お菓子探偵ハンナ・シリーズ第三弾!
私のお店で評判なのは最高においしいクッキーと熱々のコーヒー、それに有名人が殺されたこと……(どうして?)
レイク・エデンに、あの人気料理研究家コニー・マックがやってくる!
いつもは静かに厳しい冬が過ぎ去るのを待つ町が、今年は浮き足だっていた。そんななか、ハンナはウィンター・カーニバルの特別ゲストとして招かれたコニーに、自分の店の厨房を一晩貸すことに。翌朝、出勤してきたハンナが発見したのは、ぐちゃぐちゃの厨房と、特製ブルーベリー・マフィンを手にしたコニーの死体だった!
殺人現場として店は立入禁止になるは、妹の親友と恋人候補ノーマンまで犯人扱いされるはで、頭に来たハンナはまたまたこっそり犯人探しを始めるが……。
お菓子探偵の面目躍如、シリーズ第三弾!


あいかわらず死体を見つけすぎるクッキー屋の物語。しかも今回は共同経営者にクッキーつくりをまかせっきりに。いいのか?!
まあ、なんだ。「大人女子」というのは、具体的には「30代~の独身一人暮らし女性」というくくりらしい。
自分は対象ドンピシャなんだけれど、それを「大人女子」ってくくられることへの腰のすわらなさ感半端なく。
とはいえ同じ年代の専業主婦向け雑誌や仕事持ってる主婦向け雑誌、ましてや20代独身女性向け雑誌と比べれば参考になること多いけどさ……。
それが寂しいのさ(苦笑)。

花形事件記者が何の因果で美術記事など書くはめになったのか。しかも今度はインテリア雑誌の編集ときた。誌名は、優雅なる住居!これではますますジャナリスト仲間の笑い者だ。だが、新聞記者クィラランのやるせない気分に追い討ちをかける事件が起きた。初めての雑誌で紹介したばかりの家から高価な翡翠がごっそりと盗まれてしまったのだ。警察は見当違いのハウスボーイに疑いをかけるし、こうなったら名誉挽回、なんとしてでも犯人を挙げなくちゃ…。インテリア業界の盗難・殺人事件に挑むクィラランと陰で助けるシャム猫ココの名推理。


シャム猫ココシリーズ3冊目(発表順では2巻目)。
今回は、ちょっとココが神がかりすぎてたかな。ちょっとご都合主義では?と感じる部分が、前2冊と比べても気になった。
それと、あまりおいしいものの描写が多くなかったのも印象の薄い理由かも。


日記の検索からうまく探せなかったので、密林のページを直接貼る。
http://www.amazon.co.jp/dp/481691496X
井上ひさしの故郷、山形県の川西町に、全くのボランティアの若者たちが大きな図書館「遅筆堂文庫」と演劇専用劇場を開いた。井上ひさしと井上芝居を愛する青年たちの感動の物語。


著者は、川西町の青年団の一人。あくまでこの人の目線から、遅筆堂文庫ができるまでが描かれる。らしい。
というのも、やっと図書館の企画が出たあたりで挫折。もともとミニコミ誌を編集していたり文学を志望したりしていた人らしいのだけれど、申し訳ないけれど少々文章が読みづらい。書き方によってはとても面白いエピソードのはずなのに。

井上ひさしが自分の読書体験をつづったエッセー「本の運命」にも同じ出来事が多少は書かれていそうなので、そちらを先に読もうかと。



どんな事件が起きても不思議はない険悪な空気が町に充満していた。新任の新聞記者クィラランは畑違いの美術担当にまわされ、新進画家や批評家を取材してまわった。ところが、そこに渦巻いているのは、嫉妬、中傷、よからぬ噂話ばかり…。女流画家を妻に持つ町の画商がオフィスで刺殺され、画廊の絵が刃物で切られたのは、そんなときだった。家庭内のいざこざとも思えたが、次の殺人が起こるに及んで…。新聞記者クィラランが頭を抱えた難事件を解決に導く、不思議なシャム猫ココの推理とは?世の猫好き垂涎のシャム猫ココ・シリーズの処女作。


シャム猫ココシリーズ、翻訳の出版順では2冊目だけれど書かれた順では第1作。(←やや恨みを込めて/笑)

ただ、これを読んだら、最初にこれを出版しなかった気持ちも分かった。
(ネタばれにつき反転)
犯人が、会話の中では名前が出てくるものの姿が出てくるのは最後の最後
(反転以上)
なんだもの。特にハヤカワみたいなミステリが売りの出版社なら、これを最初に出したら次が出せなかったと思う。
推理小説のルール(ノックスの十戒)に反してるし。まあ、これを破ってもいいミステリはあるけれど。

でも、1冊目(第4作)を読んでいても思ったけれど、このシリーズ、何気に食べ物の描写がおいしそう。グルメが登場してシャレた料理を作るし、主人公クィラランがそれをまた旨そうに描写する。
パイナップルとミントのマリネ、って作ってみたい。

なぜか交互に読んでいる、シャム猫ココとお菓子探偵ハンナシリーズ、どちらも探偵役に飼い猫がいるけれど、ハンナの猫モシャは元野良でふてぶてしいけどハンナには甘えん坊で推理にはまったく役に立っていない一方、ココは高貴なシャム猫でツンデレで、タイトルになっているとおりクィラランに推理の重要なヒントを(意図せずに)指し示す。
対照的な猫だ。
お菓子探偵ハンナ・シリーズ第二弾! わたしの行く先々においしいクッキーと殺人事件がつきまとう……。
ミネソタの小さな町レイク・エデンは、いつになくにぎわっていた。ハートランド製粉主催による手作りデザートコンテストの第一回開催地に選ばれたのだ。
町いちばんのケーキ作り名人としてハンナも審査員に選ばれたが、審査員の中には意外な顔ぶれも。そのひとり、高校のバスケットボール・コーチであるボイド・ワトスンがこてんぱんに参加者のデザートを批評した夜、彼は何者かに殺された。そばにはハンナがあげたストロベリー・ショートケーキが。またまた死体の第一発見者となってしまったハンナはやっぱり探偵役をやるはめに……。


まあありがちではあるけれど、住人のほとんどの顔を知っているくらいの小さい町で、この物語が始まってほぼ半年で4人の人間が殺されて、そのすべてを主人公が発見している。
特に今回は、警察がほとんど仕事をしていないし、主人公も本業のクッキー屋さんはほとんどアシスタントにまかせっきりで仕事をしていない。
いいのか?

……読んでいるほうとしては、面白いからいいけど。
そして、独身で働く女が一人暮らしのアパートで猫を飼っているのが親近感を抱かせる原因なのだけれど。
(猫は推理にはまったくなんの役にも立っていません。)

このハンナ・スウィンソンシリーズとシャム猫ココシリーズを交互に読んでいることに深い意味はなく。

きっかけはマウス・ハウスでひらかれたディナー・パーティーだった。グルメ記事の担当になった中年の新聞記者クィラランは、そこで昔の恋人と再会した。彼女は今では陶芸家と結婚し、自分も女流陶芸家として活躍していた。ところが、まもなく行方知れずになってしまったのだ。夫婦げんかが原因の家出と思えたのだが…過去に忌まわしい事件があった邸で次々起こる怪事件。新聞記者クィラランは、推理能力を秘めた飼い猫ココとともに驚くべき真相を掘り起こす。アメリカ探偵作家クラブ・ペイパーバック賞候補の猫好きに捧げる新シリーズ第一弾。


べっべつに猫だから読んだんじゃないわよ! たまたま持ち歩いていた本を読み終わっちゃって、通りがかったBookOffで3巻目だけあったのを買ったけど、やっぱり1巻から読もうと思っただけだもん!
……1巻から読みたかったのに、シリーズ第1弾とか大うそで、原作でいうと4巻目だという罠(涙)。

ミステリとしては、殺人はあるけど現場や遺体は直接描写がなくて、だからこそ割り切れない気持ち悪さがいいかんじ。<褒めてる
猫は推理に大して貢献するわけではなく、ただシャム猫らしいツンデレっぷりが可愛い。
さて、それでは2巻目(ホントのシリーズ第1作)も読むか!
わたしの最大の武器は世界一おいしいクッキー。お菓子探偵ハンナ、初登場!これを食べれば、だれだって秘密をしゃべりたくなる
ハンナはお菓子作りの腕をいかして、世界一おいしいクッキーを出すお店を経営している。店の評判は上々、地元の人たちのくつろぎの場として愛されていた。そんなハンナの悩みといったら、「結婚しなさい」とうるさい母親くらいのもの。忙しくものどかな毎日だったが、ある日、店の裏手で牛乳配達人の死体が発見され、町は大騒ぎに。義弟である保安官助手に捜査を手伝うと約束してしまったことから、ハンナは自慢のクッキーを手に町の人たちへの聞き込みを始めた。おいしいものの前ではだれしも口が軽くなる。思わぬ名探偵ぶりを発揮するハンナだが・・・・。甘くコージーなお菓子ミステリー・シリーズ第一弾!


気軽に読めるコージー・ミステリが読みたくて手に取った1冊。
当然だけど登場人物が常にクッキーを食べていて美味しそう。ミステリ自体はそれほど凝ってなくて、主人公がクッキーで釣って町の人に聞き込みをして犯人に近づく。とくにアクションもないし(最後に真犯人に対峙したとき以外)。
アラサー独身の主人公が、どうしても結婚させようとする母親にうんざりしているところとか、片目の元野良猫と一緒に暮らしてるとか、共感できるところも多し。

ただし、この表紙のイラストはいただけない。なにか品がない。
でもこのシリーズずっとこの絵なのよね……。
イギリスでベストセラーとなったマーティン・シックススミスによるノンフィクションを映画化し、50年前に生き別れた息子を探し続けた女性の姿を、「クィーン」のスティーブン・フリアーズ監督、名優ジュディ・デンチ主演で描いた。
1952年、アイルランド。18歳で未婚の母となったフィロメナは親から強制的に修道院に入れられ、3歳になった息子のアンソニーはアメリカに養子に出されてしまう。それから50年後、イギリスで娘のジェーンとともに暮らしていたフィロメナは、手離した父親違いの息子の存在をジェーンに明かす。ジェーンが偶然知り合ったジャーナリストのマーティン・シックススミスとともに息子探しの旅に出たフィロメナは、アメリカの地で思いもよらぬ事実を知ることになる。
公式サイト http://www.mother-son.jp/


「アメリカの地で思いもよらぬ事実を知ることになる」というのが気になったのと、ジュディ・ディンチとジャーナリストとの掛け合いがおもしろいと聞いて見に行った。
が、見に行く直前に「思いもよらぬ事実」をツイッターでネタばれされ、ちょっと呆然。
とはいえ、本当のびっくりはその後にあったのでした……。
フィロメナから子どもを取り上げる修道女の屈折した感情が非常に興味深かったし、彼女に向けてフィロメナが最後に投げかける言葉は非常に重いもののはずだったのだけれど、あと一歩、気持ちに深く刺さりきらなかったのはなぜなのかしら。
そこをずっと考えている。

もう一方の関心事だったジャーナリストとジュディ・ディンチとの掛け合いは、ヨーロッパ映画らしい、クスリとかニヤリとか笑う程度の笑い。ジャーナリストはオクスブリッジ出の上流階級で、フィロメナは明らかに労働者階級で、その差がおかしみを生んでいる。ということはディンチが労働者階級に見えないとおかしくないのであって、そこが非常に上手かった。さすがオスカー女優。
ときどき品よく見えることもあって、それがないと見ている人が共感しづらいと思うので、そこはアリだと思うけど、賛否両論あるかも。

あからさまに泣かせにこないところがよい映画でした。



こちらの本の続編。(http://yogiribook.diarynote.jp/201403110843253285/
1冊目も感想を書いてませんでしたが。

第1次大戦と第2次大戦の間のイギリスが舞台。王位継承権第34位のスコットランドの公爵の異母妹が主人公。父親の公爵は借金を苦に自殺するほどの貧乏貴族。母親が舞台女優だったため庶民的で、ロンドンで生活費を稼ぐために、身分を隠してメイド(というより貴族のロンドンの留守宅を掃除する仕事)として働いています。
事件は、このメイドの仕事を通してではなく、どちらかといえば親戚の王妃様からいろいろ頼まれる間に起こる。

ロマンスの相手もアイルランドの貧乏貴族の次男坊。とてもハンサムなようだけれど、神出鬼没で呼ばれてもいないパーティに潜り込んでごちそうを食べて出てくるような厚顔無恥。どうやら主人公を気に入っているようなんだけれど本心はわからない。主人公は、自分の母親が家を出ていろんなセレブ男性と浮名を流しているのを反面教師としているので身持ちが固い。なのでロマンス方面はなかなか進展しない。

という感じで、殺人事件とはいえわりと牧歌的で、貴族の生活といっても世知辛いストーリーはなかなかおもしろい。
続きは夏に刊行予定とのことで、楽しみ。


山で捨てられていた子猫と運命的に出会い、共に暮らすようになるまでを綴るエッセイ。さして猫好きでもなかった著者が、幼い子猫を置き去りにできずに自宅に連れ帰る。世話を焼くうちに次第に情も湧き、ついには一緒に住めるマンションまで購入! ? 淡々とした筆致の中に、かけがえのない存在となった猫「テツコ」への愛情が感じられ、読むと優しい気持ちになれる作品。


おそらく、こちらのブログの書籍化。
テツコの部屋 http://pt-0000000964.jugem.jp/

たぶん40代の子どものいないご夫婦のだんなさんが、出かけた先で子猫を拾ってメロメロになり、ペット可マンションを買うはブログを始めるは、挙句の果てに本まで出してしまうという、自分にとっては笑えない本(苦笑)。
本自体は、自費出版に毛が生えたくらいのシンプルな造本で、海辺で売られている薄い本の方がよっぽどクオリティ高いと思われ(笑)。
でも、文章が非常に読みやすくて、よくある猫本のような情緒的な記述もなく、100ページもない本とはいえ一気に読みました。




読売新聞日曜版に連載されているマンガ。
1歳の飼い猫みーちゃんが突然ニャイアンツ(ちゃんと人間のプロ野球チーム)の投手として、猫らしい投球?で活躍するマンガ。
猫は日本語話さないけどチームメイトや監督は猫の言いたいことがわかる。
負けず嫌いのみーちゃんが可愛い。チームメイトも癒されてます。
猫あるあるネタも多くて、猫を飼うようになってから分かるようになったネタもあります。

職場の新聞を整理していて、いつも楽しみに読んでます。
ときどき整理中に「ぷっ」とか噴き出しちゃってハズカシイ。
しばらく忙しくて身の回りに気を遣う余裕がなかったので、ひと段落ついたところでこんな本を買ってみた。
が、読み始めてから、どうやら私よりも一回り上の世代(子どもが独立した50代くらいの主婦)が対象のようだったみたいで、それでも楽しく読みました。

そういう女性が子育てを終えて自分自身に手をかけられるようになったときに考える、おしゃれ・住まい・ガーデニング・美容・食事の5テーマ。それぞれ別の著者がいるのだけれど、おしゃれ編は昔からよく読んでいた西村玲子で、住まい編は以前読んだ本でウチと同じ炊飯器を使っていたことから親近感を抱いている門倉多仁亜だったのが、購入動機。
写真が多く使われていて、それぞれ著者が写っている写真も1枚入っているのだけれど、西村玲子(70歳近い?)の写真はさすがに、人物が動いていてはっきり写っていないのですが。
……と、とても70近いと思えないくらい細くてきれいっぽい。
腕や足の甲はどちらかといえばはっきり写っていて、そこをみると「ああ、ちょっと皺が……」と思うものの、すごくスタイルよくて着ている服も素敵(紫のフレンチスリーブにオフホワイトのロングスカート。細い茶色の皮のベルト)で、自分に自信を失いました……。
ああ、もっとがんばらなければ。
岸本葉子によるエッセイの書き方本。
「京都造形芸術大学通信教育部における授業記録に基づき、書き下ろしたもの」ということで、授業のように分かりやすく要点をまとめて、ノウハウに特化して書かれている。
それも、自己表現ではなく職業として、コンスタントに、時には与えられたテーマに即して書くことを前提としているので、ある意味非常にドライ。でもそこがおもしろい。

岸本葉子という作家は、私よりも数年年上で、独身でフリーで家を買ったりなんたり、と、すべてではないけれど自分に近い部分があるのでたまに気が付くと手にとって読むのだけれど、でもなぜか、根本的なところで寄り添いきれないところがある。自分にとっては気になる存在。
この本の中でも、テクニック中心に説明するところは興味深かったものの、「敬体と常体は、文章のリズムによっては混在していても構わない」と言い切ってしまうところや、例として紹介している自分の書いたエッセイで、「~のような。」とか「~だったり。」とか、文章の途中で句点を打って終わりにしてしまう文体が気になって気になって仕方がない。
まあ、これは好みの問題であって、批判するつもりは毛頭ない。
とはいえやっぱり微妙な気分で読み終わった。
浅田真央がフリーの演技を終えて、一瞬堪えきれないように顔をゆがめたとき、私は2年前の国体の今井遥を思い出した。

彼女はそのシーズンの全日本で、SPで大崩れして、FPで巻き返したものの14位に終わった。
年明けの国体は東京開催で、代々木体育館でやっていて入場無料ということで、さらにはSPで織田信成がノーミス神演技をした、と聞いて、FPを見に行った。男女のFPが同日に行われていたので、女子もあわせて見たのだけれど、その日、今井遥はノーミスで滑りきって優勝した。(鈴木明子も出ていたけれど、調子が上がらず2位になった。)
私の席からはキスクラがよく見えなかったのだけれど、国体でノーミスをして、今井遥は号泣した、と後から報道で知った。
「どうしてこの演技を全日本でできなかったんだろう」
悔しくて、泣いたのだという。

だから浅田真央の涙も、「どうして昨日、こんな風にできなかったのだろう」という悔し涙かと思ったのだけれど、
後からインタビューで、思い描いたとおりの演技が出来た嬉し涙、というのを聞いて、やっぱり私の人を見る目はないな、と思った次第。


とはいえ、何かから開放されたようにきゅるんきゅるんと次々ジャンプを跳ぶ姿は心地よかった。
以前から、自分が目指す最高レベルの演技をすれば金メダルは付いてくる、というような表現で「メダルを目指す」と公言するのを避けていたのを聞いて、
「ジャンプ構成を下げてノーミスにすれば金メダルが取れそうなとき、この人はどちらを選ぶのだろう」
と考えていたけれど、けっきょくそれが分かる機会はなくなったものの、最高レベルの演技が見られたのは、われわれにとってはある意味シアワセだったのかもしれない。
ソチ五輪フィギュア男子シングルの結果を受けて。
あの選手この選手、いろいろ言いたいことはあるが。

Pちゃん。
キミはまず、苦手なことから逃げるな。
これまでは3A1回でも勝ててたけど、これからは3A×2でないと勝てないよ。
正直、いつの間にかフリーで3A×1(+2A×1)構成になったときにはナンダカナァと思っていたが
やっぱ技術を後退させるのは印象よくないよ。
たとえ頂点に立っているからといって、より高みを目指してください。

あと、地球西回りの時差ボケが苦手だからって、アジアの試合やアイスショーを
できるだけ回避してきてたけど、
次の五輪は韓国だし、今度はぜひ積極的にGPSでも日本や中国に来てください。
時差ボケ克服も勝つために必要なことだよ。

で、結局のところ、ちゃんとフィギュアスケート専門のコーチをつけようよ。
今回のキミの失敗はそこだと思う。
カナダスケ連は情報収集とかフォローも厚いだろうしなんとかなるかもしれないけれど
それでも試合に臨む姿勢や勝つためのノウハウを分かってる人が傍にいることは
大事だと思うんだ。

次の五輪では、キミは27歳。普通はもう引退していてもおかしくない歳かもしれない。
でも、周りを見てみてよ。プルさんは別格としても、でーすけさん、ジュベ、ベルネル、
27歳を超えても挑戦してる選手はいっぱいいる。
ぜひ、次こそカナダに金メダルを持って帰ってくれ。
(といいつつあにゅーの2連覇も期待してるが)

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