相変わらず実家を出たい熱は低値安定(笑)したまま続いていて、ついこんなキッチン本を買ってしまう。
いわゆる料理研究家みたいな人たちのおうちの台所を24人分?取材した本なので、そりゃもうお金をかけたキッチンでしょうよ、と思いきや、意外と使い込んだ道具に囲まれ、自分が使いやすいようにチープな工夫が随所に凝らしてあって、清潔でしかも懐かしい感じもする台所もあって参考になりました。
それに、意外とそれほど広くない台所もあったりしてね。
ケンタロウ氏が鍋二つで作る料理を紹介していて、タイのカオマンガイ(鶏ごはん)風レシピもあって、真似したくなりました。

ISBN:4838718098 単行本 お勝手探検隊 マガジンハウス 2007/09/20 ¥1,575
夏前に友だちから借りていたこの本を読むことをすっかり忘れていた。
Sさんゴメンなさい(平謝)。

こんな中学生がいるかーっ!!と、のんびりしすぎている自分の甥っ子(高1)を眺めながら思いつつ、でもきっと、腹の底ではこんな風にいろいろ考えてるんだろうな〜とも思う。
自分が中学生のときにも、妙に大人びた人から子どもっぽい人までいたよなぁと今になって思う。自分はもちろん子どもっぽい人でした……。恥ずかしくてあまり思い出したくないが。

瑞垣くんの、キリキリするような思考に息を詰めるようにしながら読破しました。
なんだろうなぁ。この、一見ありがちに見えながら、他にない吸引力で引きつける文章は。

ISBN:4048737570 単行本 あさの あつこ 角川グループパブリッシング 2007/02 ¥1,260
絶版になったものの著者が私家版として再販した「上海金魚」を読了。先日読んだ「透過性恋愛装置」に脇役で出てくる二人の馴れ初めのお話。
ゆったりゆったり話が流れて、ゆっくりゆっくり気持ちが近づいていくのがよかったです。

ISBN:4773002638 単行本 かわい 有美子 笠倉出版社 2003/05 ¥900
ISBN:4396764111 コミック おかざき 真里 祥伝社 2007/07/25 ¥980
予告どおりに「甲子園の空に笑え!」を通勤途中で買って、行き帰りで読破して家に戻ると、先日密林で勢いあまって購入したBLマンガ3冊が届いていて、そのまま一気に読了してしまった。
で、それ以来このマンガだけ5回くらい読み返している……。どれだけ読み返してもすんごい引きで終わったまま(涙)。<当たり前
どうなるんだ〜!! いっそ掲載雑誌を買ってしまいそうな勢いだ。

ダンディなひいじいさんとじいさんとに育てられた主人公は、いろいろあって2歳のときに死んだと聞かされていた母親に、腹違いの兄とともに引き取られることに。そこには、母親の再婚相手の連れ子がいるんだけれどこの連れ子は実は二丁目で一目ぼれした相手だった。
という非常に複雑な「血の繋がらない家族」もの。
あまりに複雑で、最初の1話分を3回くらい読み返してやっと人間関係が把握できた。
主人公は心情が描写されるのだけれど、連れ子のほうは切なそうな表情だけで気持ちを言葉にしてくれないので、もう〜!! ナゾが多くていい意味でストレスです(涙)。
2巻は2年後くらい……?

ISBN:4832284789 コミック 今 市子 芳文社 2007/08/29 ¥590
ISBN:4862632602 コミック 北上 れん リブレ出版 2007/09/10 ¥600
ISBN:4199603573 コミック 鈴木 ツタ 徳間書店 2007/09/25 ¥560
ISBN:4592883128 文庫 川原 泉 白泉社 1995/03 ¥630
フィギュアスケートを一生懸命見るようになってから、川原泉のフィギュアマンガ「銀のロマンチック……わはは」を読み返したいとずっと思っていた。文庫になってないのかな?とマンガ文庫の棚に行くと、川原作品はまとまって文庫になっているのに、なぜかこのタイトルだけ見当たらない。
なんでだろーなんでだろうと思いながらはや半年。
今日、やっとその理由が判明。

「甲子園の空に笑え!」に収録されてたのか!!

盲点だった……。そんなに短い話じゃないと記憶していたのに、コミックスでも全一巻だったようだ。
明日、通勤途中の乗換駅の書店で買っていこう。

ISBN:4592883128 文庫 川原 泉 白泉社 1995/03 ¥630
ISBN:4576070614 文庫 谷崎 泉 二見書房 2007/04 ¥580
若手建築士として注目を浴び、己れのルックスにも自信を持っていた北嶋は、とあるコンペでホテルマンの牧田と出会う。その落ちついて控えめな物腰を軽んじ、コンペで最優秀賞を逃したことで牧田にいちゃもんをつける北嶋だったが、常に大人の余裕を持つ牧田に諌められ高慢な鼻をへし折られてしまう。それをきっかけに牧田の人間性に触れ、恋に落ちてしまった北嶋は、思い付く限りの策を弄するのだったが…。


どうしても雑誌掲載のBLは、1回分で話をまとめなければならないので1話が小さくまとまってしまいがちになり、単行本にまとめたところで小ぶり×3くらいになってしまう。
いっぽう書き下ろしだと、1冊分のボリュームの中で丁寧に登場人物の心理を書き込めるから読み応えがあるものがおおい。
久しぶりによんだかわい有美子もそう。とりあえず主人公(受)の嫌な奴っぷりを前三分の一でこれでもか、というほど書き込んでいるので、恋に落ちてからの豹変っぷりがおかしいし、ここまで自己中心的だと書き込んでいるから、男に恋しても自己不信に陥ることなく恋に突っ走ってしまう行動もすんなり受け取れる。
しかも単行本の半分くらいのところで攻めに告白して振られているよ!!
ラストは決まっているのだから、ここへ来てまだ受けにいい思いをさせない焦らしっぷりはいっそ快感です。
なので、とうとう攻めが自分の気持ちを自覚してしまうところはカタルシスあるなぁ。

久々にいいBL(なんじゃそりゃ)を読ませていただきました。
そして、先日の夏の有明まんがまつりでこの本の番外編を売っていたらしいとネットで知り……。
見たよ。わたしかわい有美子のスペースでその本見たけど買わなかったよ。
バカバカ! わたしの大バカ!!
月末の池袋まんがまつりで買いに走るわ!

ISBN:4773003227 単行本 かわい 有美子 笠倉出版社 2007/05 ¥900
大学で助手をしている亮一郎は、年上の口のきけない使用人・徳馬に、密かに想いを寄せていた。幼い頃に母を亡くした亮一郎にとって、物心ついた頃から傍にいてくれた徳馬は、誰よりも欠け替えのない存在だった。自分の想いで関係を壊したくなくて、亮一郎は想いを告げぬまま、女との結婚を考えるが…。口のきけない男の秘められた過去と思いとは?互いを想い合う、切ないラブストーリー。


久しぶりの木原音瀬。評価の高い「箱の中」「檻の外」は相当覚悟がないと読めなさそうだと思って敬遠していたのだけれど、これはあらすじからするに「恋愛時間」とか「恋について」みたいな地味なほのぼの系? と思って読んでみた。

えーっと、読む前の先入観がいろいろと覆されたので、いまいち乗り切れず。
先入観その1:明治・大正期の書生ものというか、そういう風俗ものかと思っていたら、妖怪変化ものだった。
先入観その2:使用人攻かと思っていたら……!

先入観その1は、あらすじの書き方がトラップでした。
その2は、通勤途中に読むために(恥ずかしげもなく……!!)しおり代わりに絵葉書を挟んで、挿絵シーンはすべて隠して読んでいたので、挿絵で受け攻めを判断できなかったのが敗因かと。
っていうか、口の利けない使用人攻のほうが萌えませんか?<好みによる

でも、まともな文章のBLはそれだけで読んでいてうれしいなぁ。
久しぶりに、昼休みも本を読みたいがために弁当を持たずに外に食べに出ました。

ISBN:4883863247 新書 依田 沙江美 蒼竜社 2007/06/29 ¥900
いや〜BLマンガでこんなに爆笑するのは久しぶり!!
仕事で残業してぐったりしながら帰り着いたけど、スナイダーのハニーマスタード&オニオン味のプレッツェルを夕食後にガツガツ食べながら、声を出して大笑いしながらこの本を読んだら元気になった。

短編5本のうち、1・2本目と3・4本目はそれぞれ同じカプの受と攻それぞれの視点からの話になっていて、最後の1本だけ独立した話になっている。
1・2本目の、ノーマルな先輩を好きになってしまった気の弱いゲイの後輩の妄想モノローグが溜まらなくオカシイ。
3・4本目は、意外性の高いシニカルなキャラがなんとも言えず。
5本目はジブン的にはいま一歩でしたが、それでもトータルではタイへン満足度の高い1冊でした。

ISBN:4812467063 コミック 鈴木 ツタ 竹書房 2007/06/27 ¥590
自宅と仕事場の境目がなくなりつつある今、自然とたまってしまう本の整理にも技術がいる。『Living with Books』は、実用的かつスタイリッシュに「本と暮らす」アイデアを提案した1冊。書斎からホームオフィス、応接間、キッチン、寝室、浴室に至るまで、本のディスプレイ方法150例を部屋ごとに紹介。また巻末には蔵書のお手入れ方法や整…


榎田尤利とともに「気軽に読む/眺める本」ということで借りてきてしまった……。自分の家をこんな風にカッコよくできるわ け は な い の に 。(涙)

そもそもイギリスで出版された本なので、日本で真似できない点も多々あり(バスルームやトイレに本は置けないよな〜)、まあ雰囲気を楽しむ本でしょう。
夢は膨らみました。夢だけは。

ISBN:4882822237 大型本 今井 由美子 産調出版 2000/03 ¥4,022
で、BL読みたい熱冷めやらぬままに書店に行ったものの、最近BLからは距離を置いていたので、書店に華やかに並ぶ本のどれを手に取ればよいのやら、悩むことしきり。
以前は木原音瀬とか榎田尤利とか榊花月とかその辺を手当たり次第に読んでいれば満足だったのですが、今の疲れた気分のときに以前読んでいた作家さんを読むとちょっと重そうで……。

そんな中、先日1巻を読んだ英田サキDEADLOCKの3巻を発見。2巻を読んでいないものの、まあ話は分かるだろうと思わず手に取り購入、読み始めたら止まらなくて無事読了。
こんな失礼な読み方をして作家の方に申し訳なく。

それはさておき、こう来るか。
コルブスにはもっと派手に危ない人をやって欲しくもあり、でも主人公2人への複雑な感情は読み手に無理なく受け入れられるだけの描写があったので、納得感はあり。
一方で主人公たちのロマンスは、最後にじりじりさせてちゃんとハッピーエンドにしたところがよいですな。1巻から引っ張ってたネタで〆るところも好感度大。
楽しいお話でございました。

今さら2巻、読むかなぁ……。

ISBN:4199004408 文庫 英田 サキ 徳間書店 2007/06/23 ¥560
昨日図書館に本を返しに行って、仕事で読まなきゃならない本が山積みなのに、つい気軽に読める本が読みたいなぁ……と思ってこれを借りてしまった。

ホントは駒崎優の黄金の拍車シリーズを読みたかったのだけれど、これはどうしてもどこまで読んだのだったか思い出せず。

シリーズの途中だとわかってはいたのですが、これだけでも楽しんで読めました。
でも、やっぱり他の最初からちゃんと読まないとね。

ISBN:4062558378 文庫 北畠 あけ乃 講談社 2005/12/02 ¥620
疲れているときほど甘いものが欲しくなる。

ので、久々にBLマンガコーナーに行ったものの、知らないマンガ家さんの本を買うような冒険も出来ず、途方にくれていたら高井戸あけみの名前を見つけて迷わずゲット。

学園のアイドル竜崎幸生はオレ様な指導力を発揮する陸上部部長の高校2年生。
そんな無敵の竜崎を悩ますのは、親友・淳平と部員・小桜の恋愛関係、そして校庭のすみにあるプール。放課後、誰もいないプールでひとり泳ぎ続ける谷戸 淳の水飛沫の音が、心地よく響くのは何故なんだろう―――。


どうやら別のカップルのスピンオフ? でもどこにもそんなこと書いてないしなぁ。
カプの2人の雰囲気は非常によいのだけれど、話の持って行き方がやや強引。あんなにあからさまな悪者を作らなくても面白くなりそうなのににゃあ。

でも、視線でかもし出される雰囲気はたいへんよかったです。

ISBN:4832284649 コミック 高井戸 あけみ 芳文社 2007/05/29 ¥590
この週末は、負け犬3人組で出雲へ神頼みに行ってきました(涙)。
松江にも立ち寄り、小泉八雲の旧居を訪れた際、受付に置いてあった私費出版がおもしろそうだったので購入。

松江には小泉八雲は1年強しか暮らしていなかったのだけれど、武家の家に暮したいということで、江戸時代中級武士だった根岸家(当時は出雲の方へ転勤していて空き家になっていた)を借りることになったそうです。
で、その家の3代下った嫁がいまもこの家に暮していて、その方が根岸家に残された資料や自分の思い出などを書いたもの。
家を大切にして暮している様子が垣間見えて、とても面白かったです。
もちろん、プロが書いたものではないので拙い部分はありますが、それでも書いた人の人となりが偲ばれる文章でした。

私費出版なので高いのは致し方ないとしても。
著者が実際にこの家の一部に居住しているので、公開は部分的であったのですが、見られないからこそ、平面図は公開部分のみでなく、ぜひ全体を載せて欲しかったと思います。

根岸道子、松江北堀美術館発行、2005年、1500円、60p+カラー6p+英文版31p
ひさびさに試写会が当たったため、翌日始発に乗って旅行に行く予定だったにも関わらず、見てきました。

ニューヨークの新聞記者のロウィーナ(ハル・ベリー)は、迷宮入り寸前の殺人事件の真相を探っていた。被害者は、彼女の幼なじみ。事件の手がかりを追う中で、ひとりの男の存在が浮かび上がる。有力な広告代理店のCEOにして、大富豪のハリソン・ヒル(ブルース・ウィリス)。あらゆる側面から彼を調べ上げるために、ロウィーナは実生活においてもオンライン上においても別人格になりすます。そして、サイバースペースを利用した恐るべき罠によって、正義の裁きを下そうとするのだが…。迷宮のような謎と官能が妖しく交差する、究極のサスペンス。『チョコレート』でアカデミー賞主演女優賞に輝くハル・ベリーと、トップ・スター、ブルース・ウィリスの競演。


宣伝コピーが、「ラスト7分11秒―─あなたは《絶対》騙される」。
そう来ればおのずと犯人は絞られてくる。そういう意味では、サスペンスを見慣れていない人なら騙されるだろうストーリーかも。
見所はそれよりも、とってもキュートかつゴージャスなハル・ベリー。
それと、ハル・ベリーに尽くす相棒の男性(ジョヴァンニ・リビシ)の哀れっぷり。
そりゃもう、東に某カナダのフィギュアスケート選手のインタビューが載った雑誌があれば海外通販し、西にその選手が出るアイスショーがあると聞けば新幹線日帰りで2公演観覧するわたしが、バトルのインタビューが載っている日本語の雑誌を買わないでか。
それが、たった1ページのためだとしても。

ISBN:4403310435 大型本 新書館 2007/09 ¥1,890

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