リンクさせていただいているボースンさんの途中の感想にとても興味を引かれて読んでみた。

〈アメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)最優秀長篇賞/英国推理作家協会賞スティール・ダガー賞受賞〉プロ犯罪者として非情な世界を生きる少年の光と影を描き、世界を感動させた傑作ミステリ
けっして動かないよう考え抜かれた金属の部品の数々。でも、力加減さえ間違えなければ、すべてが正しい位置に並んだ瞬間に、ドアは開く。そのとき、ついにその錠が開いたとき、どんな気分か想像できるかい? 8歳の時に言葉を失ったマイク。だが彼には才能があった。絵を描くことと、どんな錠も開くことが出来る才能だ。やがて高校生となったマイクは、ひょんなことからプロの金庫破りの弟子となり芸術的な腕前を持つ解錠師になるが……MWA、CWAの両賞の他、バリー賞最優秀長篇賞、全米図書館協会アレックス賞をも受賞した話題作
(ハヤカワ・オンラインより http://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/211854.html


いやー久々に最後一気読みでした!!
確かにミステリだしサスペンスだし、かなり死人も出るし生々しいところもあるんだけれど、これは基本、アメリカの由緒正しいヤング・アダルト小説です。
主人公の青年は、アメリカの貧困層の出で、子どもの頃に悲惨な出来事に遭遇して辛くも生還し、環境や、特殊技能や、若者らしい生硬さから、どんどん犯罪の世界に取り込まれていきます。それに、本人も金庫破りに喜びを見出している点では紛れもなく犯罪者だし、アンチ・ヒーローなのだけれど。
結局は恋人のアメリアを守るためであって、この2人の気持ちの結びつきの強さが、読み手には救いとなります。
冒頭で明らかにされるとおり、現在主人公は刑務所に収監されていて、刑期を過ごしていて10年になるのだけれど、近い将来、刑期を終えて2人が幸せになれることを祈らずにいられない。

全然違うけれど「ウォールフラワー」とか「夜中に犬に起こった奇妙な事件」とか、あんな感じを思い出しました。

……あ、10代の男の子の一人称単数小説だからか?

いいさ、笑ってくれても!(笑)

……感想は後日、気が向いたら。


秋林家別宅で昨年発行BL小説の1位だったのと、なんといってもアクアリウムに惹かれて読みました。

二人の気持ちの醸成される速度が違って、そのぎくしゃくが丁寧に濃やかに描かれていてよかったです。
ただ、受けの性格がちょっと幼い感じがして、今ひとつ感情移入しきれなかったのが非常に残念。
この人の別の話も読んでみたくなりました。ツボなカプの話があれば一気にキそうな予感(笑)。

肝心の(…肝心?)アクアリウム関係の描写がリアリティありました。
ツボを心得ていて、ご自分でも多少はやっているのかしら、と思うくらい。
もし、たまたまアクアリウムを使おうとして調べてここまで書けるならすごい。
でも、逆に言うと「アクアリウム」と言いながら、水草のことばかりでプレコやコリドラしか
熱帯魚に言及がないのがちょっと不思議。
ああ、この人は水景のほうの人なのかしら、と思ったり。

プチ警察小説マイブームなので、久しぶりにこの本を読んでみた。
自分としては改稿前の単行本バージョンが好きなのだけれど、通勤電車で読みやすい文庫版を。

確かに単行本版より整理されて分かりやすくなっているけれど、
高村薫の小説は、理屈で割り切れない人間の業みたいなものが蠢いているところが好きなので
ある程度分かりづらい方が登場人物の感情が生々しくて好きだ。

単行本のほうが、義兄との関係が秘めやかな感じだし。<そこ重要(笑)
私は、子どもの頃はゼンゼン本を読まない子どもで、読むとしても「ツバメ号とアマゾン号」や「ナルニア国ものがたり」から冒険小説のほうに行ってしまって、「赤毛のアン」や「あしながおじさん」「若草物語」など少女の必読書にはまったく手を出していませんでした。
(とはいえルパンもホームズもかじっただけだったな。)

が。先日ついったーで「最近出たヴィレッジブックス版のあしながおじさんはロマンス小説」というつぶやきを読んで、それならちょっと読んでみようか、と思って手を出しました。

いやーハマった。うっかり電車を一駅乗り越すくらい夢中で読みました(笑)。

いまさらあらすじを説明するまでもない超有名小説ですが、ざっくりまとめると
孤児院育ちのジェーンが、理事の1人から援助を得て大学に入り、
理事に大学生活について報告をする手紙で構成される。
後にジェーンはその理事と結婚する。

理事からは返事は来ないことになっているのでずっとジェーン視点で話が進むのですが、
ときどきジェーンの周りに現れる紳士が「あしながおじさん」であると読者は知っているわけで
ジェーンのことを好きでたまらないおじさんが手紙を読んでつい気になって、
なぜかジェーンの前に(友だちの叔父の紳士として)出没したり
ジェーンの別の友だちのお兄さんに嫉妬して、友だちの家にバケーションに行くのを
おじさんとして阻止したり
ジェーンには分からないそれらの事情を、読者はニヤニヤしながら読み進められるという
たいへんな萌え小説でございました(笑)。

こんなロマンス小説だったなんで知らなかったよ!

ひとと動物のかかわり研究会の第2回シンポジウム記録。
「ひとと動物のかかわり研究会」とは以下(サイトより転載)。
http://www.yourou.com/index.html

 今から6年前に、博物学や動物行動学、人と動物の関係学に興味を持つ者が集い、北里大学大学院医療系研究科人間科学原論の養老先生の研究室で、ひとと動物のかかわり研究会は誕生しました。
 学生が卒業したり先生方が退官なされたり、 また研究会の扱う課題が実践的であり啓蒙的な要素も含むため、 養老先生の発案により大学の外に研究会を出して現在の 「特定非営利活動法人 ひとと動物のかかわり」 となりました。
現代の都市社会のなかで「ひとと動物のかかわり」巡るさまざまな問題を背景に、研究会では動物活用プロジェクトを立ち上げ、医療、福祉、教育といった分野に動物を取り入れたさまざまな活動をとおして人と動物のよりよい環境づくりを目指しています。また、ひとと動物のかかわりに関する情報提供や普及啓発事業として、講演会やシンポジウムの開催を行い、その記録を出版という方法で広く皆様に提供しています。


養老猛司がこんな活動をしていたとは知らなかった。特に思い入れもないし。
私自身は動物を人間と同一視することには疑問を持っているのだけれど、
人間の生活と動物はもはや切ってもきれない関係にあるし、
ひとによってこれほど価値感や考え方が異なる対象も多くない。
そこら辺にちょっと興味があって読んでみた。

シンポジウムの記録なので、発表者一人一人の話す内容はそれほど深くなくて
概要を把握するのにはうってつけかも。
いろいろ考えさせられる内容だったけど、一番心に響いたのは図らずも(笑)養老先生のこのひと言。

「つまり人と動物の関係とは、実は人と人の関係の一種の実験的なシミュレーションになっている。」(p96)

だから、人と動物の関係を考えることが、人と人との関係を考えるためのよい材料?であるということ。
もうしばらく、人と動物の関係について、いろいろ考えてみたいと思う。
「警察小説」という切り口で本を選んで読んだことはなかったのだけれど
警察小説のツボを知りたいと、手っ取り早く短編アンソロジーを手に取った。
これは新潮文庫で「鼓動」(http://www.amazon.co.jp/dp/410120845X/)と一緒に出たもの。
作者は
逢坂剛、佐々木譲、柴田よしき、戸梶圭太、貫井徳郎、横山秀夫

集められた短編はほとんどが、それぞれの作家の持っている著名なシリーズの
短編作品なので、「元の話を知っていればもっと楽しめるだろうに」と
残念に思うところもあるものの、それぞれの作家の特徴をよく掴める作品集になっている。

柴田よしきのは、「所轄刑事 麻生龍太郎」からの1篇だったので、
既読の上にそりゃもう好きだろうよ、と評価対象外(?)なのは置くとして、
他の作品も読みたくなったのは佐々木譲と横山秀夫。
逢坂剛は元々好きだし、スペインものでないと食指が動きません(笑)。
貫井徳郎は、たしか1,2冊読んだことがあったはず。この本に収録されている作品は
短いのに二重三重にひっかけを仕掛けていて見事でした。
戸梶圭太も、たしか「バンザイラン」を読んだ。いま思い出した。
(感想はこちら。http://yogiribook.diarynote.jp/200409142334240000/
おもしろいんだけど、積極的に読みたい感じでないのは、たぶん、
男性向けのちょっとエッチで暴力満載のマンガ雑誌を読んでいる気になるからだと思う。
その点、巻末の解題は戸梶作品をよく理解していると思う。

取り急ぎ。感想は後日。
この本の底本となった「我が手に拳銃を」がとても好きだったので
「李欧」が出たときはやや心理的抵抗もあって、
ちゃんと読んだ記憶がないのだけれど、
なんとなく、ガツンと重いミステリ(でもないけど)が読みたくなって
久しぶりにこの本を手に取った。
(……それは、この前に読んだ「ビブリオ古書堂」の反動か?)

確かに、文庫化に当たってかなり手を入れて読みやすくなっているのだけれど
高村薫は、あの整理されていないごちゃごちゃの緻密な不条理なエピソードを
力尽くで繰り出してやがて大きなひとつの流れになっていく様が圧巻で好きなので
やっぱりもとの未整理な作品も好きだなぁと思う。
本屋大賞候補作だと聞いていて、書店の平積みを見てふらっと手に取った。

本の中身ではなく、物理的なモノとしての本から謎を解くところが上手い。
これなら、古典に素養のない私のようなラノベ読者にも楽しめる。
突飛な設定のない話なのだから、栞子さんをこんなキャラっぽくなく
普通に描いてもよかったような気がする。
ラノベレーベルなんだからキャラっぽいのは正解なのかもしれないけれど
本屋大賞にはそこがネックになるかもしれない。

チャンスに恵まれない芸能エージェント、ビミー。彼のもとに転がりこんできた天才ボクシング・カンガルー、マチルダは、ひょんなことから世界チャンピオンをKOしてしまった!たちまち新聞社からマフィアまでを巻き込む大騒動が勃発!一匹のカンガルーに夢を賭ける男たち。その奇想天外な冒険とその意外な顛末を、痛快に、そして心優しく描くギャリコの傑作、ついに登場。
ポール・ギャリコ 東京創元社 2000年
http://www.amazon.co.jp/dp/4488194036


やっぱり画像が出ないのである…。

先日突然この本を読み返したくなって文庫本の山をひっくり返したのに見つからず、ふと「最近読んだ本」のコーナーを見たら書店のカバーがかかってた……。
最近読んだことを忘れていたのではなくて、人に貸していたのが最近帰ってきた、ってだけよ!

さらに、以前読んだときにここに感想を書いた気がしたのだけれど、出てこない。
ああ、オンライン・オフラインともになんて整理の悪い。

なので仕方がなくもう一度感想を書くと。
ギャリコの動物小説のいいところは、動物が擬人化されていないところ。あくまで本能に従って生きている動物に、周りの人間たちが様々なものを見、自己を投影し、一発当てようと画策する。
この話でも、マチルダはもともとサーカスで人間相手にボクシングをするカンガルーなのですが、たまたまミドル級世界チャンピオンをのしてしまい、それがきちんと試合の形式に則っていたために「マチルダが現世界チャンピオンだ!」などと言い出した人たちのせいでどんどん話が膨らんでいく。そしてあるとき、マチルダを中心に作り上げられていった仮想の世界が瓦解して現実がぺろんと現れる。
その鮮やかさが、何度読んでもすがすがしく心地いい。

エリートなマフィアのボス(ただし中年)好きにも特にお薦め。
警視ジュリーシリーズを着々と読み進めていますが、間の感想をすっ飛ばしているのは、やっぱりこのシリーズはミステリとしてはどうかと思うからです。
本当に、ただ単純にジュリーともう一人の探偵役・元貴族のメルローズ・プラントの仲良しっぷりが楽しくて読み続けているだけなので、感想を書こうとするとそういう感想しか出てこないのです(汗)。
まあそういう点では、「酔いどれ家鴨」亭では2人でハムレットを観に行く約束をしているとか、「エルサレム」亭では眠っているメルローズの寝室にジュリーが入ってきて叩き起こすとか、「跳ね鹿」亭ではメルローズが間一髪ジュリーの命を救うとか、この「五つの鐘と貝殻骨」亭ではジュリーが休暇でメルローズの家(というか邸)に遊びに行くとか、仲良しっぷりもだんだん濃くなってきて楽しい限りです。(注:2人は40代の独身男性です。)

とはいえ、この「五つの鐘と貝殻骨」亭は、ミステリ的にはさておき、読者を宙ぶらりんにさせるサスペンス的な要素が非常に上手くて揺さぶられたので、ちょこっとメモ程度に感想。

(以下、ネタバレ含みます)
事件としては、ある遊び人の男が金持ちだけれど財布の紐を握っている妻に嫌気が差し、妻に顔が似ている愛人を作り彼女と共謀して妻を殺害して愛人が妻に成りすます計画を立てる。ところが男が殺されて発見され、さらに男と同じ夜に殺害されたらしい女が遠くロンドンで見つかる。さて、(1)男が計画通り身元が分からないように妻を殺して、愛人に裏切られて殺害されたのか。(2)愛人が妻と男を両方殺したのか。(3)妻が夫の計画に気づいて2人とも殺したのか。そしてなにより、いま警視の目の前にいる「夫を殺された妻」は本当に妻なのか、妻に成りすました愛人なのか。
(ネタバレ以上)

この著者はもともと詩人だそうなので、雰囲気をとてもいい感じに書き込むのですが、どこか行き当たりばったりというか、論理的でないというか、ミステリのお約束をまるっと無視していて、でもこの話では、はっきり書かない、どっちづかずな曖昧な雰囲気書きが活きていると思います。
雨にけむるデヴォンの森、若い女の死体が見つかった、首をスカーフで締められて。ほぼ1年後、ロンドンのパブ「独り残った先駆け馬丁」亭の前の路上で見つかった若い美女の死体は、やはりスカーフによる絞殺。同じ手口によるふたつの殺人は、偶然か、同一犯人か?おなじみハードボイルド田舎刑事の執念がジュリーを助ける。

ポリー・プレイド、といえば『「鎮痛磁気ネックレス」亭―』でおなじみの女誘推理作家。取材で訪れた小村アッシュダウン・ディーンで村人のペットが次々と殺されるという忌わしい噂を耳にしたとたん,愛猫が行方不明、大慌てで電話ボックスに駆けこむと、そこには老女の死体があった。―かくして、警視ジュリーの登場となる。


シェイクスピアゆかりの地ストラトフォード。「お気に召すまま」観劇のあと、女性観光客が喉を掻っ切られて死んでいた。劇場パンフに走り書きされたソネットの二行に謎が隠されて?

http://www.amazon.co.jp/dp/416727535X/

クリスマスの5日前、警視リチャード・ジュリーは雪に覆われた墓地で会った女性に恋をしてしまう。4日前、謎めいた神父に出会う。3日前、元貴族メルローズ・プラントが到着する。事件の解決に欠かせぬ人物だ。2日前、「エルサレム」亭にてジュリーとプラントが顔を合わせる。そしてクリスマス前日…“パブ・シリーズ”第5作。

http://www.amazon.co.jp/dp/4167275325/

『バスカーヴィル家の犬』の舞台ともなった、荒涼たるダートムアで、三人の子どもが次々とむごたらしく殺された。現地にとんだジュリー警視が出会ったのは、地元警察のサム・スペード気取りのハードボイルド刑事。何かと張り合いながら、二人の視線は旧家アッシュクロフト家の10歳の女相続人ジェシカをめぐって火花を散らす。

「鎮痛磁気ネックレス」亭の明察 (文春文庫) [文庫]
マーサ グライムズ (著)

ロンドンから40マイル、このところ首都のベッドタウンとして不動産業者の着目するところとなったリトルボーンの村は、しかし、たたずまいあくまでものどか、もちろんパブもある。村の森から犬が人間の指をくわえて現われたのが事件の発端、警視昇進に照れながら腰をあげたジュリーは、事件を追ってロンドンと村を行き来する。
http://www.amazon.co.jp/dp/4167275317


マーサ・グライムズのパブシリーズ、もしくは警視ジュリーシリーズの第3作。

このシリーズの謎は、本格ではなくて、犯人当てが目的でもなくて、なのでミステリとしてさほどおもしろいかどうかは自信がない。
普通に読んでいて、犯人が判明したときの爽快感みたいなものもない。
じゃあ何で読んでいるかというと、登場する人物たちのキャラクターがいいからではないか、と3冊目にして思う。

繰り返して書いているけれど、とにかく出てくる子どもたち(と動物)の、生意気でこまっしゃくれていて、それでもやっぱり子どもの世界や価値観の中で行動しているところが実に活き活きと描かれている。
また、大なり小なり嫌な奴が次から次へと出てくるのだけれど、これがまた強い印象を与える書き方をされている。嫌な奴ではなくても一癖もふた癖もあるようなキャラクターたちの掛け合いが、また楽しい。

探偵役はシリーズ名にもなっている、ロンドン警視庁のジュリー警視(1,2巻では主任警部)。ジュリーはただひたすら穏やかな性格で、事件の関係者に誠意を持って話を聞いて回る。背が高く、栗色の髪に灰色の目をして笑顔が素敵な紳士なので、とにかく女性はイチコロだけれど、女性を落とす術は笑顔だけな一方、子どもを落とす手練手管はすごい。基本的に大人を信用していない子どもたちが、ジュリーにはコロコロと手懐けられていく。

もう一人の探偵役、第1巻で事件の起こった村に住んでいる爵位を返上した元貴族のメルローズ・プラントがジュリーの友人として彼の捜査を助ける。第1巻では、大学で授業ももち、クロスワードパズルが得意な頭脳派であったのに、2巻以降ではすっかり有り余る金と時間を使ってジュリーの手伝いをする助手役に甘んじているところが、読み手としては少々不満。もうちょっと、二人で丁々発止の知恵の出し合いを繰り広げてくれたほうが楽しいのに……。

それなのに。ジュリーは平民なのに、どんどんプラントに対して遠慮がなくなっていくし、特にこの3巻では冒頭でいきなり、休暇をプラントの屋敷で過ごすのにうきうきと(ではないけれど)荷物を作っているところから始まる……。

いつの間にそんなに仲良しに?!

2人とも40歳前後で独身。ジュリーは各事件ごとに登場する不幸な女性にすぐ惚れるのだけれど、そういう女性はたいてい犯人だったり被害者だったり、様々な理由で彼の想いが遂げられることはない。
プラントも、麦わら色の髪に知性溢れるグリーンの瞳で金縁メガネ(!)というモテ要素満載なのに、そして彼(の財産)を狙っている女性も多いだろうに、好きな女性に上手く気持ちを伝えられなくて独身を続けている。
いいですいいです。キミたちはそうして2人で持ちつ持たれつ独身のまま仲良くしていてくれれば。

そんなわけで、2人の仲良しっぷりが楽しくてシリーズを読み続けています。

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