ダメダメだ……
2009年10月8日 本・映画にまつわるよしなし事今日、帰りの電車の中で何気なくケータイでWebブラウジングをしていたら、「きみがぼくを見つけた日」というベタなタイトルの映画の宣伝に行き当たった。
どっかで聞いたことのあるタイトルだな~と思いながら内容を読み進めてびっくりした。
これの映画化の話、完成してたのかー!!!
原作の感想>http://yogiribook.diarynote.jp/200605202114350000/
しかも、「ぼく」ことヒーローはエリック・バナが演じてるなんて!
……試写会。試写会応募しなきゃ! どんなに仕事が忙しかろうと見に行かなきゃだわ!!
ところが、思いっきり出遅れていて、ほとんどの試写会は今週やってるようでした。がっくり。
それでもまだ1,2本、応募できる試写会を見つけたのでがんばります!<カイシャ員としてその態度はいかがなものか。
どっかで聞いたことのあるタイトルだな~と思いながら内容を読み進めてびっくりした。
これの映画化の話、完成してたのかー!!!
原作の感想>http://yogiribook.diarynote.jp/200605202114350000/
しかも、「ぼく」ことヒーローはエリック・バナが演じてるなんて!
……試写会。試写会応募しなきゃ! どんなに仕事が忙しかろうと見に行かなきゃだわ!!
ところが、思いっきり出遅れていて、ほとんどの試写会は今週やってるようでした。がっくり。
それでもまだ1,2本、応募できる試写会を見つけたのでがんばります!<カイシャ員としてその態度はいかがなものか。
神保町・魔の300メートル
2009年9月27日 本・映画にまつわるよしなし事 コメント (2)昨日は仕事関係で1日外出していたのですが、帰りに神保町駅で乗り換えるのに、ついふらっと地上へ出てしまいました(笑)。
時刻は夕方5時過ぎ。古本屋もまだしばらく開店してます。神保町交差点から駿河台下の交差点まで、およそ300メートル。ここは、けっして真っ直ぐ歩くことの出来ない魔の領域……!!(笑)
さいわい?昨日はその予定がなかったので手持ちが少なく、厳選に厳選を重ねて以下を購入。
* 海外ドラマ研究誌「BJ PRESS 6」ドラマ編2 1997年発行
どうやら、個人で出したドラマ研究の同人誌らしく、まだ値付けもされてないものをレジに持っていったら散々悩まれた挙句店長さんが出てきて、「1200円です」。B5・100ページ足らずの本なのに!……おもしろいので買いました(笑)。
* タイ族が語る歴史 「センウィー王統紀」「ウンポン・スィーポ王統紀」 (東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所叢書 知られざるアジアの言語文化I)新谷忠彦、雄山閣、2008年
専門書にしては写真が多用されていて文字も読みやすく、前半はタイ族(タイ王国ではなく、民族としての)の文化風習について。後半は9世紀ごろから18世紀ごろまでの王統紀の日本語訳なんですが、なんでも、原本は1959年に、地方役人の家にあった資料をもとに書き写されたもののコピーが一度アメリカにわたり、そのコピーがビルマに戻ったものをさらにコピーしたものから翻訳されたそうで、そのコピーも端っこが切れていて18世紀以降の部分は正確さに欠けるので載っていないとか。
昨年発行でまだきれいだし、なんといっても定価7000円が2600円!
* EURO CITY MAP"Barcelona"
バルセロナの15000分の1地図。旅行に行く予定があるわけじゃないけど、行けたらいいなぁと思って購入。眺めているだけでもシアワセ。実は先週、行く予定もないのにガイドブックも買ってたりして……。
それと、昨日記録をつけたマンガ2冊。
本の重さは気にならないのが不思議(笑)。
時刻は夕方5時過ぎ。古本屋もまだしばらく開店してます。神保町交差点から駿河台下の交差点まで、およそ300メートル。ここは、けっして真っ直ぐ歩くことの出来ない魔の領域……!!(笑)
さいわい?昨日はその予定がなかったので手持ちが少なく、厳選に厳選を重ねて以下を購入。
* 海外ドラマ研究誌「BJ PRESS 6」ドラマ編2 1997年発行
どうやら、個人で出したドラマ研究の同人誌らしく、まだ値付けもされてないものをレジに持っていったら散々悩まれた挙句店長さんが出てきて、「1200円です」。B5・100ページ足らずの本なのに!……おもしろいので買いました(笑)。
* タイ族が語る歴史 「センウィー王統紀」「ウンポン・スィーポ王統紀」 (東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所叢書 知られざるアジアの言語文化I)新谷忠彦、雄山閣、2008年
専門書にしては写真が多用されていて文字も読みやすく、前半はタイ族(タイ王国ではなく、民族としての)の文化風習について。後半は9世紀ごろから18世紀ごろまでの王統紀の日本語訳なんですが、なんでも、原本は1959年に、地方役人の家にあった資料をもとに書き写されたもののコピーが一度アメリカにわたり、そのコピーがビルマに戻ったものをさらにコピーしたものから翻訳されたそうで、そのコピーも端っこが切れていて18世紀以降の部分は正確さに欠けるので載っていないとか。
昨年発行でまだきれいだし、なんといっても定価7000円が2600円!
* EURO CITY MAP"Barcelona"
バルセロナの15000分の1地図。旅行に行く予定があるわけじゃないけど、行けたらいいなぁと思って購入。眺めているだけでもシアワセ。実は先週、行く予定もないのにガイドブックも買ってたりして……。
それと、昨日記録をつけたマンガ2冊。
本の重さは気にならないのが不思議(笑)。
おんぶにだっこにかたぐるま。
2009年9月26日 読書記録(まんが)
おおお、驚いた!!!
事前にまったく情報を入れてなかったので、書店で見かけてひっくりかえりました。
表紙画像が出ないのが悔しい~。
これ、林檎×窓 じゃん?
(参考)http://yogiribook.diarynote.jp/200508241136550000/
事前にまったく情報を入れてなかったので、書店で見かけてひっくりかえりました。
表紙画像が出ないのが悔しい~。
これ、林檎×窓 じゃん?
(参考)http://yogiribook.diarynote.jp/200508241136550000/
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ジェフリー・バトル アーティスト・ブック
2009年9月22日 読書記録第4紀(07.10~) コメント (4)
はっはっは(乾いた笑い)。
私の好きな、カナダの元フィギュアスケート選手(現在、引退してプロになってます)の写真集が、なぜかこの日本で刊行されることの不思議。
(カナダでは1月に発行済み。当然購入済み)
しかもメッチャアイドル写真集っぽい企画らしいとのことで、たとえファンでも気恥ずかしく、もしやこれを買うのは踏み絵?羞恥プ■イ?わたし何か試されてる???と思いつつも予約しました。ええ。ファンの使命として(笑)。
届いたのは右写真のような、「これマジでフィギュアスケート選手の写真集かよ?」と毒づきたくなるような恥ずかしい表紙の大判写真集でしたが、あにはからんや。これが意外とよい出来でねぇ。バトルのコスプレ写真(ロッカー風とかゴシック・ロマネスク風?とか、着せ替えで遊ばれてる写真もある……)も、まあ許容範囲っつか、もはや矢でも鉄砲でももってこいってんだ!な心境で楽しむことが出来ました。
……こうしてファンは骨の髄までカネを吸い取られるのだな(遠い目)。
私の好きな、カナダの元フィギュアスケート選手(現在、引退してプロになってます)の写真集が、なぜかこの日本で刊行されることの不思議。
(カナダでは1月に発行済み。当然購入済み)
しかもメッチャアイドル写真集っぽい企画らしいとのことで、たとえファンでも気恥ずかしく、もしやこれを買うのは踏み絵?羞恥プ■イ?わたし何か試されてる???と思いつつも予約しました。ええ。ファンの使命として(笑)。
届いたのは右写真のような、「これマジでフィギュアスケート選手の写真集かよ?」と毒づきたくなるような恥ずかしい表紙の大判写真集でしたが、あにはからんや。これが意外とよい出来でねぇ。バトルのコスプレ写真(ロッカー風とかゴシック・ロマネスク風?とか、着せ替えで遊ばれてる写真もある……)も、まあ許容範囲っつか、もはや矢でも鉄砲でももってこいってんだ!な心境で楽しむことが出来ました。
……こうしてファンは骨の髄までカネを吸い取られるのだな(遠い目)。
青の系譜―古事記から宮沢賢治まで (横浜市立大学叢書)
2009年9月19日 読書記録第4紀(07.10~)
古代から現代までの、日本語のアヲ(青)とミドリ(緑)という言葉と、その指し示す色味について使用例を数え上げて考察している本。
一番分かりやすい例が、「なんで信号の”進め”はミドリのライトなのに青と呼ぶのか」ってのがありますが、信号機が日本で初めて登場したのは昭和5年だそうですが、100年足らずの間にもそんな「言葉と意味のずれ」ってのは起こっているってのがまずおもしろい。
というわけで学生時代に一度このテーマでレポートを書いたことがあったのですが、国語学を勉強したわけでもなかったし、レポートの書き方なんてちゃんと勉強してこなかったので、方法論とかまるでなってなかったなぁと、今になって反省してます。
この本のようなのが、本当の国語学の研究であるのだ、と。
いろいろと示唆に富んだ報告がなされているのですが、特に印象に残っているのが、
・色の名称は、冠位を示す色(つまり中国から入ってきた)に影響されたはず
・中世、柳は「アヲ」で松は「ミドリ」だった。
・空を「アヲ」と呼ぶようになったのは割りと最近
・黄色を「アヲ」と呼ぶ方言が、沖縄と青森(と飛騨?)に残っている
いま記憶で書いてるので、この本の趣旨とずれてたらすみません……。
一番分かりやすい例が、「なんで信号の”進め”はミドリのライトなのに青と呼ぶのか」ってのがありますが、信号機が日本で初めて登場したのは昭和5年だそうですが、100年足らずの間にもそんな「言葉と意味のずれ」ってのは起こっているってのがまずおもしろい。
というわけで学生時代に一度このテーマでレポートを書いたことがあったのですが、国語学を勉強したわけでもなかったし、レポートの書き方なんてちゃんと勉強してこなかったので、方法論とかまるでなってなかったなぁと、今になって反省してます。
この本のようなのが、本当の国語学の研究であるのだ、と。
いろいろと示唆に富んだ報告がなされているのですが、特に印象に残っているのが、
・色の名称は、冠位を示す色(つまり中国から入ってきた)に影響されたはず
・中世、柳は「アヲ」で松は「ミドリ」だった。
・空を「アヲ」と呼ぶようになったのは割りと最近
・黄色を「アヲ」と呼ぶ方言が、沖縄と青森(と飛騨?)に残っている
いま記憶で書いてるので、この本の趣旨とずれてたらすみません……。
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セックスとパーティと嘘
2009年9月17日 映画鑑賞記録第3紀(09.02~)
と、いうわけでさっそく行ってまいりました「ラテンビート映画祭」
訳その1>http://yogiribook.diarynote.jp/200908300030528320/
訳その2>http://yogiribook.diarynote.jp/200909161855009457/
実は事前にちょっとネットで既に見た人の日本語の感想がないかなぁと検索したのですが、たまたま見つけたのがものすごく評価が低く、「こりゃもしかしたらハズレかも」とあまり期待しないで見に行きました。
あらためて内容紹介の引用。
とりあえず、上映時間の半分は若者が入れ替わり立ち替わりドラッグやってるかセックスしてるか、という映画でした(汗)。
あまりにそういう描写が続くし、複数のストーリーが平行して進んでなかなか全体像が見えないので、中盤ではほとんど飽きがきて……。
正直、「親友に片思いして悩んでいる人」くらいしか感情移入できない。
のですが。
終盤になって、ある象徴的なシーンを見てハッとしました。
この映画、聖書をモチーフにしてたのか?!
いったんそれに気づくと、その後の話も画面作りも、聖書のあのエピソードやこのエピソードを模しているのが、素人目にもピンと来る。すると、妙にもったいぶった演出も腑に落ちる。
ホント、目からウロコでした。映画が終わったら拍手したくなった(笑)。
とはいえ、このキャラ=キリスト、という風に決まっている訳でもないようで、ある場面ではこの人がキリストだけど、別の場面では違うキャラ、というようでした。
ああー、こりゃ非キリスト教文化圏の人間には敷居が高いよ(涙)。もう一度初めからそういう目で見直したい。でも、きっと私には分からないこともたくさん盛り込まれてるに違いない。
誰かキリスト教の図像学とかに詳しい人に解説してほしい……。
訳その1>http://yogiribook.diarynote.jp/200908300030528320/
訳その2>http://yogiribook.diarynote.jp/200909161855009457/
実は事前にちょっとネットで既に見た人の日本語の感想がないかなぁと検索したのですが、たまたま見つけたのがものすごく評価が低く、「こりゃもしかしたらハズレかも」とあまり期待しないで見に行きました。
あらためて内容紹介の引用。
真夏のスペイン、アリカンテ。ビーチ、クラブ、ディスコやバーに集う若者達は、最高の夏を過ごそうと夜毎見境なく快楽に身を沈めていた。アルコール、ドラッグは当たり前、自らに嘘をつき友人を裏切り、若さと衝動に任せて体をぶつけ合う彼らも、やがてそれぞれの満たされない想いを感じ取り、心の隙間を埋めようと互いに身を寄せ始める。親友のニコに実らぬ恋心を抱くトニーもその一人。しかし彼の孤独に救いは無かった。クールなファッションに身を包むスペインのアイドル総出演。若者達の苦く切ない一夏の物語はアルモドバルの新作を抜き興行トップに。
http://www.hispanicbeatfilmfestival.com/jp09/mentiras_y_gordas.html
とりあえず、上映時間の半分は若者が入れ替わり立ち替わりドラッグやってるかセックスしてるか、という映画でした(汗)。
あまりにそういう描写が続くし、複数のストーリーが平行して進んでなかなか全体像が見えないので、中盤ではほとんど飽きがきて……。
正直、「親友に片思いして悩んでいる人」くらいしか感情移入できない。
のですが。
終盤になって、ある象徴的なシーンを見てハッとしました。
この映画、聖書をモチーフにしてたのか?!
いったんそれに気づくと、その後の話も画面作りも、聖書のあのエピソードやこのエピソードを模しているのが、素人目にもピンと来る。すると、妙にもったいぶった演出も腑に落ちる。
ホント、目からウロコでした。映画が終わったら拍手したくなった(笑)。
とはいえ、このキャラ=キリスト、という風に決まっている訳でもないようで、ある場面ではこの人がキリストだけど、別の場面では違うキャラ、というようでした。
ああー、こりゃ非キリスト教文化圏の人間には敷居が高いよ(涙)。もう一度初めからそういう目で見直したい。でも、きっと私には分からないこともたくさん盛り込まれてるに違いない。
誰かキリスト教の図像学とかに詳しい人に解説してほしい……。
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映画邦題の右往左往
2009年9月16日 本・映画にまつわるよしなし事先日メモしたラテンビート映画祭上映予定映画「セックスとパーティと嘘」。
(メモ)http://yogiribook.diarynote.jp/200908300030528320/
原題は”Mentires y Gordas”、直訳すると「嘘とブス」という意味らしい……。さすがに原題直訳では商業的に問題があったのか、原題とは1語しか同じでないタイトルです。似たような名前の有名な映画と混乱しそうなこの邦題の付け方はいかがなものか、と思っていたところ、この邦題のネタ元発見。
この映画がアメリカで公開されたときの題が”Sex Party & Lies"だったんですね(これまたなんというあからさまな)。
直訳するとまたちょっと問題がありそうなので、ないところに「と」を入れてみた、という苦肉の策が見て取れてちょっと涙(笑)。
ところが。
このタイトルのことをつらつらぐぐっていましたら、どうやらこの映画はDVDスルーするらしく、11月発売予定で密林に載っていました。
(密林)http://www.amazon.co.jp/dp/B002OFAD4W/
(販売会社)http://www.onlyhearts.co.jp/source/movies/shakunetsunohada.html
DVD販売タイトル「灼熱の肌」。
こちらもまたスペインアイドル総出演映画とは思えない邦題(汗)。
そして内容紹介を読むと、映画祭サイトの内容紹介(前の記事に引用しています)との落差に混乱します。映画祭開催者は、映画の内容紹介でも相当苦労したらしい。
どちらがより実態を反映した内容紹介か、映画館で確かめてまたご報告します。<結局行く(笑)
(メモ)http://yogiribook.diarynote.jp/200908300030528320/
原題は”Mentires y Gordas”、直訳すると「嘘とブス」という意味らしい……。さすがに原題直訳では商業的に問題があったのか、原題とは1語しか同じでないタイトルです。似たような名前の有名な映画と混乱しそうなこの邦題の付け方はいかがなものか、と思っていたところ、この邦題のネタ元発見。
この映画がアメリカで公開されたときの題が”Sex Party & Lies"だったんですね(これまたなんというあからさまな)。
直訳するとまたちょっと問題がありそうなので、ないところに「と」を入れてみた、という苦肉の策が見て取れてちょっと涙(笑)。
ところが。
このタイトルのことをつらつらぐぐっていましたら、どうやらこの映画はDVDスルーするらしく、11月発売予定で密林に載っていました。
(密林)http://www.amazon.co.jp/dp/B002OFAD4W/
(販売会社)http://www.onlyhearts.co.jp/source/movies/shakunetsunohada.html
DVD販売タイトル「灼熱の肌」。
内容:(一部検索よけのため伏せ字)
スペインの世界有数のリゾート地アリカンテで、若者たちはひと夏のアバンチュールに夢中だ。
カローラは、親友パスの元カレで、ヤク中で女たらしのカルロスに恋をする。
一方、パスはカローラを追いまわしていたブブといちゃつく。
ゲ■のトニーは、女にも手を出す恋人ニコに嫉妬と戸惑いを感じる。
ソニアはヤクの売人から足を洗おうとするが、なかなか抜け出せない。
マリーナはレオという女からレ■の手ほどきを受け、その快楽に溺れていく。
どうしようもない人間関係に身動きがとれず、セックスとヤクに身を任せる狂騒のさなか、取り返しのつかないツケがついにやってくる…。(販売会社サイトより)
こちらもまたスペインアイドル総出演映画とは思えない邦題(汗)。
そして内容紹介を読むと、映画祭サイトの内容紹介(前の記事に引用しています)との落差に混乱します。映画祭開催者は、映画の内容紹介でも相当苦労したらしい。
どちらがより実態を反映した内容紹介か、映画館で確かめてまたご報告します。<結局行く(笑)
やんごとなき読者
2009年9月12日 読書記録第4紀(07.10~)
と、いうわけで、夕飯を食べ終わってからいそいそと読み始め、そのまま一息に読み終えました。
いやあいやあ、おもしろかった!
もちろん、イギリス的ユーモアがおもしろい、というのもあるけれど、
* 読書の楽しみに目覚めていく女王陛下(作中で直接エリザベスII世とは呼ばれませんが、いまの女王であることはおのずと分かる)が、ちょうど自分が読む楽しみを知り始めたころの気分、寸暇を惜しんで本を開き、どこにでも持ち歩き、他の生活がなおざりになってしまう様子と重なる。
* 実在の本や作家の話が出てくる。基本イギリス人ばかりなので、読んでない本もあるけれど、少しでも知っている作家、例えばフォースターやオースティンやヘンリー・ジェイムズが槍玉に上がると大変おかしい。
あたりは、本読みに強くアピールするおもしろさだと思う。さらに
* 脚本家らしい、無駄に細かい描写のない切れのいい文章と無駄のない構成
ってのもポイント高し。最後の女王のひと言がものすごく効いてるのは、さすが脚本家の面目躍如。
それにしても、以前感想を書いた、この著者の脚本の映画「ヒストリー・ボーイズ」といい、この本にも(直接描写はされないけれど、おそらく)ゲイの少年が出てくるところといい(以下略)。
いやあいやあ、おもしろかった!
もちろん、イギリス的ユーモアがおもしろい、というのもあるけれど、
* 読書の楽しみに目覚めていく女王陛下(作中で直接エリザベスII世とは呼ばれませんが、いまの女王であることはおのずと分かる)が、ちょうど自分が読む楽しみを知り始めたころの気分、寸暇を惜しんで本を開き、どこにでも持ち歩き、他の生活がなおざりになってしまう様子と重なる。
* 実在の本や作家の話が出てくる。基本イギリス人ばかりなので、読んでない本もあるけれど、少しでも知っている作家、例えばフォースターやオースティンやヘンリー・ジェイムズが槍玉に上がると大変おかしい。
あたりは、本読みに強くアピールするおもしろさだと思う。さらに
* 脚本家らしい、無駄に細かい描写のない切れのいい文章と無駄のない構成
ってのもポイント高し。最後の女王のひと言がものすごく効いてるのは、さすが脚本家の面目躍如。
それにしても、以前感想を書いた、この著者の脚本の映画「ヒストリー・ボーイズ」といい、この本にも(直接描写はされないけれど、おそらく)ゲイの少年が出てくるところといい(以下略)。
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これから読む本
2009年9月12日 本・映画にまつわるよしなし事
最近、(BL)マンガと仕事の本しか読んでないな~と思って、先週末、思い余って密林でぽちった本が今日届いた。そのうちの1冊、アラン・ベネット「やんごとなき読者」、白水社、2009年3月刊。
前から気になっていて、図書館で借りようと思ったら20人待ち……。本屋で探してもなかなか見つけられなかった本。
ようやく手に取れて、開封してなんとなく最初のほうだけ目を通そうかと思った。
……最初の2ページで大笑いした。
これはいい! ぜったいおもしろいはず!! でも週末の家事を片付けてから読み始めます~。
「本は想像力の起爆装置」
イギリスの人気劇作家・脚本家によるベストセラー小説。
主人公は現女王エリザベス二世。それまで本にはほとんど興味がなかったのに、ある日飼い犬が縁で、すっかり読書の面白さにはまってしまう。カンニングする学生のように公務中に本を読みふけるわ、誰彼かまわず「最近どんな本を読んでいますか」と聞いてはお薦め本を押しつけるわで、側近も閣僚も大慌て。
読書によって想像力が豊かになった女王は、初めて他人の気持ちを思いやるようになるものの、周囲には理解されず、逆に読書に対してさまざまな妨害工作をされてしまう。孤独の中で女王は、公人としてではなくひとりの人間としての、己が人生の意味について考えるようになっていたのだが、王宮中に、「陛下はアルツハイマーかもしれない」という噂が広まっていき……。
本好きなら、読むことと書くことの本質を鋭く考察した台詞や思索の数々にうなずかされる部分も多い。実在の女王が主人公という大胆な設定で、ひとりの人間が読書によって成長し、ついには80歳にして新たな生き甲斐を発見していく姿を描いた、感動の一冊。
(出版社サイトより。http://www.hakusuisha.co.jp/detail/index.php?pro_id=09225)
前から気になっていて、図書館で借りようと思ったら20人待ち……。本屋で探してもなかなか見つけられなかった本。
ようやく手に取れて、開封してなんとなく最初のほうだけ目を通そうかと思った。
……最初の2ページで大笑いした。
これはいい! ぜったいおもしろいはず!! でも週末の家事を片付けてから読み始めます~。
星間商事株式会社社史編纂室
2009年9月5日 本・映画にまつわるよしなし事 コメント (2)
こんな本出てたんだ!
すごい気になるけど、この本に手を出すのをすごく躊躇う。
実際に社史編纂室に配属されて社史を作る/作った人たちの悲哀を知ってるから。
おそらく三浦しをんのことだから社史を何冊も読んで書いてると思うけど、
ためしに数冊の編集後記を読むと、割としばしば、担当者が亡くなってるんだよね(遠い目)。書かれてないけど体を壊す人も続出だし、社内からは「直接利益に繋がらない部署」って白い目で見られるし、けっこう過酷な職場だと思う。
というか、自分が苦労したあれこれが思い出されるから、きっと辛くて読めない。
でも、だからこそコメディになるのかもしれない。
すごい気になるけど、この本に手を出すのをすごく躊躇う。
実際に社史編纂室に配属されて社史を作る/作った人たちの悲哀を知ってるから。
おそらく三浦しをんのことだから社史を何冊も読んで書いてると思うけど、
ためしに数冊の編集後記を読むと、割としばしば、担当者が亡くなってるんだよね(遠い目)。書かれてないけど体を壊す人も続出だし、社内からは「直接利益に繋がらない部署」って白い目で見られるし、けっこう過酷な職場だと思う。
というか、自分が苦労したあれこれが思い出されるから、きっと辛くて読めない。
でも、だからこそコメディになるのかもしれない。
ゼッタイいるだろ、と思ったら。
2009年8月30日 本・映画にまつわるよしなし事9月に、第6回ラテンビート映画祭なるものが東京と大阪で開催されるそうです。
(公式サイト)http://www.hispanicbeatfilmfestival.com/jp09/index.html
上映作品の中に、「セックスとパーティーと嘘」という映画があります。以下、あらすじを転載。
ポスターには男5人・女2人が並んでいて、どうやら若者の群像劇の模様。
……絶対この中に1組はいる。だってスペイン映画だもの。
なかば確信して(笑)公式サイト(スペイン語)の予告編を見に行ったら、案の定(以下略)。
(実は上のあらすじの中略部分にはちゃんと書かれていたんですが、わたしが最初に別のところで見かけたあらすじは、中略の直前までしか転載されていなかったんですの。それでも匂いがぷんぷんしますけどね/苦笑)
(公式サイト)http://www.hispanicbeatfilmfestival.com/jp09/index.html
上映作品の中に、「セックスとパーティーと嘘」という映画があります。以下、あらすじを転載。
真夏のスペイン、アリカンテ。ビーチ、クラブ、ディスコやバーに集う若者達は、最高の夏を過ごそうと夜毎見境なく快楽に身を沈めていた。アルコール、ドラッグは当たり前、自らに嘘をつき友人を裏切り、若さと衝動に任せて体をぶつけ合う彼らも、やがてそれぞれの満たされない想いを感じ取り、心の隙間を埋めようと互いに身を寄せ始める。(中略)クールなファッションに身を包むスペインのアイドル総出演。若者達の苦く切ない一夏の物語はアルモドバルの新作を抜き興行トップに。
http://www.sonypicturesreleasing.es/sites/mentirasygordas/
ポスターには男5人・女2人が並んでいて、どうやら若者の群像劇の模様。
……絶対この中に1組はいる。だってスペイン映画だもの。
なかば確信して(笑)公式サイト(スペイン語)の予告編を見に行ったら、案の定(以下略)。
(実は上のあらすじの中略部分にはちゃんと書かれていたんですが、わたしが最初に別のところで見かけたあらすじは、中略の直前までしか転載されていなかったんですの。それでも匂いがぷんぷんしますけどね/苦笑)
リリィ、はちみつ色の秘密
2009年8月29日 映画鑑賞記録第3紀(09.02~)
この週末は特に予定がなくて、久々に映画でも行こうかとお気に入りのギンレイホール(名画座)の上映作品を調べたら、これでした。
ロードショー時には名前を聞いていなかったので、公式サイトで予告編を見たのですが、このジャケットの右にいる美少女が、よもやダコタ・ファニングだなんて予告の最後に名前が出るまでまるで気づきませんでした(汗)。
しかも父親役がP.ベタニー。そりゃ見に行くっきゃないでしょ。
物語は、アメリカで公民権法が成立した1964年。4歳のとき、銃の暴発で母を死なせるという、重い心の傷を負った14歳の白人の少女が、白人にたてついて命の危険に晒された黒人家政婦と一緒に、家出をして亡き母の思い出を辿り、とある黒人養蜂家の3姉妹の家に潜り込み、やがて癒されていく、という話。
この少女の心の傷があまりに重くて、ボロ泣きでした。そして彼女を引き受ける養蜂家の長女(といってもいい年。ジャケットの左側)の包容力に見ているほうも癒される……。
ダコタちゃんは、スクリーンでは子どもの頃の面影が残っておりました。もしそれがなかったら、整形したのかと思うほどの変貌っぷりです。
そして、病的な白い肌と怖いくらいの青い目が、この上ないほどベタニーと親子にぴったり。そして、貧しい桃農園労働者であるベタニーがどうもしっくり来ない。学がありそうに見えるんだもの。
私にとってベタニーは、「マスター&コマンダー」のマチュリン先生なのですが、一箇所、マチュリンと同じ仕草をしているところがあって、ありゃあベタニーの癖なのか、とおもうと可笑しかった。
や、いい映画でした。
ロードショー時には名前を聞いていなかったので、公式サイトで予告編を見たのですが、このジャケットの右にいる美少女が、よもやダコタ・ファニングだなんて予告の最後に名前が出るまでまるで気づきませんでした(汗)。
しかも父親役がP.ベタニー。そりゃ見に行くっきゃないでしょ。
物語は、アメリカで公民権法が成立した1964年。4歳のとき、銃の暴発で母を死なせるという、重い心の傷を負った14歳の白人の少女が、白人にたてついて命の危険に晒された黒人家政婦と一緒に、家出をして亡き母の思い出を辿り、とある黒人養蜂家の3姉妹の家に潜り込み、やがて癒されていく、という話。
この少女の心の傷があまりに重くて、ボロ泣きでした。そして彼女を引き受ける養蜂家の長女(といってもいい年。ジャケットの左側)の包容力に見ているほうも癒される……。
ダコタちゃんは、スクリーンでは子どもの頃の面影が残っておりました。もしそれがなかったら、整形したのかと思うほどの変貌っぷりです。
そして、病的な白い肌と怖いくらいの青い目が、この上ないほどベタニーと親子にぴったり。そして、貧しい桃農園労働者であるベタニーがどうもしっくり来ない。学がありそうに見えるんだもの。
私にとってベタニーは、「マスター&コマンダー」のマチュリン先生なのですが、一箇所、マチュリンと同じ仕草をしているところがあって、ありゃあベタニーの癖なのか、とおもうと可笑しかった。
や、いい映画でした。
マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと
2009年8月29日 映画鑑賞記録第3紀(09.02~)
上記「リリィ、はちみつ色の秘密」と併映。いっそ見なくてもいいかと思ったけれど、貧乏性なので見れるものは見る。
エッセイの映画化だそうで、特になにか大きなドラマがあるというよりも日常のエピソードの積み重ねを描いていく。
動物モノといっても動物が可愛いわけでなく、かといって「ベートーベン」ほど笑いに徹するわけでもないのでわりと淡々と見る。そして動物モノの宿命として最後に見取るところまで。
どうせ来るとは思っていたのに条件反射で泣く。クヤシイ。
子どもの頃に飼っていたイヌが、やっぱり躾をきちんとしなかったのでマーリーみたいな感じで、懐かしく見た。
でも、脱走したり物を取ったり鳴いたり、ってのはやっぱり、イヌのストレスの現れなんだと今にして思う。
かわいそうなことをした。
エッセイの映画化だそうで、特になにか大きなドラマがあるというよりも日常のエピソードの積み重ねを描いていく。
動物モノといっても動物が可愛いわけでなく、かといって「ベートーベン」ほど笑いに徹するわけでもないのでわりと淡々と見る。そして動物モノの宿命として最後に見取るところまで。
どうせ来るとは思っていたのに条件反射で泣く。クヤシイ。
子どもの頃に飼っていたイヌが、やっぱり躾をきちんとしなかったのでマーリーみたいな感じで、懐かしく見た。
でも、脱走したり物を取ったり鳴いたり、ってのはやっぱり、イヌのストレスの現れなんだと今にして思う。
かわいそうなことをした。
いつの間にこんな美人さんに
2009年8月28日 本・映画にまつわるよしなし事 コメント (2)ダコタ・ファニングって、目ばかり大きくて歯が欠けてて(<事実無根)そばかすだらけの子どもみたいな(子どもなんだけど)ひょろっとした鶏がらちゃんだと思っていたのに、いつの間にこんな美人さんに成長していたんだ……。
http://www.cinemacafe.net/news/cgi/gossip/2009/03/5633/index.html
最初気づかなかったよ!
http://www.cinemacafe.net/news/cgi/gossip/2009/03/5633/index.html
最初気づかなかったよ!
これで最後にします(汗)>メディア芸術(中略)センター
2009年8月27日 本・映画にまつわるよしなし事国立メディア芸術総合センター(仮称)のハナシ。
ここに、私の疑問や腑に落ちない点を整理してくれている文章があった。(2ヶ月前のものだけど/汗)
「国立メディア芸術総合センター」に関する混乱
(小田切博の「キャラクターのランドスケープ」2009年6月23日)
http://wiredvision.jp/blog/odagiri/200906/200906231300.html
目的はいいと思うので、自民が勝つにしろ民主が勝つにしろ他の政党が勝つにしろ、いったん計画を凍結して落ち着いて問題点整理して考え直そうよ。
で、117億円が将来もっと大きい価値を生むようなことに使おうよ。
せっかくの、日本が世界に誇れるアニメ・マンガ・ゲーム文化を、政治の道具にしないでもっと大切に育てようよ。
ここに、私の疑問や腑に落ちない点を整理してくれている文章があった。(2ヶ月前のものだけど/汗)
「国立メディア芸術総合センター」に関する混乱
(小田切博の「キャラクターのランドスケープ」2009年6月23日)
http://wiredvision.jp/blog/odagiri/200906/200906231300.html
目的はいいと思うので、自民が勝つにしろ民主が勝つにしろ他の政党が勝つにしろ、いったん計画を凍結して落ち着いて問題点整理して考え直そうよ。
で、117億円が将来もっと大きい価値を生むようなことに使おうよ。
せっかくの、日本が世界に誇れるアニメ・マンガ・ゲーム文化を、政治の道具にしないでもっと大切に育てようよ。
こうきたか、メディア芸術(中略)センター
2009年8月24日 本・映画にまつわるよしなし事「国立メディア芸術総合センター(仮称)」の基本計画(案)を公表し議論
http://www.bunka.go.jp/oshirase_other/2009/mediageijutsu_090514.html
本年(2009年)8月21日開催の第6回「国立メディア芸術総合センター(仮称)設立準備委員会」において,センターの設立に当たりその趣旨・目的や役割・方向性を明らかにするとともに,事業内容,施設内容・規模,管理運営等についての重要事項をまとめた「国立メディア芸術総合センター(仮称) 基本計画(案)」(PDF形式(376KB))を資料として,同計画のとりまとめに向けた議論が行われました。
今後,委員会での議論を踏まえて修正した後,「基本計画」をとりまとめて近く公表する予定です。
http://www.bunka.go.jp/bunkashingikai/kondankaitou/media_art/06/pdf/6-doc02.pdf
と、いうわけで、先週末あった会合で、設立の方向性をまとめた結果のペーパーが、文化庁のサイトから公表されている。
まずはその迅速さを評価しよう。
が。
リンク先のPDFを見て驚くなかれ。というか私は顎がはずれそうになりました。
わー、プリントした書類をスキャニングでPDFにしてるよ!
データをそのままPDFにすることできなかったのかな(汗)。
(1)下手に文章の一部をコピペしてブログで突っ込まれないためにわざと画像データにした。(テキスト選択できない設定にもできるはずだけど)
(2)担当者が、データをそのままPDFにする方法を知らなかった。
(3)原稿を作った人(例えば外部有識者?)が、データを文化庁担当者に渡しそびれた。(いやでも、メールで送れば……)
と、あれこれ理由を考えてみたけれど、まあとにかく、メディアアートを初めとするメディア芸術を収集・保存・展示しようとする人たちのやることとは思えないので笑えた。
内容については、もういまさら突っ込まないでおこうかと思ったけど、3点だけ。
(1)趣旨・目的の2項目(p2、PDFのページ数ではp6)
欧米では別個に扱っているメディアアートとアニメ・マンガ・ゲームを、一緒くたにメディア芸術として扱おうというのが日本独自だと言っているけれど、正直、別個に考えたほうがいいと思う……。
というか、ここを読んでますます、メディアアートでお金を取ろうとして無理無理流行りのアニメ・マンガ・ゲームをくっつけたように感じられてならない。
(2)3.事業内容 のなかの 収集・保存・修復(p6、PDFのページ数ではp10)
……なんか、「修復」とかいって、どこかの博物館の文章ひっぱってきただけじゃないかと思う。
いや、修復してくれるのはぜひ修復してほしいんですが、映画(アニメ)・ゲーム、そして大好きらしいメディアアート(笑)などのデジタルメディアの再生機器の保存のことも考えてるのかな?というのが見えなくてちょっと不安になったり。
いま、デジタルデータの保存で一番危惧されているのが、メディア(CDなりDVDなりHDDなり)がいつまで保存・再生可能なのか(主流の再生機器が変わったとき、メディア変換しなきゃならない)、と、それらを再生する機械をいつまで可動状態にして置けるか、ということだと思うのですが、なんかその視点がごそっと抜け落ちているように思えてならない。
デジタル化は、すりゃあいいってもんじゃない。維持していくのにもメッチャ金がかかるんだよね……。
(3)(別表)面積配分(p13、PDFだとp17)
最初、展示部分と収蔵庫部分の面積比は、表:裏は2:8か3:7くらいが妥当じゃないかと思ってました。
ところが、ふたを開けたらなんと、約10,000平米の総床面積のうち、
*収蔵庫 1,100平米
*展示室 3,100平米
ですってよ。1,100平米がどれくらいの広さか見当つかないときには、
*上映ホール 800平米
と比較すると収蔵庫がどれくらいのものかイメージできるでしょう。
ちなみに、東京国立博物館は(平成21年度概要より)
*延面積:展示面積:収蔵面積(8,815平米)=8:2:1
国立西洋美術館は(トップページ » 当館について » 美術館の建物)
*延面積:展示面積:収蔵面積(1,097平米)=16:4:1
東京都現代美術館は(こちらのページより)
http://apm.musabi.ac.jp/imsc/cp/menu/museum/GENDAI/data.html
*延面積:展示面積:収蔵面積(2,696平米)=12.5:2.7:1
国立公文書館は(こちらのページより)
http://www8.cao.go.jp/chosei/koubun/kenkyukai/sidai/150609/siryo1.html
*延面積:書庫面積(7,000平米)=1.7:1
国立国会図書館本館+新館は(トップ > 国立国会図書館について > 国立国会図書館要覧 > 建物と設備 )
「総延面積は約148,000平方メートル、うち書庫が53%を占め、総収蔵能力は約1,200万冊になります」
だそうだ。
あら、最初の自分のイメージはまったく的外れだったようで、申し訳ない(汗)。
とはいえ、このメディア(中略)センターは、図書館や公文書館のような書籍や文書等の保存施設よりも、博物館・美術館的なモノを展示する箱モノイメージでいるらしく、つまりはマンガやゲームの保存よりも、もっとアート(笑)作品の収蔵と展示をイメージしているのでしょう。
どうせ来週にはなくなってしまうかもしれない計画に、いつまでも噛み付いてて大人気なくってスミマセン。