アバターが劇場公開されていた頃、甥と姪が近所のシネコンで3Dのアバターを見てきたという。
「どうだった?」
(2人、声をそろえて)「メガネが重かった!」

……最初の感想がソレか?

と、いうわけで、まだ3D映画を見たことがない私は、最初の3D映画はIMAXシアターで見るぞ!と思い決めておりました。
でも、東京近郊のIMAXシアターは川崎のみ。自宅からだと電車で1時間以上かかるので、なかなか思い切れずにいました。
が、「ヒックとドラゴン」は面白いという噂を聞き、また飛行シーンが多くて3Dのよさが出てるとも聞きました。
しかも監督・脚本はリロ&スティッチのコンビという。しかも言葉の通じない異種族間の友情というから、上映も終わりに近づく9月上旬、満を持して行ってきました。

■初3D映画の感想
取り合えずIMAXシアターのメガネはほとんど違和感なく、鑑賞の妨げになることはありませんでした。
そして、やっぱりおおっと感心する3D。奥行きが出るよりも、飛び出して見えるほうがやっぱり新鮮です。
でも、映画が始まって目が慣れれてくると、意外と3Dであることをあまり意識しなくなるのが我ながら興味深かったです。
ただ、疲れていて乱視が出ていたからか、画面の端のほうの焦点が合いにくいことがたまにありました。

■ストーリー
私は原作を読んでいないので(洋書は買ってみたのですが、子ども向けの本なのに挫折中…)、どれだけストーリーが原作に忠実かは知りません。かなり脚色してあるとも聞きました。
(途中保存)
月例会議を無難に乗り切り残務処理をしていた本日定時後。
ふと「あー、今夜は映画でも見よっかな?」と思い立ちました。
いままずは見ておきたいのは
・ヒックとドラゴン
・インセプション
のどちらか。でも、まだ3D映画を見たことがない私は、ヒックとドラゴンはIMAXシアターで初3Dで見るぞ!と思い決めておりますので、こんな突然IMAXシアターを探すところから始めるわけにもいかず、自宅近所のシネコンでインセプションの上映時間を調べたら、急いで帰ればその日の最終回に間に合うことが判明。
慌てて荷物をまとめて帰宅した次第。

この映画のことを最初に知ったときにはあまり見に行きたいという気が起こらなくて、ゆえにあまり自己規制せずにネタばれ感想も目にしていたので、どういうからくりかは分かって見に行ったのですが。

見終わったあとの最初の感想は、

「うわー、どうすんのよコレ」

でした。
話は複雑で一度で理解したとは到底思えませんが、何か、とんでもない映画を見たことだけはわかった! なんというか、エポックメーキングな。「2001年宇宙の旅」とか「ブレードランナー」とか、見てないけど「エヴァンゲリオン」とか「マトリックス」とか、なにかそういうレベルのものを見た気がした。
うん、こういう言葉は使いたくないけれど、「ヤバい映画」を見たなぁ。
まだこの感情を言葉に出来ないけれど、まじヤバい。

とはいえ。
この映画には、例に挙げた映画(アニメ)とはちょっと違うと感じるところもあり。
なんというか、萌えも燃えもないんですよね。なんだろう、この感じ。
たぶん、終始一貫、主人公が周りの人と深い交流を持とうとしないで、ずーっと内省的なままだったからだと思う。コミュニケーションがない。なので、主人公に変化がない。周りの人との関係性の変化がなく、なので萌えがないんです~。
それは面白くないとかではなくて、ただ、あくまで理性で見る映画だなぁ、というか。
隙がない映画。細部まで作りこまれていて、それを楽しめばよくて、妄想の余地が少ない。もちろん語られていない部分は(普通の映画よりも)多いのだけれど、それは、理性で埋めていく空白であって妄想で埋める隙じゃない。
すみません書いてる自分もよく分かりません……。

でも、すごい映画だった。あんなもの考え付く人にはなりたくない(笑)。

私信

2010年8月18日 つれづれ
うっかり更新してませんでしたが、えーと、主にBとかLとかのマンガを数冊読んでます……。

読んでみた。
いま出ている2巻からおもしろくなるそうなので、2巻も読んでから感想かきます。
先日、リンクさせていただいている秋林さんのおうちに遊びに行って、いろいろ秘蔵DVDを見せてもらってきました。
(秋林さん、ありがとうございました~♪)

イーサン・ホークのデビュー作(ちびリバー・フェニックスも出演)とか、いきなりハンサムくんに成長したリバーとか、あほっぽいキアヌとか、楽しうございました。
その中で、1本だけ全部通して見たのが、このR.クロウがオーストラリア時代に撮影した映画。

妻を亡くしシドニーに住んでいるハリー・ミッチェル(ジャック・トンプソン)は、24歳の息子でゲイであるジェフ(ラッセッル・クロウ)に理解を示し、何かと気を回し続けている。なぜなら、ハリーの母親も実は同性愛者だったからだ。しかし、息子がゲイであることがばれるや、再婚話が駄目になってしまうのはつらい…。そんな父と子のさわやかでせつない交流と絆をつづったヒューマン感動作。
まだ少年の面影を残す若き日のクロウが、繊細かつ愛情をストレートに表に出しながらの、観る者の胸をしめつける好演で魅せる一方、大島渚監督『戦場のメリークリスマス』や最近ではアンジェリーナ・ジョリー主演『ポアゾン』にも出演している名優J・トンプソンが、人生の年輪を感じさせる味わい深い名演を示してくれている。監督はケヴィン・ダウニングとジェフ・バートンの共同。(的田也寸志) (Amazon商品説明)


泣かせる映画でした。
父も息子も出来すぎなんですが、だからこそ生まれる葛藤とか。
でも、基本2人ともオージーらしく明るく前向きなので、後半で起こる悲劇も悲劇と感じさせずに明るい未来を予感させる、いい映画。

でも、ときどき登場人物がカメラに向かって話しかけるのだけは違和感……。
以前、デヴィッド・ウェナム出演のオーストラリア映画を海外通販して見ていたときにも、ときどき役者への登場人物についてのインタビューが差し挟まれるというなんとも奇妙な構成の映画があって、
「これがオーストラリア映画の特徴か?!」と驚愕しました。

あ、でももしかしたら、ウェナム作品とこの映画が同じ監督で、その監督のシュミってだけかもしれませんね。
オーストラリア映画に詳しい方がいたら、これがオーストラリア映画全般に言えることなのか、ぜひ教えていただきたいです。
オーランド・ブルーム出演の、ニューヨークを舞台に恋愛を巡る10の物語のオムニバス。

オーランドはちょっぴりしか出てきていないということもあり、なんとなく先延ばしにしていたらうっかりロードショーを見逃し、二番館での上映もあわや出張と重なって見逃すか、というところでしたが、やらなきゃならないあれやらこれやらをうっちゃって見て来ました。

同じく出演しているイーサン・ホーク好きの友だちとあまり期待せずに見てきたのですが、これが意外とよくって。
そうですね、質のいい恋愛小説短編集を読んだ気分。
小洒落た会話を楽しむ話もあれば、一瞬だけ交わり、離れていく恋愛もあれば、ちょっとSFというかファンタジーの要素のあるものもあります。それらを、普通のオムニバスのように各話ごとにクレジットを入れるのではなく、上手く繋いでありました。

肝心のオーリは、岩井俊二監督の話に出てました。本気で小汚い格好をしていてやさぐれているのに、それでも可愛い……。癒される……。

最近は「どうせ働かないんだ(涙)」とオーリのお仕事情報もあまり追いかけていなかったのですが、バンドのボーカル役の撮影が終了したり、三銃士のバッキンガム公役が決まったり、サイコな医者役も決まったりと、30を過ぎてようやく働き始める気になってくれたようでうれしいです。

え、婚約? そんな情報は脳内オミット(笑)。

表紙が薫さんにもどった第6巻。
淳兄が人が変わったようになってしまった理由も、立ち直るきっかけも、
最後に重大な行動に出るところも、すごく納得の行くエピソードで
綴られていて、よかった……。

やっと入手できました!
可愛いなあ。
でも続くのか!!

先日から、「兎オトコ虎オトコ」の2巻を探して書店を徘徊しているのですが、見つからないとついうっかり目に留まった別のBLマンガを購入してしまいます……。


ついぶたぶたシリーズを手に取ってしまうなんて、わたしも疲れているんだな……。


…………。



はっ! もしや読んでないシリーズがある!?
「青空の澄んだ色は」が大変気に入っている天禅桃子の新刊。
すごくいい感じに話は進むのに、気持ちが通じ合ったとたんに無意味にそっちの描写が濃くなるのが、オトナの事情を感じさせられて寂しい気分に。
あ、でも特に表題作はちょっと「青空の~」を思い起こさせるところもあって好きです♪

あー、もし電子書籍が一般化したら、BLはHシーンのページだけ抜いてその分安く購入できる選択肢を作って欲しい……。
BLは好きだけどHが読みたいわけじゃないんだよ……。どうせそんな読者は少数派でしょうが、ロングテールの少数派に対応できるのがデジタルなネットの世界のいいところだと思うんだけどな……(遠い目)。
この週末、風邪を引いたらしく微熱が出て体が動かず、ごろごろ寝ていたときに再読しました。
おばかな私は、この作品の発表当時はいまいち分からなかったんですよね。会社員になって組織の中で働くことが分かって、経験を重ねて酸いも甘いも分かるようになった今になって、やっとこの話を面白いと思えるようになった。
でも、本当に三原順って「物語」を描く作家だったのだなぁ。
今更ながらに惜しまれます。
なんでも今年は電子書籍元年なんだそうですが、仕事の勉強もかねてこの本を読んでみたのは、もともと著者のブログを愛読しているからです。
「電子書籍の衝撃」(佐々木俊尚、ディスカバー21新書、2010)は、著者のはったりに乗せられてしまいそうなので次に読みます(笑)。

現在の書籍流通の性質や、Googleブック検索があれだけ反発されたのにAmazonがすんなり受け入れられた理由なんかがわかりやすく書かれていて、本当に勉強になりました。
でも後半の、デバイス=クラウド生態系の概念の話に移っていくとちょっと理解に時間がかかったり(汗)。
この本の著者は、経済産業省の官僚ですが、それよりもオタクでApple信者であることがよく理解できる内容でした(笑)。
グーグルを(ロード・オブ・ザ・リングでなく)「指輪物語」のサウロンに例える辺りは「それはオタクでないと理解できないだろう」と突っ込みたくなりました。そして、この本を読んで初めて、姉ヶ崎寧々が何者か理解しました。
発売日にさっそく購入。
著者が、あっという間にBLのテンプレをマスターした、という感じの短編集でした(笑)。
でも、もっとこう、モンデンアキコ先生らしい、というか(と言えるほどもんでん作品を読んでいるわけではありませんが)、せっかく一般マンガからの参入なので、テンプレを打破していただくくらいの、いままでにないBLもお願いしたいなぁ、なーんて贅沢を言ってみたり。
そんなわけで、話としては一番最初の「探し物はなんですか?」が好きです。
キャラとしてはヤクザの木崎が、後書きにあるとおり著者の愛が溢れているからか一番気に入っています。あ、我慢できる子だからか?!
でもほんっとカッコイイ男を描ける方が参入してきてくださってうれしいです。
「処刑人」って結構古い映画だと思っていましたが、続編が公開されてるんですね!!
見に行きたいなぁ。
http://boondock2.jp/

それと、「9(ナイン)~9番目の奇妙な人形」。YouTubeで短編を見て、楽しみにしてたのにもう始まってるし!
http://9.gaga.ne.jp/

あと、「クロッシング」。気にはなっているけれど、見たら絶対ボロボロに泣いて立ち直れなくなりそうなので、気が引けている……。
http://www.crossing-movie.jp/
あとがきを読むと、なんだか続く感じ?

このマンガとは関係ないけれど、書店で本日発売のコーラスを前に買おうかどうしようか迷っていたら、横からやって来たお姉さんがサッと1冊掴んでレジへ立ち去っていって唖然(苦笑)。
一条ゆかりが目当てだったのか、もんでんあきこが目当てだったのか?
「裏方ほどおいしい仕事はない!」がどうしても検索して持って来れないのに、どうしてコレは「聖☆」だけでしっかりヒットするんだろう(涙目)。

とまれ、今回も大変面白かったです☆
実家に帰って、三原順のマンガを数冊持ち帰ってきました。

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