たちの秘められたる過去が、今明かされようとしていた…。

公式サイト
http://www.axn.co.jp/lost/



ロード・オブ・ザ・リングでホビットのメリー役をやっていた英国人俳優・ドミニク・モナハンが出ているというので、先日やっていたプレミア放送(第1・2回)を録画して見ました。
いきなり飛行機が墜落し終わった場面から始まる掴みのよさ。まったく見知らぬ者同士が協力したり反発したりする人間模様。さらにそれぞれの過去をちょっとずつ見せて視聴者の興味を引っ張り、さらにはこの無人島の大きな謎も垣間見せて引きはバッチリ。
大変面白いドラマです。
サバイバルものの王道・真水の確保はどうしてるのかとか、死体は見せないお上品さ(生き残った人はほとんどケガなし。ケガ人は2人だけ)にも目を瞑ろうというものです。(笑)

で、肝心のドムは、ヤク中の元ロックバンドのベーシスト役で、これが意外と目立つのでびっくり。ヒーロー&ヒロインたちに常に絡んでなかなかおいしい役どころです。
あのこまっしゃくれた鼻が、彼を(けっしてヒーローにはしないものの)憎めない役にうってつけにしてるんだろうなぁ。

本放送が楽しみです。

DVD 2005/09/06 ¥7,137
『グラディエーター』などの巨匠、リドリー・スコット監督が、12世紀を舞台に、十字軍とエルサレムの関係を史実に基づいて描いた壮大なアクション絵巻。主人公はフランスで鍛冶屋を営んでいた青年バリアンで、突然現れた父の誘いで十字軍遠征に参加した彼が、父の意志を継ぎ、エルサレムに平和をもたらすべく苦闘する。バリアンの騎士とし…


発売日当日に買って帰りました。当然(笑)。
とはいえ、実はまだ特典映像と本編の気になるところを拾い見しただけなのですが……。
この作品も、劇場公開時には字幕が実際のせりふと大きく違ったり、筋を追っていない訳になっていたりしてDVD化に際しての字幕改善署名運動にまで発展しましたが、DVDでは、運動をした人たちからの提案内容がかなり受け入れられた修正が施されていて、安心しました。

指輪物語やオペラ座の怪人等、原作ファンが誤訳を指摘するとトラブルになったりするのに、こうして原作のない映画については誠実な対応を引き出せるっていうのはどういうもんだろうと思いますが……。
「なにはともあれ」劇場に足を運んだりDVDを買ったりしてくれるはずの原作ファンのことも、普通の映画ファンと同様に大切にしてくれるといいのに。
(企業体質・体力の違いとか、過去の経験から企業が学んだということかもしれませんが)

DVD 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2005/10/07 ¥4,179
シリーズ第5巻。
前巻は遠くゲルマニアまで旅をする話でしたが、今回はほとんどローマ市内、しかもファルコの身内が深く関わってくる話で、実はなかなか話に乗りきれず、「このシリーズは、旅する方が面白いよな(わたしの気に入りは、ブリタニアに旅した1巻と、ゲルマニアに行った4巻)」などと思っていましたが、やっぱり中盤以降、とくにお父さんが出てくるころから俄然面白くなってくる。

それにしても、なんてついてないんだろう、主人公。
もっとも、主人公たちが結婚した途端に読む気を失った「御宿かわせみ」シリーズの前例があるから、ファルコにはこのまま一生ついてない人生を送ってくれても構いませんが(←鬼)。

重たい本を通勤に持ち歩く気力が湧かずに、つい文庫のこちらに手を出してしまいましたが、次はハリポタ3巻を読まなきゃな……。

ISBN:4334761224 文庫 矢沢 聖子 光文社 2001/04 ¥760

< 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 >

 

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索