トワイライト ~初恋~
2009年4月5日 映画鑑賞記録第3紀(09.02~) コメント (2)
原作を見たときにはあまりのラノベ風味に食指が動かなかったのですが、「わたしが中学生だったらゼッタイにハマってただろうな~」という厨設定が気にはなっておりました。
今回の映画化、主演の2人が美形!しかも雰囲気出てるじゃん、ということで、ひさびさに中学生な自分の萌えに再会しに映画館へ行ってきました。
厨! まさに厨2病女子が妄想しそうな設定!!!
吸血鬼×人間の女の子の純愛、異種族間の恋愛という超高いハードル、吸血鬼は超ハンサムで何でもできて医者の息子(養子)としてセレブな生活をしているという3高どころかハイパー高(<今作った)、そして「人間を襲わなくても生きていける」というご都合主義!(笑)。
吸血鬼男子はときどき人間の女の子に(食料として?)ムラッと来るけど、けっして、けっして彼女を襲わないそのストイシズムが超萌えです。
なんだか、添加物満載の極甘・カラフルなお菓子を食べたような、罪悪感と表裏一体の満足感で一杯です。
ああ……原作に手を出してしまいそう(笑)。
そうそう。
吸血鬼男子の家族はみんな吸血鬼で、お医者のパパ以下7人家族でものすごい身体能力を駆使した野球をするのですが。
……もしかしてパパは野球をやりたいために家族を増やしたんじゃないかと邪推しています(笑)。
そうしたらあと11人必要だ!
今回の映画化、主演の2人が美形!しかも雰囲気出てるじゃん、ということで、ひさびさに中学生な自分の萌えに再会しに映画館へ行ってきました。
厨! まさに厨2病女子が妄想しそうな設定!!!
吸血鬼×人間の女の子の純愛、異種族間の恋愛という超高いハードル、吸血鬼は超ハンサムで何でもできて医者の息子(養子)としてセレブな生活をしているという3高どころかハイパー高(<今作った)、そして「人間を襲わなくても生きていける」というご都合主義!(笑)。
吸血鬼男子はときどき人間の女の子に(食料として?)ムラッと来るけど、けっして、けっして彼女を襲わないそのストイシズムが超萌えです。
なんだか、添加物満載の極甘・カラフルなお菓子を食べたような、罪悪感と表裏一体の満足感で一杯です。
ああ……原作に手を出してしまいそう(笑)。
そうそう。
吸血鬼男子の家族はみんな吸血鬼で、お医者のパパ以下7人家族でものすごい身体能力を駆使した野球をするのですが。
……もしかしてパパは野球をやりたいために家族を増やしたんじゃないかと邪推しています(笑)。
そうしたらあと11人必要だ!
2009年3月発売コミック花音DX(13)
2009年4月3日 読書記録(まんが) コメント (2)
モンデンアキコ先生のBLを読みたいと思いつつ、書店でこの雑誌を買うことにためらいを感じていたのですが、リンクを張らしていただいている秋林さんが、モンデン先生と中村明日美子のマンガをとても褒めてらしたので、うっかり買ってきてしまいました。
そして、非常に満足いたしました。
ノンケ攻めというテーマはいいですなぁ。
最近のエロ重視なBL界に辟易している者にとっても、ノンケに攻めさせるにはBLなりに葛藤というか、そこに至るための心理的な段階の描写が必要になるわけで、
つまり私はソコが読みたいのだよ!
とあらためて思った次第。
それから、モンデン先生は「算段」が出てきた時点で大喜び(笑)。
この二人が双璧として、その他面白いと思ったのは、高井戸あけみと柚摩サトル。あまりエロが濃いぃのは目が滑りました……。
そして、非常に満足いたしました。
ノンケ攻めというテーマはいいですなぁ。
最近のエロ重視なBL界に辟易している者にとっても、ノンケに攻めさせるにはBLなりに葛藤というか、そこに至るための心理的な段階の描写が必要になるわけで、
つまり私はソコが読みたいのだよ!
とあらためて思った次第。
それから、モンデン先生は「算段」が出てきた時点で大喜び(笑)。
この二人が双璧として、その他面白いと思ったのは、高井戸あけみと柚摩サトル。あまりエロが濃いぃのは目が滑りました……。
MILK
2009年3月31日 映画鑑賞記録第3紀(09.02~)
久しぶりに試写会に当たったので、友達をさそって見てきました。
公式サイト http://milk-movie.jp/enter.html
あらすじ: 1972年のニューヨーク。金融や保険業界で働いていたミルク(ショーン・ペン)は、20歳年下のスコット(ジェームズ・フランコ)と出会い、恋に落ちる。二人は新天地を求めてサンフランシスコに移り住み、小さなカメラ店を開店。そこはたちまち同性愛者やヒッピーたちのよりどころとなり、ミルクは彼らを快く思わない保守派に対抗した新しい商工会を結成することになる。(シネマトゥデイ)
以下、ネタバレ注意!
じわじわといい映画でした。
実在の人物、それも暗殺された人と言うことで、最後は死んで終わる、というのは初めからわかっていて、実際に映画の中でも最初に「8年後に殺される」ことがわかっているので、もっと「泣かせ」に走れば号泣させられると思うのですが、そこをガス・ヴァン・サント監督は、非常にクールに、抑制して演出していて、だからこそ余計に見終わったあとの余韻がいつまでも続くように思います。
(それでも、一緒に行った友人と、隣に座っていたカップルの女の子はしみじみ泣いてました。)
当時の映像も頻繁に挿入されて、半分ドキュメンタリー風味。だから、けっして観客を、”昔の遠いフィクション”を見ている気分に留めておこうとしない。今生きているわたしたちと地続きの地平で生きていた人たちの戦いであって、気軽に感情移入を許さない作りになっていると思う。
かといって、本当のドキュメンタリーのような説明口調でもないし。
監督の力量がさりげなく、けれど惜しみなく投入されているように思いました。
主演のショーン・ペンもすごい。
まるっきり、Gay(性癖でなく、陽気なという意味での)な性格の人にしか見えない。
エンドクレジットの直前に、実際のハーヴィー・ミルクの動画がちらっと映るんですが、ショーン・ペンとはまるっきり顔立ちが違うのに、笑い方が一緒! なので、全然違和感を覚えませんでした。すごいなぁ。
ミルクの恋人役のジェームズ・フランコが、ちゃんとゲイっぽいハンサムで、二人のらぶらぶっぷりも見ていて幸せな気分になれました。
二人とも役者だよな~。
フランコがミルクの元を離れた後に恋人になった子(名前失念)が、ちょっと頭の弱い子ちゃんを好演してました。正直うっとうしいんですが(笑)憎めない。
それと、ミルクの選挙スタッフたちそれぞれが印象的。特に、クリーヴくんが可愛い……と思っていたら、あ、メガネか。メガネが私の心の琴線を掴んだのか!!
ミルクを暗殺する同僚役。なぜミルクを殺すに至ったかという動機のひとつを、監督はさりげなく示しているのですが、あれはホモフォビアの問題に意識の低い人のうちどれくらいが気づくんだろうか……?
いや、BLではわりと当て馬の心理としてメジャーなんですが(汗)。
と、思いつくままに印象を並べてみましたが、同性愛を扱っているからと言って、関心のない人に避けて欲しくない、映画としてもとてもよくできた作品だと思いました。
そして、やはり私のココロの弱いところを突く映画でした。
私は同性愛者でもないしいろんな意味でマイノリティではなくて、強いて言えば腐女子属性がマイノリティですがそれだってきちんと隠して一般の生活を送っていますが。
それでも、子どものころから常にマイノリティ感を抱えて生きてきたんだなぁと、この映画を見ながらしみじみ感じました。
素の自分は周囲に受け入れてもらえない、という根深い自己不信感が、ゲイである生きにくさを生きている人たちに、共感するんだろうなぁと思いました。(あまり上手く言えてません)
もっとも、腐女子というマイノリティだから同性愛者に共感するのか、マイノリティ感が先にあって、同性愛者に共感してそのマイノリティ感を表現しているフィクションに自己投影して腐女子になっていくのかはわかりません。タマゴが先かニワトリが先か、って話ですね~。
なんてことも考えました。
公式サイト http://milk-movie.jp/enter.html
あらすじ: 1972年のニューヨーク。金融や保険業界で働いていたミルク(ショーン・ペン)は、20歳年下のスコット(ジェームズ・フランコ)と出会い、恋に落ちる。二人は新天地を求めてサンフランシスコに移り住み、小さなカメラ店を開店。そこはたちまち同性愛者やヒッピーたちのよりどころとなり、ミルクは彼らを快く思わない保守派に対抗した新しい商工会を結成することになる。(シネマトゥデイ)
以下、ネタバレ注意!
じわじわといい映画でした。
実在の人物、それも暗殺された人と言うことで、最後は死んで終わる、というのは初めからわかっていて、実際に映画の中でも最初に「8年後に殺される」ことがわかっているので、もっと「泣かせ」に走れば号泣させられると思うのですが、そこをガス・ヴァン・サント監督は、非常にクールに、抑制して演出していて、だからこそ余計に見終わったあとの余韻がいつまでも続くように思います。
(それでも、一緒に行った友人と、隣に座っていたカップルの女の子はしみじみ泣いてました。)
当時の映像も頻繁に挿入されて、半分ドキュメンタリー風味。だから、けっして観客を、”昔の遠いフィクション”を見ている気分に留めておこうとしない。今生きているわたしたちと地続きの地平で生きていた人たちの戦いであって、気軽に感情移入を許さない作りになっていると思う。
かといって、本当のドキュメンタリーのような説明口調でもないし。
監督の力量がさりげなく、けれど惜しみなく投入されているように思いました。
主演のショーン・ペンもすごい。
まるっきり、Gay(性癖でなく、陽気なという意味での)な性格の人にしか見えない。
エンドクレジットの直前に、実際のハーヴィー・ミルクの動画がちらっと映るんですが、ショーン・ペンとはまるっきり顔立ちが違うのに、笑い方が一緒! なので、全然違和感を覚えませんでした。すごいなぁ。
ミルクの恋人役のジェームズ・フランコが、ちゃんとゲイっぽいハンサムで、二人のらぶらぶっぷりも見ていて幸せな気分になれました。
二人とも役者だよな~。
フランコがミルクの元を離れた後に恋人になった子(名前失念)が、ちょっと頭の弱い子ちゃんを好演してました。正直うっとうしいんですが(笑)憎めない。
それと、ミルクの選挙スタッフたちそれぞれが印象的。特に、クリーヴくんが可愛い……と思っていたら、あ、メガネか。メガネが私の心の琴線を掴んだのか!!
ミルクを暗殺する同僚役。なぜミルクを殺すに至ったかという動機のひとつを、監督はさりげなく示しているのですが、あれはホモフォビアの問題に意識の低い人のうちどれくらいが気づくんだろうか……?
いや、BLではわりと当て馬の心理としてメジャーなんですが(汗)。
と、思いつくままに印象を並べてみましたが、同性愛を扱っているからと言って、関心のない人に避けて欲しくない、映画としてもとてもよくできた作品だと思いました。
そして、やはり私のココロの弱いところを突く映画でした。
私は同性愛者でもないしいろんな意味でマイノリティではなくて、強いて言えば腐女子属性がマイノリティですがそれだってきちんと隠して一般の生活を送っていますが。
それでも、子どものころから常にマイノリティ感を抱えて生きてきたんだなぁと、この映画を見ながらしみじみ感じました。
素の自分は周囲に受け入れてもらえない、という根深い自己不信感が、ゲイである生きにくさを生きている人たちに、共感するんだろうなぁと思いました。(あまり上手く言えてません)
もっとも、腐女子というマイノリティだから同性愛者に共感するのか、マイノリティ感が先にあって、同性愛者に共感してそのマイノリティ感を表現しているフィクションに自己投影して腐女子になっていくのかはわかりません。タマゴが先かニワトリが先か、って話ですね~。
なんてことも考えました。
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以前、スペインの昼ドラのカップルにはまっているという話を書きました。
http://yogiribook.diarynote.jp/200811191940259054/
この2人の、髪の黒いほうの俳優さんの作品歴を調べておりまして、1本だけ、子どものころに映画に出演したことがあると判明し、英語字幕のついているDVDが出ているのもわかったので、取り寄せてみました。<凝り性
La ciudad de los prodigios[DVD]
http://www.amazon.co.jp/dp/B000A1HN8G
本人はほんの十秒足らず出てきたきりとはいえ、見つけただけでタイヘン満足だったのですが、映画自体もなかなか面白い映画でした。
原作はこちら。
エドゥアルド・メンドゥサ「奇蹟の都市」国書刊行会、1996
http://www.amazon.co.jp/dp/433603592X
19世紀末のバルセロナを舞台にしたノワール映画で、モデルニスモ建築のモダンで重厚な街を舞台に、セピア色な画面で怪しい男たちが策略をめぐらす話でした。
……そしてなぜか女装癖のある男が出てきて、
な ぜ ス ペ イ ン 映 画 は 必 ず ゲ イ を 出 さ な い と 気 が す ま な い ん だ ?!
と、我ながら顎のはずれる思いをいたしました(汗)。
http://yogiribook.diarynote.jp/200811191940259054/
この2人の、髪の黒いほうの俳優さんの作品歴を調べておりまして、1本だけ、子どものころに映画に出演したことがあると判明し、英語字幕のついているDVDが出ているのもわかったので、取り寄せてみました。<凝り性
La ciudad de los prodigios[DVD]
http://www.amazon.co.jp/dp/B000A1HN8G
本人はほんの十秒足らず出てきたきりとはいえ、見つけただけでタイヘン満足だったのですが、映画自体もなかなか面白い映画でした。
原作はこちら。
エドゥアルド・メンドゥサ「奇蹟の都市」国書刊行会、1996
http://www.amazon.co.jp/dp/433603592X
19世紀末のバルセロナを舞台にしたノワール映画で、モデルニスモ建築のモダンで重厚な街を舞台に、セピア色な画面で怪しい男たちが策略をめぐらす話でした。
……そしてなぜか女装癖のある男が出てきて、
な ぜ ス ペ イ ン 映 画 は 必 ず ゲ イ を 出 さ な い と 気 が す ま な い ん だ ?!
と、我ながら顎のはずれる思いをいたしました(汗)。
動物園で逢いましょう
2009年3月18日 本・映画にまつわるよしなし事
うお、鉱物シリーズの新刊(といっても初出は2001年)が出てたのか!
そういや革命シリーズもずいぶん読んでないけれどすでに7巻も出てたのね。
そして、表紙のイラストを見て、最初はなんだかわからなかったんですが、タイトルを考えたら「あ、上野動物園だ!」とわかる自分がちょっとカワイイ。なんていっておいて上野動物園じゃなかったら恥ずかしい……。
そういや革命シリーズもずいぶん読んでないけれどすでに7巻も出てたのね。
そして、表紙のイラストを見て、最初はなんだかわからなかったんですが、タイトルを考えたら「あ、上野動物園だ!」とわかる自分がちょっとカワイイ。なんていっておいて上野動物園じゃなかったら恥ずかしい……。
坂道のアポロン 3 (フラワーコミックス)
2009年3月15日 読書記録(まんが)
厳選した、新刊出てたマンガその2.
うわーんセイシュンだ! 薫さんと律子ちゃんがセイシュンだ!
そして、薫さんと千太郎の仲良しっぷりは、ゼッタイありえないと思いながらも一線越えて欲しいと心の片隅でちょっぴり思うのは、青春ソバットの感想と真逆なのが我ながらおかしい。
というかこの2冊を続けて読んだら、薫くんと白洲のキャラが混じってしまう~(汗)。
うわーんセイシュンだ! 薫さんと律子ちゃんがセイシュンだ!
そして、薫さんと千太郎の仲良しっぷりは、ゼッタイありえないと思いながらも一線越えて欲しいと心の片隅でちょっぴり思うのは、青春ソバットの感想と真逆なのが我ながらおかしい。
というかこの2冊を続けて読んだら、薫くんと白洲のキャラが混じってしまう~(汗)。
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青春ソバット 2 (2) (IKKI COMICS)
2009年3月14日 読書記録(まんが) コメント (2)
久々にふらっと近所のオタク御用達書店に行ったら、続きを待ってたマンガや本があれもこれも売っていて、3冊厳選したもののうちの1冊。
若いころ(……遠い目)に読んでいたら、この主人公の2人がカップルにならないと「つまんねー」とか思っていただろうけれど、今ではこの2人にはぜひ友情の一線を保って欲しい。年をとったものね(涙)。
かなりギリギリな雰囲気が漂っているのですが、このギリギリ感がいいのです。
若いころ(……遠い目)に読んでいたら、この主人公の2人がカップルにならないと「つまんねー」とか思っていただろうけれど、今ではこの2人にはぜひ友情の一線を保って欲しい。年をとったものね(涙)。
かなりギリギリな雰囲気が漂っているのですが、このギリギリ感がいいのです。
白洲次郎 占領を背負った男 上 (講談社文庫)
2009年3月14日 読書記録第4紀(07.10~)
姉の家に遊びにいってお茶をしながらおしゃべりしていて、白洲次郎のドラマの話になった。
そのときは、わたしはBShiで一足先に見ていて、姉はまだ見ていなかったので、
「ドラマ、かなりよくできてるよ。今度白洲次郎の本も読んでみようかと思った」
といったところ、姉が
「本持ってるよ。読み終わってるから貸してあげるよ」
と言って文庫二冊を持たせてくれました。
とりあえず上巻を読み終わったのでここに報告。
読み始めて数10ページほどで、「これ、なんだか社歴の長い、下手に文章に自信のある社員が書いた社史みたい」(どういう比喩だ……)という印象にとらわれて、なんだかこそばゆくなりました。
著者略歴を見てみたら、やはり普通の経済人で文章も書く、という人のようです。
とりあえずこういう、ドキュメンタリなのにフィクション描写が混じる文体は、どこまでが客観的事実でどこからが著者の想像なのか、いちいち考えながら読まなきゃならないので苦手です……。
だったら山崎豊子のように完全フィクションの体裁で書くか、塩野七生くらいもっと客観事実寄りに書いてくれるといいのだけれどなぁ。
下巻に入る前に別の本を読み始めてしまったので、いったんお休み。
そのときは、わたしはBShiで一足先に見ていて、姉はまだ見ていなかったので、
「ドラマ、かなりよくできてるよ。今度白洲次郎の本も読んでみようかと思った」
といったところ、姉が
「本持ってるよ。読み終わってるから貸してあげるよ」
と言って文庫二冊を持たせてくれました。
とりあえず上巻を読み終わったのでここに報告。
読み始めて数10ページほどで、「これ、なんだか社歴の長い、下手に文章に自信のある社員が書いた社史みたい」(どういう比喩だ……)という印象にとらわれて、なんだかこそばゆくなりました。
著者略歴を見てみたら、やはり普通の経済人で文章も書く、という人のようです。
とりあえずこういう、ドキュメンタリなのにフィクション描写が混じる文体は、どこまでが客観的事実でどこからが著者の想像なのか、いちいち考えながら読まなきゃならないので苦手です……。
だったら山崎豊子のように完全フィクションの体裁で書くか、塩野七生くらいもっと客観事実寄りに書いてくれるといいのだけれどなぁ。
下巻に入る前に別の本を読み始めてしまったので、いったんお休み。
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向日性のとびら (花音コミックス)
2009年3月13日 読書記録(まんが)
仕事で疲れて帰ってきた帰宅途中の書店にふらりと立ち寄り、なんとなくBLの棚をブラウジング(笑)していて、感じのいい表紙だったのと年の差カップルらしいというので購入。
以下ネタバレ
はじめは、
*はからずも同居することになった2人の日常モノ
かと思ったのですが、途中で
*人体実験により超人能力を持った受と、世間からの偏見から彼を守る攻
なのかと思い直したものの、さらに読み進めると
*人体実験の唯一の成功例である受と、彼を奪おうとする組織から彼を守る一般人攻
のような気もしてきたところ、どうやら
*兄が残した実験データをそれと知らずに持っている攻と、それを奪おうとする様々な組織。その組織のエージェントの1人である受
という話らしい。と思っていたのに、最後になって
*実は記憶喪失だった攻と、記憶を失う前に彼に片思いをしていた受
の話に落ち着いた。
そんな話なので、最初こそえちシーンがあるものの途中からすっかり記憶を失った攻にまつわる謎の話になり、しかも複雑な背景を持っているのでネームがめちゃくちゃ多い(笑)。
その手の話はきらいじゃないし、絵が好みだったので楽しく読みましたが、コレ、人によっては怒るか投げるかするんじゃないかと心配しております。
以下ネタバレ
はじめは、
*はからずも同居することになった2人の日常モノ
かと思ったのですが、途中で
*人体実験により超人能力を持った受と、世間からの偏見から彼を守る攻
なのかと思い直したものの、さらに読み進めると
*人体実験の唯一の成功例である受と、彼を奪おうとする組織から彼を守る一般人攻
のような気もしてきたところ、どうやら
*兄が残した実験データをそれと知らずに持っている攻と、それを奪おうとする様々な組織。その組織のエージェントの1人である受
という話らしい。と思っていたのに、最後になって
*実は記憶喪失だった攻と、記憶を失う前に彼に片思いをしていた受
の話に落ち着いた。
そんな話なので、最初こそえちシーンがあるものの途中からすっかり記憶を失った攻にまつわる謎の話になり、しかも複雑な背景を持っているのでネームがめちゃくちゃ多い(笑)。
その手の話はきらいじゃないし、絵が好みだったので楽しく読みましたが、コレ、人によっては怒るか投げるかするんじゃないかと心配しております。
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ブラック・ダリア
2009年3月6日 読書記録第4紀(07.10~) コメント (7)
なぜかいまさらブラック・ダリア。しかもこれが初エルロイ。
映画はL.A.コンフィデンシャルだけ鑑賞済み。
いやー長い長い。おかげでずいぶん間が空いてしまったけれど、これだけ長いのに飽きさせないのはすごいなぁ。
現実にあって迷宮入りした殺人事件がモチーフだというので、どうやって事件にけりをつけるのか、もしかして「殺人の追憶」みたいに、結局答えを出さない宙ぶらりんのまま終わるのか?!と冷や冷やしながら読み進めましたが、フィクションとしてきちんと事件の犯人を出し、しかもそれを世の中に現さないための理由付けがしっかりしていてよかったです。
さらに最後に主人公が幸せに終わったので、読後感もよいし。
久しぶりに充実した小説体験でした。
【追記】
そういえば、この話を読んでいる間中、なぜか主人公を黒人に脳内変換している自分が不思議でした。(本当はドイツ系移民)
映画はL.A.コンフィデンシャルだけ鑑賞済み。
いやー長い長い。おかげでずいぶん間が空いてしまったけれど、これだけ長いのに飽きさせないのはすごいなぁ。
現実にあって迷宮入りした殺人事件がモチーフだというので、どうやって事件にけりをつけるのか、もしかして「殺人の追憶」みたいに、結局答えを出さない宙ぶらりんのまま終わるのか?!と冷や冷やしながら読み進めましたが、フィクションとしてきちんと事件の犯人を出し、しかもそれを世の中に現さないための理由付けがしっかりしていてよかったです。
さらに最後に主人公が幸せに終わったので、読後感もよいし。
久しぶりに充実した小説体験でした。
【追記】
そういえば、この話を読んでいる間中、なぜか主人公を黒人に脳内変換している自分が不思議でした。(本当はドイツ系移民)
数年前に花粉症仲間から、「これ、眠くなりにくくていいよ!」と薦められました。
効用としては「皮膚炎、皮膚のかゆみ、鼻炎」なんですが、まあ皮膚全体のアレルギー反応に効くのかな? 錠剤で、生薬と化学物質からできていて、効き目は穏やかなんですがその分眠くなりにくいです。あと、その辺のドラッグストアで普通に売ってるので買いやすい。
症状の出始める前から飲み続けるといい感じ。まあ、漢方系なので体質によって効く/効かないはあると思いますが。
また、自分は自覚ありませんが、ニキビにも効くみたいですね~。
効用としては「皮膚炎、皮膚のかゆみ、鼻炎」なんですが、まあ皮膚全体のアレルギー反応に効くのかな? 錠剤で、生薬と化学物質からできていて、効き目は穏やかなんですがその分眠くなりにくいです。あと、その辺のドラッグストアで普通に売ってるので買いやすい。
症状の出始める前から飲み続けるといい感じ。まあ、漢方系なので体質によって効く/効かないはあると思いますが。
また、自分は自覚ありませんが、ニキビにも効くみたいですね~。
FLAG 一千万のクフラの記録
2009年2月22日 映画鑑賞記録第3紀(09.02~)
たまたまテレビをつけたらNHK BShiにチャンネルが合っていて、いきなり始まった、ちょっと変わったアニメをそのまま見続けてしまった。
すごく面白かったし、興味深かった。
中央アジアの架空の国の内戦に国連軍が調停に入り、その戦闘を記録するカメラマンと、彼女の先輩カメラマンとの写真や動画の記録、という形で構成されたアニメ。だから、画面はほぼ常にデジタルカメラの枠線やバッテリー残量が入ってるし、手ぶれするし。
元はWebアニメだったらしい。そうでなきゃこれほど実験的なアニメは作れないだろうな。
見終わってからウェブで調べてみたら、総監督の高橋良輔という人は、ボトムズの人か!
判る気がする~。そして、だからこそサンライズのロボットアニメで育った世代の、心のツボにヒットするのね。
すごく面白かったし、興味深かった。
中央アジアの架空の国の内戦に国連軍が調停に入り、その戦闘を記録するカメラマンと、彼女の先輩カメラマンとの写真や動画の記録、という形で構成されたアニメ。だから、画面はほぼ常にデジタルカメラの枠線やバッテリー残量が入ってるし、手ぶれするし。
元はWebアニメだったらしい。そうでなきゃこれほど実験的なアニメは作れないだろうな。
見終わってからウェブで調べてみたら、総監督の高橋良輔という人は、ボトムズの人か!
判る気がする~。そして、だからこそサンライズのロボットアニメで育った世代の、心のツボにヒットするのね。
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コーミア! コーミア!!!
2009年2月20日 本・映画にまつわるよしなし事なんと、ロバート・コーミアの「フェイド」を映画化するらしい。
http://www.variety.com/article/VR1117998137.html?categoryid=2431&cs=1
そういや、ずいぶん前に「心やさしく」の映画化の話もあったなぁ……。
http://diarynote.jp/d/20675/20051122.html
「記憶の旅人」(主演:イライジャ・ウッド)も原作コーミアだったっけか(原題:The Bumblebee Flies Anyway。未訳)。ちゃんと見てないけど、とてもコーミアとは思えないファンタジックな映画だったような?
……ま、期待しないで待て、ってことですな(涙)。
http://www.variety.com/article/VR1117998137.html?categoryid=2431&cs=1
そういや、ずいぶん前に「心やさしく」の映画化の話もあったなぁ……。
http://diarynote.jp/d/20675/20051122.html
「記憶の旅人」(主演:イライジャ・ウッド)も原作コーミアだったっけか(原題:The Bumblebee Flies Anyway。未訳)。ちゃんと見てないけど、とてもコーミアとは思えないファンタジックな映画だったような?
……ま、期待しないで待て、ってことですな(涙)。
私たちがやったこと (新潮文庫)
2009年2月17日 読書記録第4紀(07.10~)
アメリカの女性現代作家の短編集。恋愛に没頭するあまり現実と妄想のあわいをさまようような小説。簡潔な表現で、日本語がきれい。
基本的に主人公は「わたし」で恋人は「あなた」。
なんとなく男女の恋愛の話しかと思って読んでいたのだけれど、ときどきふつうに女性同士の恋人の話が出てきて、そういや英語で書いたらIもYouも性は不明なので、男女の話だと思って読んでいた作品も、もしかしたら女性同士だったのかもしれない。
解説に「レズビアン作家」とてらいもなく書かれていて、「そんなつもりでこの本を選んだんじゃなかったのに」とちょっと涙目。
基本的に主人公は「わたし」で恋人は「あなた」。
なんとなく男女の恋愛の話しかと思って読んでいたのだけれど、ときどきふつうに女性同士の恋人の話が出てきて、そういや英語で書いたらIもYouも性は不明なので、男女の話だと思って読んでいた作品も、もしかしたら女性同士だったのかもしれない。
解説に「レズビアン作家」とてらいもなく書かれていて、「そんなつもりでこの本を選んだんじゃなかったのに」とちょっと涙目。
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Nico & Dani
2009年2月14日 映画鑑賞記録第3紀(09.02~)絶賛スペイン強化月間。米密林から購入したDVDの2本目。
Nico & Dani(原題:Krampack)
http://www.amazon.co.jp/dp/B00005QASO/
http://www.imdb.com/title/tt0250478/
上の紹介だけだとわかりにくいですが、主人公はダニ(16歳)。「親友を超えた」というのは、お互いに、そのう、いわゆるマスかきっこするくらい仲良しだ、ということです。ダニはいいとこの坊ちゃんで、ニコはどうやら労働階級の子どもらしい。
そして、ニコは「この夏こそDT捨てたい!」と公言する一方、ダニはニコと2人で遊びたいと思っていて、それが友情を超えていることに気づき始めて……。
という青い春なお話でした。
ダニが、自分の感情をもてあましてあっちへぶつかりこっちへぶつかりしているところが、もう年寄りにはイタ痒くて切なかったです~。
彼は父親の友人の作家と知り合うのですが、この作家がゲイらしいと知るとこの大人の男をも振り回すダニ。作家がいいヤツなので、なんか余計にダニの迷走っぷりが痛ましい。
でも最後は、「ノンケに告白(or気持ちがばれる)→絶交されて終わり→別のゲイな男と知り合う」なんて単純な終わり方じゃなくて、哀しい未来を予感させつつも後味はよく終わって、よい映画でした。
Nico & Dani(原題:Krampack)
http://www.amazon.co.jp/dp/B00005QASO/
http://www.imdb.com/title/tt0250478/
ある夏のこと。バルセロナに住むニコは地中海にある親友ダニの別荘に招かれる。ニコとダニは親友を超えた親友どおし。そんな矢先にニコとダニはセクシーなエレナとかわいいベルタに出会う。意気投合した4人。エレナとベルタはサンドウィッチをつくり、ふたりをビーチに誘う。
(シネフィル・イマジカの「ニコとダニの夏」内容紹介より)
上の紹介だけだとわかりにくいですが、主人公はダニ(16歳)。「親友を超えた」というのは、お互いに、そのう、いわゆるマスかきっこするくらい仲良しだ、ということです。ダニはいいとこの坊ちゃんで、ニコはどうやら労働階級の子どもらしい。
そして、ニコは「この夏こそDT捨てたい!」と公言する一方、ダニはニコと2人で遊びたいと思っていて、それが友情を超えていることに気づき始めて……。
という青い春なお話でした。
ダニが、自分の感情をもてあましてあっちへぶつかりこっちへぶつかりしているところが、もう年寄りにはイタ痒くて切なかったです~。
彼は父親の友人の作家と知り合うのですが、この作家がゲイらしいと知るとこの大人の男をも振り回すダニ。作家がいいヤツなので、なんか余計にダニの迷走っぷりが痛ましい。
でも最後は、「ノンケに告白(or気持ちがばれる)→絶交されて終わり→別のゲイな男と知り合う」なんて単純な終わり方じゃなくて、哀しい未来を予感させつつも後味はよく終わって、よい映画でした。
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Queens
2009年2月11日 映画鑑賞記録第3紀(09.02~)スペイン強化月間につき、円高の勢いで米密林からスペイン映画DVDを2本購入してみました。本当はスペイン語字幕もついている作品をスペインから買えば、勉強にもなるかなぁと思うのですが、それにはスペイン語のDVD通販サイトで申し込みをしなければならないと言う高いハードルがあるので諦めました(苦笑)。
さて、その2本のうちの1本。
Queens(原題:Reinas)
http://www.amazon.com/gp/product/B000IY04SG
http://www.imdb.com/title/tt0434304/
スペインでは2005年に同性婚が合法化しました。それにあわせて結婚式を挙げるゲイカップルのためにホテルが集団結婚式を企画する、という設定。幸せなカップルたちはそれぞれ親を式に招待するのですが、親はまだ自分の息子がゲイだと割り切れなかったり信じたくなかったり、認めているけれど別の問題を抱えていたり……。
そんな、3カップルの母親5人の物語が入り乱れる、金曜から日曜の結婚式までのグランドホテル形式と言っていいのかしら?のコメディ映画です。
人間関係も入り乱れていれば時間軸も前後するので、英語字幕を一生懸命追っていてもなかなか最初は理解するのがタイヘンでした。
あくまで主役は5人の母親で、おそらくスペインでも指折りの演技派女優さんたちを集めているのではないかと思います。トレーラーを見ても、名前が出るのは母親たちだもの。で、またこの人たちがキョーレツで(苦笑)。
息子が結婚するくらいの年回りなんですが、自身の恋とSexに対する熱意がもうラテ~ンなんです。5人のうち3人のそういうシーンがあります。
つまり、タイトルのQueensとは、この母親たち(+犬)のことなんですね。
それはさておき、主役じゃないけど3組のカップルたちなんですが、
その1:ステージ監督×固い家の息子
ステージ監督がメガネです。警察のエラい人なパパと判事のママの息子は、途中で大きな過ちをしでかすのですが、その反省の仕方がカワイイです。
その2:近所の幼馴染同士
うわーそれなんてBL! この2人は終始らぶらぶなので見ていてホッとします。子どものころの2人の映っているホームビデオを、片方の母親が感慨深げに見ているシーンにしみじみします。この2人、どんな経緯でカップルになったのかしら♪
その3:ホテルの支配人の息子×整体師
ブエノスアイレスから愛犬を連れてやってきた整体師のママが、都会で洗練されたホテルの支配人の息子(でもおバカ)と上手くいかないんですが、整体師はなんと言ってもラテンの男なのでかならずママを優先するので彼氏と上手くいかなくなってしまいます。いかにもスペインな展開。
笑えるしほのぼのするし最後はハッピーエンドなので、満足度が高い映画です。
でも、先日ここで紹介したカタルーニャの昼ドラの美形かっぷると比べてしまうと、やはり「フツウな男」なんですよね~。(<もっとも、ゲイ=コメディリリーフでないだけBLな感覚で楽しめます。)
さて、その2本のうちの1本。
Queens(原題:Reinas)
http://www.amazon.com/gp/product/B000IY04SG
http://www.imdb.com/title/tt0434304/
スペインでは2005年に同性婚が合法化しました。それにあわせて結婚式を挙げるゲイカップルのためにホテルが集団結婚式を企画する、という設定。幸せなカップルたちはそれぞれ親を式に招待するのですが、親はまだ自分の息子がゲイだと割り切れなかったり信じたくなかったり、認めているけれど別の問題を抱えていたり……。
そんな、3カップルの母親5人の物語が入り乱れる、金曜から日曜の結婚式までのグランドホテル形式と言っていいのかしら?のコメディ映画です。
人間関係も入り乱れていれば時間軸も前後するので、英語字幕を一生懸命追っていてもなかなか最初は理解するのがタイヘンでした。
あくまで主役は5人の母親で、おそらくスペインでも指折りの演技派女優さんたちを集めているのではないかと思います。トレーラーを見ても、名前が出るのは母親たちだもの。で、またこの人たちがキョーレツで(苦笑)。
息子が結婚するくらいの年回りなんですが、自身の恋とSexに対する熱意がもうラテ~ンなんです。5人のうち3人のそういうシーンがあります。
つまり、タイトルのQueensとは、この母親たち(+犬)のことなんですね。
それはさておき、主役じゃないけど3組のカップルたちなんですが、
その1:ステージ監督×固い家の息子
ステージ監督がメガネです。警察のエラい人なパパと判事のママの息子は、途中で大きな過ちをしでかすのですが、その反省の仕方がカワイイです。
その2:近所の幼馴染同士
うわーそれなんてBL! この2人は終始らぶらぶなので見ていてホッとします。子どものころの2人の映っているホームビデオを、片方の母親が感慨深げに見ているシーンにしみじみします。この2人、どんな経緯でカップルになったのかしら♪
その3:ホテルの支配人の息子×整体師
ブエノスアイレスから愛犬を連れてやってきた整体師のママが、都会で洗練されたホテルの支配人の息子(でもおバカ)と上手くいかないんですが、整体師はなんと言ってもラテンの男なのでかならずママを優先するので彼氏と上手くいかなくなってしまいます。いかにもスペインな展開。
笑えるしほのぼのするし最後はハッピーエンドなので、満足度が高い映画です。
でも、先日ここで紹介したカタルーニャの昼ドラの美形かっぷると比べてしまうと、やはり「フツウな男」なんですよね~。(<もっとも、ゲイ=コメディリリーフでないだけBLな感覚で楽しめます。)
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現代スペイン読本 知っておきたい文化・社会・民族
2009年2月10日 読書記録第4紀(07.10~) コメント (3)
ただいま絶賛スペイン強化月間。<なにそれ
この本は、現代の……というかフランコ独裁が終わった1975年以降のスペインについて歴史・文化・政治経済等々15のテーマでそれぞれの分野の専門家が書いた文章をまとめたもの。1つのテーマについて20ページ前後が割かれているので、前から順に読む必要はなく、関心のある章を拾い読みしてもいい。
というか、書き手がばらばらなので内容の濃度や読みやすさもばらばら。第1章の、フランコまでのスペインの歴史を概観した章など校正漏れの誤字・脱字が散見されてかなりどーしよーかと思う内容だったけれど、現代史の部分は、自分の記憶にもうっすらと残ることがきちんと説明されていて非常におもしろかった。
ちなみにわたしにとってのスペイン史とは、
アルタミラ→密偵ファルコ→アルハンブラ宮殿→レコンキスタ!→女王フアナ→Fresh & Blood(カルロスI世)→(この辺でアラトリステ?)→マチュリン先生→ガウディ→ゲルニカ→パンズ・ラビリンス→風の影→バルセロナ・オリンピック→マドリッドの列車爆破テロ
って感じで、なんかすごく間違ってるらしいので(「誰がために鐘はなる」は? ドン・キホーテは? コロンブスは?)、この本を読んで整理できて、これからスペイン映画を見ても時代背景がよく分かると思います。(……それか)
というか、吉田彩子先生(「スペインの現代社会」担当)! 超絶おもしろい文章書くなぁ。たびたびスペインに滞在していて、スペインとスペイン人を愛しているけれどだからこそ辛らつな物言いもできる、というか。大学の先生なんだけれど、スペインについてのエッセイ書いてくれないかなぁ。
この本は、現代の……というかフランコ独裁が終わった1975年以降のスペインについて歴史・文化・政治経済等々15のテーマでそれぞれの分野の専門家が書いた文章をまとめたもの。1つのテーマについて20ページ前後が割かれているので、前から順に読む必要はなく、関心のある章を拾い読みしてもいい。
というか、書き手がばらばらなので内容の濃度や読みやすさもばらばら。第1章の、フランコまでのスペインの歴史を概観した章など校正漏れの誤字・脱字が散見されてかなりどーしよーかと思う内容だったけれど、現代史の部分は、自分の記憶にもうっすらと残ることがきちんと説明されていて非常におもしろかった。
ちなみにわたしにとってのスペイン史とは、
アルタミラ→密偵ファルコ→アルハンブラ宮殿→レコンキスタ!→女王フアナ→Fresh & Blood(カルロスI世)→(この辺でアラトリステ?)→マチュリン先生→ガウディ→ゲルニカ→パンズ・ラビリンス→風の影→バルセロナ・オリンピック→マドリッドの列車爆破テロ
って感じで、なんかすごく間違ってるらしいので(「誰がために鐘はなる」は? ドン・キホーテは? コロンブスは?)、この本を読んで整理できて、これからスペイン映画を見ても時代背景がよく分かると思います。(……それか)
というか、吉田彩子先生(「スペインの現代社会」担当)! 超絶おもしろい文章書くなぁ。たびたびスペインに滞在していて、スペインとスペイン人を愛しているけれどだからこそ辛らつな物言いもできる、というか。大学の先生なんだけれど、スペインについてのエッセイ書いてくれないかなぁ。
センチメンタルガーデンラバー
2009年2月3日 読書記録(まんが)
リンクしている複数の方がよいと書かれていたので、読んでみました。
うわーなんて可愛いんだ~♪
もう一歩受けが女々しいと蹴倒したくなるところですが、絵もきれいなので許容範囲。
たまにこんな”すぅいいいいいいと(はぁと)”な話を読むと和みますなぁ。
うわーなんて可愛いんだ~♪
もう一歩受けが女々しいと蹴倒したくなるところですが、絵もきれいなので許容範囲。
たまにこんな”すぅいいいいいいと(はぁと)”な話を読むと和みますなぁ。
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