2人が、こんなに短い準備期間で本気で出場枠を取りに来てたことは
木原くんの体のでき具合からも、二人が本当に悔しそうにしてたことからも、
よくわかった。

でも、ペアの選手生命は長いし、二人ともまだ21歳。
次も、その次も狙えるよ。
がんばれ!
馴染んだ毛布とともに、2泊3日でレンタルされる「ブランケット・キャット」。父親がリストラされた家族、子どものできない夫婦、いじめに直面した息子と両親、25歳のフリーターと派遣社員の彼女―。「明日」が揺らいだ人たちに、猫が贈った温もりと小さな7つの光。


最近、「iLove.cat」という猫情報サイトを見ている。ここのインタビューは猫を飼っているクリエイターが対象で、クリエイターの自宅はシンプルシックで自分の趣味に傾向が似ているからだ。
(参考になる、とは言えない。そもそもの広さが違いすぎる(涙目))

そこで毎日更新される猫グッズ紹介コーナーは、毎日猫グッズが出るわけでもないので、猫の出てくる本を紹介することが多く、その中で気になった本をメモしておいて、機会があったら入手している。
これもその1冊。

分かりやすくお涙頂戴な話なんだけれど、短編集なので気軽に読める。
最近、ご存知の通り読書スピードが遅くなっていたのだけれど、これは病院の待ち時間にさらっと読めてしまった。


自炊を始めて一番使ってるのがこの本。
作り置き(冷凍)しておいて、アレンジも紹介されているので使いまわしも効くから飽きないし。
このシリーズで「冷凍しておくと、便利なおかず」という本も出ているらしく、そちらも買おうかなぁ。

あ、でも自炊始めた当初、一番活躍してたのはオレンジページの「ひとり暮らしのカンタンごはん」だった。超かんたんだしワン・プレートごはんだったり、缶詰や冷凍食品や出来合いのおかずのアレンジで敷居が低かった。

中華ならウー・ウェンさんの本。「野菜三昧の愉しい日々」は、野菜食べなきゃ、と思ったときに開く本。

あと「役に立った!」と思ったのは福田淳子「時間がなくてもすぐできる スープで朝ごはん」(家の光協会、2009年刊)。スープ自体はそれほどアレンジ効かないんだけど、途中に入っているコラムで冷凍できる野菜を紹介していて「こんなものも冷凍しておけるのか!」と目からウロコ。

一人分のごはんを作るのは、どうしても食材を余らせちゃってもったいないことになるので、いかに材料を冷凍or作ったものを冷凍して保存するか、だと思います。
(冷凍できる、といってもやっぱり味は落ちますけどね……。)

食が寂しいと心が荒みますよ~。目指せ1日30品目! >天照さん
文字を入れ換える。表を使う。古代ギリシャの昔から、人は秘密を守るため暗号を考案してはそれを破ってきた。密書を解読され処刑された女王。莫大な宝をいまも守る謎の暗号文。鉄仮面の正体を記した文書の解読秘話……。カエサル暗号から未来の量子暗号に到る暗号の進化史を、『フェルマーの最終定理』の著者が豊富なエピソードとともに描き出す。知的興奮に満ちた、天才たちのドラマ!


学校の課題関連で読んだ、科学ドキュメント。
カエサルの使った暗号から、暗号が破られる→さらに強い暗号を作成する、のいたちごっこを時代順に丁寧に解説。文系頭にも、とてもおもしろい。が。
時代が下るにつれてどんどん複雑になっていくので、だんだん理解が難しくなっていく……。
上巻は第2次大戦くらいまで。なんとかついていったけど、下巻は手を出しあぐねてます(汗)。
学校の授業は、下巻の内容が主だったんだけど。



私信

2013年9月9日 つれづれ
>天照さま
詳細は秘密日記にて。
2020年オリンピック開催地が東京に決まりました。

正直なところ、私はオリンピックが東京に来ることにはあまり支持していませんでした。
一番の理由は、東京一極集中に否定的だから。
いま、日本でオリンピックを開催できる都市は東京しかないだろうとは思うけど
2度目のオリンピックは大阪や福岡でやれればよかった。

それでも、最近東京オリンピックへの支持率が上がってきているようだったし
みんながいいっていうんなら、くらいの気持ちで見ていたけれど
直前になって高円宮妃を無理無理引っ張り出したところでまた冷めた。
マドリッドが皇太子を担ぎ上げてきたので対抗して、かとは思うけど、
そこはもっと段取りというか意見調整というか、必要だろうと。

とはいえ、決まったときにプレゼン参加者のみなさんが泣いて喜んでいたのをみて
やっぱり素直に「よかったね」と思えた。
ま、決まってしまったら愚痴るよりも前向きになろう。

というわけで、東京オリンピックに向けてのいいこと探し。

・とりあえず、7年後までには福島第一原発をなんとかしようとがんばるだろう。
 東北の復興もね。
・とりあえず、今後7年はいきなり他国と戦争したりしないだろう。
・これを機会に東京の高速道路を主としたインフラの古くなってるところを直してほしいな。
・都市博が中止になってから閑散としていたお台場の空き地が有効利用されるといいな。
・東京のバリアフリー化が進むといいな。

全部ひっくるめて、「7年後」という、遠すぎず、なにかをやるのにまとまった時間の取れる未来の目標ができて、日本全体が前を向けるものができた、ってのは、いいことかもしれない。

自分目標として、今後7年で英語以外の外国語を一つマスターして
ボランティアがんばってみるかな~なんて。
※ BL注意

もし俺が本気になったら…この恋は終わりだ。

海外勤務の超・エリートだった赤江は、社内恋愛のトラブルから日本支社に左遷させられてしまう。ところが、恋愛ごとに辟易していた赤江を待っていたのは、どんな人でも虜にしてしまうと噂の「魔性」の上司・永嶺で――?


いわゆる典型的な「魔性」属性だったらストライクゾーン外してると思いつつ、この著者がそんな「魔性」を描くとは思えなかったのだけれど、実際に読んだら
「人間ができてて、ゆるーく生きてるのに仕事ができて上司も部下も顧客もイチコロ」
な魔性でした(笑)。
39歳受、ってところに編集者との攻防の跡を見た気がします……。顔は若いけど髪まっしろ、というのは、きっと当初の設定はもっと上だったんだろうと偲ばれます。

私にとってこの著者は「青空の澄んだ色は」がオールタイム・ベストなのですが、これはまあ、軽く読めておもしろかったです。
それと、この感想を書いていて気付いたのだけれど、これDrapコミックスだった!<エ□描写が激しいレーベル
ゼンゼンそんなじゃなくて、ノン気同士がゆっくり近づいていくお話でした。



1年くらい前に友だちが「おもしろいよ」と言っていたマンガ。
なぜか今になって、1巻を読んでみた。

岡山の田舎で猟師をやっている著者のエッセーマンガ。
免許を取って、銃を買って、実際に動物を撃って肉にして食べるところまでをたんたんと描いている。
ときどき、ゲテモノを食べてみたりもする。
知らないことばかりでおもしろい。

私の、動物の捌き方の知識はほぼ「大きな森の小さな家」から得ているので、それを図入りで説明してもらっている感じ。
ほんと、もっとありがたくいただかないとなぁ。



著者は神奈川県平塚市で「ペットレスキュー」というペット専門の探偵を開業して15年。 迷子になったペットを捜す……というと呑気な話に聞こえるだろうが、1日20km歩くことはザラ、マンホールに入ったり、ビルの屋上から隣のビルへ飛び移ったりと、その仕事内容はかなりハードである。 捜索依頼の6割は猫、3割が犬、残りの1割はフェレットやプレーリードッグなどの小動物。まれにはタランチュラやヘビの捜索依頼もあるそうだ。 雷にびっくりして走りだしたり、いつもの縄張りよりちょっと遠くへ行って道に迷ったり、ペットたちも迷子になりたくてなるわけではない。心を痛めて帰りを待つ飼い主さんと、やっと見つかったペットとの再会には思わず涙腺がゆるんでしまう。例えば…… ・自分の家に似た家の前で立ち止まりながら、住宅街をトボトボと歩く犬。 ・人間でいえば50km近くを歩いて帰ってきた子猫。 ・一緒に飼われていた仲良しの猫がいなくなり、ご飯を食べなくなってしまった犬。 しかし、ペットの捜索からはペットと飼い主さんだけでなく、それを取り巻く人間模様も密接に絡んでおり、心ない仕打ちにやるせない気持ちになるケースもある。 そんな、ペットと人の不思議な絆、傲慢な人間の行動など、ペット捜索から見えてきた人とペットの関係、全23例を紹介。 巻末には、ペットの種類別捜索マニュアルも。 (Amazonより転載:http://www.amazon.co.jp/dp/4594068448


いろいろな、ペット捜索にまつわるエピソードがおもしろくて、うっかり一気読みしてしまいました。15年間この仕事を続けてきた経験の蓄積はさすがです。さらに本人の経歴もドラマチックで……。

ペットというのは、人によってまったく価値が変わる存在で、だからこそそこにドラマが生まれるんだと思います。
おベンキョウの本ですので感想はナシで。

ここに載せるような本ではないのですが、読書点数をカウントしてるので入れてみました。




……あっ、これが第5紀の100冊目?! なんだか微妙に傷ついた。
今回は2年半かかって100冊。せめて2年で100冊くらい読まないとなぁ。
日本のアニメも好きだけど、ヨーロッパのアート系アニメも好き。クレイアニメとかコマ撮りアニメみたいなプリミティブなのも好き。実験アニメも好き。
夏には、あまり集客のよくなさそうなこうしたアニメもこっそり上映される。もはやジブリブランドを背負ったフレンチアニメ、「キリクと魔女」の監督作とかね。
で、今年はスペインの介護問題を取り上げた「しわ」と、この「パリ猫ディノ」が来た。
「しわ」は以前NHKでこっそり全編放送されたのを録画してるので、こちらを見てきた。

昼と夜で2つの顔を持つネコの活躍を描き、第84回アカデミー賞長編アニメーション部門にノミネートされたフランス製アニメ。パリに暮らす女性警視ジャンヌとその娘ゾエは、ディノという名のネコを飼っている。ゾエはかつて父親がギャングに殺されて以来、ショックで言葉を失っていたが、ジャンヌは夫の仇を探しながら多発する怪盗事件に対応するため多忙を極め、なかなか娘にかまってあげる時間がない。そんな状況で、さびしい思いをしがちなゾエを慰めているのが、ディノだった。ディノは毎日トカゲをとってゾエにプレゼントしていたが、ある日、ダイヤモンドが埋め込まれたブレスレットをもってくる。ディノがどこでそれを手に入れたのか気になるゾエは、散歩に出たディノの後をつけるが……。日本ではフランス映画祭2011にて「パリ猫の生き方」として上映。13年「パリ猫ディノの夜」の邦題で劇場公開。
公式サイト http://www.parinekodino.com/


おしゃれなアニメでした!
そもそも、フィルム上映で、予告編が終わったら画面がちょっと暗くざらついた感じになって、細かいキズがちらちら踊るのをみてそれだけでワクワクしました。
色合いがシックで、まるで絵本を見ているよう。特に、夜のパリを屋根の上から見晴かすところなんて、空がうっすら紫だったり。
キャラクタはデフォルメされてて、特別美人やハンサムが出てくるわけじゃない。
一番のいい男はディノ(♂)だな! 動作も形式化されているんだけど、それでも泣いている飼い主の少女の腕の中に無理やり納まるところとか、盗人の相棒がソファでくつろぐ前を横切って、盗人は猫の背中からしっぽをだらーっと撫でる感じとか、ああ、猫っぽいと思う。

まあ、敵があまりにあほうでサスペンスはさほど緊張しないとか、たとえいいやつとはいえ盗人であるニコが何も罰を与えられないのはどうよ?とか、突っ込みどころもあるとはいえとても愛らしい小品でした。
入場したら、ティーキャディースプーンももらった。
新宿だけで上映とのことで、見られる人は限られてるだろうけれど、見られる環境にある人はとりあえず見て!
(特に猫スキーさま)



>かつらぎさま
すんごい遅レスになりましたが、図書館の話。
CCCの個人データ取り扱いの危うさ、そんな風にまとめてもらうとすごくすっきりします!
その「個人情報を使わせるときに安心を得られる3つのポイント」、機会があったらどこかで使わせてもらいます☆
昭和一ケタ生まれ、長らく翻訳権エージェントとして活躍し、引退後街の図書館に通い始めたおじいさんの、図書館にまつわるエッセー。
引退するまで図書館で娯楽のための本を読むようなこともしていなかったらしい人が、つまり業界人でもヘビーユーザーでもないけれど、出版流通については見聞きしてきた、という人が今の普通の公共図書館を使うとどう感じるか、という点がとても興味深かった。

例えば、副題に「公立無料貸本屋」とつけてしまうところから、もう自由な感じ。
印象として、図書館の現場の人ってこういうこと言われるとすごい感情的に反論しがちなんですが、
直接利害関係のない外野からの素直なアイデアが、現状の突破口になるかもしれないと
思わせる。

無理だよ、という前に、実現する方法を考えてみるといいかも。
12年ぶりの待望の新刊は、サイドストーリーの短編集。
雑誌掲載の2編と書き下ろし2編。本編メンバーはほぼ出てこず、市井の人たちの話。

相変わらず読ませる話でぐいぐい引き込まれるんだ。
ただ、物語になるのはどうしても愚王の治世か王が不在かで世が乱れているときなので
読んでいて辛くもある。
それと、本編をしばらく読み返していなかったので、慶国の歴史ならなんとなく覚えているけどそれ以外の国についてはかなりあやしい。
戴国すらも。
やっぱりシリーズ読み返そうかな~。
小野不由美、十二国記12年ぶりの新刊(ただし短編集)。
本日発売というので勇んで書店へ行って、入り口の平台の目立つところに3列山になっていたのを1冊取ってレジへ直行。

実はタイトルをまだ読めない。

でもよく見たら表紙タイトルにふりがなが振ってあった(苦笑)。
いつもの、前に住んでた街の駅前のおたくフレンドリーな書店に行った。

その1.
「SEX PISTOLS」の新刊が平台に並んでた。
まだ続いてたんだ……。読まなくなったのいつごろだか忘れたけど、ずいぶん前だった気が。
どこまで読んだか思い出せず、続きを買えず。

その2.
「兎オトコ虎オトコ」の1,2巻が平台に立てて置いてあって、思わせぶりに
減ってる形跡があるんですが、もしやようやく3巻が出たの?!
と、スマホで密林検索したけど3巻の出ている様子もなく。がっくり。

結局、ボクラノキセキの8巻と、ハードナッツ3巻、「ぜんぶ猫のせい」(和泉桂、ダリア文庫)の3冊を購入。
マンガ2冊は読み終わったのでおいおい感想書きます。

いちおう記録だけ。余裕があればあとで感想を書きたいなぁ。
誰が「本」を殺すのか

佐野真一は、「東電OL殺人事件」を読んですごいなぁと思いましたが、
そういったら誰だかに薦められた「阿片王」は未読です。
(だってハードカバーを渡されても通勤に持ち歩けないんだもの。)

でも、最近読んだ論文でこの本がこき下ろされていたので(笑)該当部分を読むために購入。

この本ももう10年以上前の出版で、文庫化に当たってその後の動向を加筆されているけれどもそれだって10年前の話。
それを差し引いて読んだとしても、著者は図書館業界の闇(笑)に対してはあまり切り込めていないしその気もないようだ。
というわけで、最初は初めから順に読んでいたけれどなかなか進まないので結局図書館関係の部分だけ拾い読み。
ここに名前が出てインタビューされたという人を知っているけれど、その人がいうはずもない間違いを実に微妙な言い回しでその人が言ったように書いてあって、ナンダカナァと思ったりしました。

これも、1年前に読んでいればまた感想も違ったかと思うのですが、
大阪市長のルポルタージュを雑誌連載第1回で休載・謝罪した後となっては、少々評価も辛くなってしまいました。


公式サイト http://tenshi-wakemae.jp/

『大地と自由』『麦の穂をゆらす風』などのイギリスの名匠、ケン・ローチ監督によるヒューマン・コメディー。スコッチ・ウイスキーの故郷スコットランドを舞台に、もめ事ばかり起こしてきた若者がウイスキー作りを通じて師や仲間と出会い、自らの手で人生を再生していくさまを描く。 (Yahoo!映画より)


銀座テアトルシネマが今月末で閉館する。
それほど何度も通ったわけではないけれど、「わたしたち」のための映画(笑)をよくかけてくれた。
「バンジージャンプする」とか「ペーパーバード」とか。
その最終上映がケン・ローチ、しかもコメディということで、ぜひ見たいと思っていた。

……とはいっても、ケン・ローチは「麦の穂をゆらす風」しか見ていない。
ずっと「ケス」を見たいと思っていて、同時に立ち直れなさそうでどうしても見ることができないでいる。
だから、この映画もコメディといっても痛い思いをするんだろうなぁと覚悟していた。

いやあでもこのあらすじ間違ってるよ!(笑)
以下、ネタバレ伏せます。


主人公のロビーは揉め事どころじゃないワルで、ちょっとしたことでキレて一般男性の将来を奪うような障害を負わせて服役していたようなワル。


そんな彼が、自分を愛してくれる恋人と、彼女との間に生まれた息子のために人生をやり直そうとする。
でも、別にこの映画の中ではウィスキーは作ってなくて盗んでるだけ (大汗)。
でも、盗み方も面白いし換金方法もいいし、だれも傷つかないし損しない。
見終わった後に気持ちよく映画館を出られる、小気味よい映画。
でも、ケン・ローチだからいつガツンとやられても仕方がないと、エンドロールが始まるまで気が抜けなかった(笑)。

主人公が更生できたのはたまたま運がよかっただけかもしれないけれど、
・彼を愛してくれ、彼の息子を産んでくれたまっとうな彼女がいたこと
・社会奉仕の監督官が、彼に無償で親切にしてくれたこと
・ウィスキー工場見学ツアーのガイドが、彼の鼻が利くことを何気なくほめてくれたこと
・彼自身も、たまたま手に入ったネタを金にするアイデアと、それを実行する度胸があったこと
などがあったためかと。
逆に、この4つのどれがなくても更生は難しかったかも。それほど、底辺の生活から抜け出すのは大変なのだろう。

いやでも、いい話でした。


< 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 >

 

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索