C.S.ルイス原作の大ベストセラーを本格的に映画化したシリーズ第1作。第二次大戦下のイギリスで、ペベンシーの4兄弟姉妹が、疎開先の屋敷の洋服ダンスから、異世界の「ナルニア」へ入ってしまう。白い魔女によって100年の冬を強いられたナルニアで、彼らが英雄となるまでを、壮大なスケールと、めくるめく映像で展開していく。 原作フ…


我が家でとっている新聞の販売所から前売り券2枚を入手し、姉と姪と3人で見に行こう、と言っていたのだけれどなかなかみんなの都合が合わず、本日ようやく観て来ました。

原作はウン十年前に読んだっきり。すごくおもしろかったという記憶はあったのに内容はすっかり抜け落ちていて、新鮮に観ることができました。
まあね、ところどころ、いかにもディズニーらしくおきれいに誤魔化している部分とかがあって、どうよ?と思ったけれど、

白い魔女がティルダ・スウィントンというだけですべて許そう。

いやもうカッコよかったです。特に最後の二刀流。
1994年にルワンダで起こった、フツ族によるツチ族大量虐殺事件の際、外資系高級ホテルに逃げ込んだツチ族を匿って逃がした、フツ族支配人の物語。
植民地支配のために西洋人があおった民族対立(それも、民族的にはほとんど違いがないのに、勝手に微妙な身体的特徴から区分けしたらしい)が、支配階級がいなくなったら対立がなくなるどころか激化する。映画のなかではずっとフツ族の民兵が狂信的な悪役に描かれてきたけれど、最後にツチ族反乱軍が再興すると、今度はフツ族を虐殺していく。憎しみの連鎖に直面した絶望感に捕われる。
そして、同じことがいま、イラクのスンニ派とシーア派との間にも起こっているのだろうと思うと、遣り切れない。
世界中の人が、命の危険にさらされず、憎しみに捕われないで生きていけるような、そんな世界にならないものだろうか。教科書的で臭いけど、そんなことを心から祈ってしまう、そんな映画だった。
犬に匹敵するほど鼻の利く臭気鑑定士の青年が、いきなり父親から迷子のフレンチ・ブルドッグの世話を押しつけられるのだけれど、なぜか彼にはこの犬の考えていることが人間の言葉として聞こえるのだった。
という、ちょっと不思議な日常系ファンタジー。主人公に犬の声は聞こえるけれど、犬には主人公の言葉は通じない。しかも、犬の声はドスの利いた関西弁の中年男性の声。それだけでなんだかオカシイ。貧乏くじを引きがちな主人公との掛け合いにクスリと笑いが漏れて、犬の可愛さに和んでほのぼのしました。
ちょっとフレンチ・ブルドッグを飼いたくなりました。(<ミーハー)

この映画は、最近できたミニシアター「シネマ・ラ・セット」でやっていました。初めて入ったのですが、客席を見てびっくり。前3分の1はソファと丸テーブルが置いてある! さらに壁ぎわにはなんかソファというかベンチというか、ようするにカウチっぽい椅子まである!
次はもっと早く来てソファ席を確保しようと決めました(笑)。

DVD ジェネオン エンタテインメント 2006/04/21 ¥3,990
今日は有休を取って、なかなか見にいけずにいた映画を3本ハシゴすることにしました。
なぜそんな無謀なことを思いついたのか、いまとなっては定かではありませんが(汗)、全部渋谷だったこともあって、なかなか効率的に回ることができました。

世界的に著名な建築家ルイス・カーン。1975年にフィラデルフィア駅で心臓発作を起こして73歳で死亡した彼は、本妻の他に二人の妻をもち、それぞれに子どもをもうけていた。たった一人の息子であり、いちばん年下のナサニエルが、父の死後25年を経て、その業績を訪ね、父とはどういう人間だったのかを追うドキュメンタリ。

実はルイス・カーンという建築家の名前は知らなかったのですが、冒頭でFLライトやル・コルビジェらと比較されているので、おおよその位置付けがわかりました。(実際にはもう少し後の時代、戦後に活躍した建築家のようですが)
ナサニエル・カーンは婚外子であり、11歳で父と死に別れているのであまり記憶がない。そんな彼が、偉大な建築家であると同時に家庭人としてはルーズだった父親のことを明らかにしていくのですが、彼を英雄のように語る同業の建築家たちや、三人の妻と二人の娘たちの証言、そして残されている本人の講演映像などを積み重ねても、この偉人を明らかにすることはできない。
見ているほうも、なかなか見えてこない正体にだんだん注意力が散漫になるのですが(汗)、彼が最後に手懸け、完成を見ずに死んだ、彼の最大の作品・バングラデシュ国会議事堂で、バングラデシュの建築家の証言が、このユダヤ人建築家の人となりをきゅっと総括し、また最後のナサニエルの一言が、彼がこのドキュメンタリを制作するに至った真の理由を明らかにしている。

また、なんといってもルイス・カーンの作品の力強さがカーンの理想を顕現しているのだけれど、それをうつくしい映像で見せてもらえて本当にうれしい。
中盤をもっとまとめるやり方もあったろうし、もともとテレビ映画用に作成されたためか、画面比率が4:3だったのが残念だけれど、最後にじーんとさせるいいドキュメンタリだと思います。
父子関係にツボがある方にはお薦め。
試写会に当たったので行ってきました。

LotRにハマってから、あの映画に出演していた俳優さんたちは(O.ブルームを筆頭に)みんな好きで、出演映画もマメに観るようにしています。
で、ヴィゴ・モーテンセン氏の前作「ヒダルゴ」(<違う)も見たのですが、なんだかどうもピンと来なかったって言うか、むむむむむ……

が。
や、この映画いいよ! なんかすごくいいよ!!
まず、無駄をそぎ落として極限までシンプルにした脚本がいい。タイトルのように、暴力の連鎖が描かれていて、その発端は主人公の過去にあるのですが、物語はけっして、1カットも回想シーンを入れません。それらはすべて登場人物の言葉の端々から想像するしかなく、けれども少ないセリフでそれを十分に想像させる。すごいです。

絵もいい。絵画のように作り込まれた画面構成がうつくしい。凝りすぎて印象に残るでもなく、それでも隅々に計算が行き届いている感じ。くどくはないけれど、作家性みたいなものが感じられる。(偉そうでスミマセン)

役者もいいです。ホントに芸達者を集めたようで、アカデミー助演男優賞にノミネートされているウィリアム・ハートを始め、誰もかれもすばらしい。特に息子役の彼は、ハイ・ティーンの難しい役どころを印象深くこなしていたと思います。

で、ヴィゴだよ。
最近はずっとネットに出回る画像でしか見ていなくて、「な〜んか冴えないオヤジになっちゃって……」と思ってましたが、やっぱり動いていると違う!! フェロモンが、フェロモンが画面から溢れてくる〜っ!(笑)。
オヤジなのに。40過ぎの皺っぽいオヤジなのに。あんなに思春期の少年のような不安定な表情をするなんてサギだっ。色っぽすぎるよぅ。
特に最後のシーンは、これはヴィゴがやって正解だなぁと感心しました。

90分台という短い映画ながら、贅肉をそぎ落とされたキレのいい映画。これがアカデミー賞で2部門しかノミネートされてないのって腑に落ちない〜。

そして、試写会場で「前売券に、非売品のプレスシートを付けたお得なセット」を売っていたので、勢いで購入。
――タダで見られたからそれでいいやと思っていたのに〜。
野村聡はK県庁のキャリア公務員。「政治は人の上に人を作り、人の下に人を作る」を信条に成績もプライドも高く、業務にもそつがない強い上昇志向を持つ男。婚約者も地元大手建設会社の令嬢。今後は「特別養護老人施設建設」のビッグプロジェクトを足がかりに、更なるステップアップを狙っている。そのプロジェクトを前に、県政の目玉である民間企業との人事交流研修のメンバーに選出され得意満面。ところが、研修先は店員達のやる気がなく、客もまばらなしなびたスーパー「満天堂」。しかも、野村の教育係・二宮あきは自分より年下のパート店員だった。それでも出世のためと意気込む野村だったが…。


試写会で見てきました。
民間企業から官庁の認可団体へ転職した身としては、この官民のギャップが(逆方向ですが)よくわかって笑えました。
ときどき織田裕二の熱のこもった演技に尻がむずがゆくなったりしますが(笑)、細かいネタ振りをきちんと回収していて、脚本も上手くできてるなぁと思います。

あ、でも、織田裕二って年取ったなぁ。
柴咲コウって、織田裕二と並ぶとずいぶん小柄に見える。
そして、石坂浩司。歳は取ったけど変わらないなぁ……。
試写会にて観賞。
皇帝ナポレオンが所持していたとされる、この世に3つだけ存在する財宝“ナポレオン・ダイヤモンド”。そのうちの2つを盗み出したのを最後に泥棒家業を引退し、バハマのパラダイス・アイランドで悠々自適の生活を送るマックスとローラ。ところがそこへ2人を追い続けるFBI捜査官スタンがやってくる。実は、島に一時停泊している豪華客船にナポレオン・ダイヤモンドの最後の1つが展示されていたのだった。やがてそのダイヤを狙うギャングもマックスに接近してくる。マックスとの平穏な生活を願い、マックスに再び昔の仕事に戻らぬよう懇願するローラだったが…。


コンパクトにまとまっていて面白かったです。
芸術的泥棒の犯罪の派手さと、警察官との友情すら感じる騙し合いのコミカルさが、ルパン3世を思い出させる。
適度なお色気もあり、お笑いもあり、細かいところで「?」なところもあったけれど、楽しかったです。

……スタン捜査官が髪の毛薄くなかったら、いろいろ楽しかったのに、残念です(汗)。
男2人と女が1人。その内1人の男はゲイ。そんな彼らの奇妙な三角関係を描いた学園ドラマ。大学の学生寮でルームメイトとして同じ部屋に入居したエディとスチュアート。彼らのもとにコンピューター・ミスで3人目の同居人、女学生アレックスが入居してくる。始めはぎこちなかった彼らも次第に打ち解け共同生活を楽しむようになってゆくが、そんな生活の中、エディは次第に自分がゲイであることに気づいてゆく……。


昨日の「ウェディング・バンケット」と一緒に借りました。わかりやすすぎる客だ……(笑)。

こちらもゲイを含む三角関係の話ですが、こちらは3つの一方通行によって閉じてしまった円環状態。とはいえ、明るい大学生の寮生活のなかで育まれるので重苦しさはなし。
3人のバランスが、危ういながらも一瞬バランスを取るのですが、結局はその緊張感に耐えきれず、はらりと崩れてしまうまでが描かれています。

関係自体はあり得なそうですが、3人の感情は誰もが青春時代に身に覚えがあるようなことで、共感できました。
3人は、疎遠になりつつも卒業後も友人同士として会うのですが、やはり当時の濃密な関係とは違ってしまっている。なんだか切ないなぁ。

透明感の溢れるいい映画でした。尺も93分と短いし。
まあ、BLスキーとしては、スチュアートとエディの関係がもう少し三角形の他の2辺程度に濃くなってくれるとうれしかったのですが、そうすると卒業後のあの雰囲気にはならなくなっちゃっただろうしなぁ。

VHS ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 1997/01/22 ¥2,528
ツタヤの半額セールを機に、ブロークバック・マウンテンの予習(笑)に、アン・リー監督のゲイが出てくる映画を借りてみた。
ビデオ屋に行って、恋愛もののコーナーになく、ドラマのコーナーにもなく、もしやと思って行ったコメディの棚にあった。
が、見てみて納得。前半は結構ケラケラ笑えました。とくに中国式披露宴の派手派手しさはすごい。披露宴に呼ばれた白人の友だちの
「中国人は物静かなんじゃなかったのか?」
というボヤキはおかしすぎ。
それと、マメに新郎の世話を焼くサイモン(新郎の恋人)がいいなぁ。
二人が愛し合ってる雰囲気もステキ。BBMにも期待が持てます。
後半はしみじみ。

(以下ネタバレ)

息子がゲイだとばれた場合、普通は母親の方が先に自体を受け入れて、父親はそんな母親に言い含められ引きずられてなし崩し的に了解――みたいなのが、BLでは多いような気がしますが、この話では、母親はいつまでも息子がゲイだということを心の底では受け入れられない。
たぶん、偽装結婚と知らずに嫁ができて、嫁が孫まで妊娠してる、ってことで、母としては同じ女である嫁と、孫へのシンパシィのほうが勝ってしまったからなんじゃないかしら。
その辺の心の機微が繊細でいいなぁと思いました。


(ネタばれ以上)


ところで。
この映画のあらすじをどこかから借りてこようと、goo映画のページを見たらなんだか楽しいことが書いてありました。

http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD10136/comment.html
台湾からアメリカに帰化した青年とアメリカ人青年のゲイカップルが、グリーンカードが欲しい上海出身の女の子と偽装結婚する騒動記。同性愛、アジア系アメリカ人の台頭、家族、グリーンカードなど、現代のニューヨークに山積する諸問題を見つめた作品。監督・製作・脚本はニューヨーク大学映画学科出身で、「推手」の女流映画作家アン・リー。(後略)


……おやぁ?(笑)

VHS ビクターエンタテインメント 1994/06/24 ¥16,800
30年代。製作途中の映画を打ち切られそうになった監督デナムは、映画を完成させるため&今までにない冒険映画を撮るため、海図にも載ってない“髑髏島”を目指す。だがそこは死に絶えたはずの恐竜や巨大昆虫、巨大なゴリラ(コング)が住んでいる島だった。しかも女優のアンが原住民にさらわれ、コングの生け贄にされてしまうのだった………


ようやく時間を見つけて観てきました!
なんか、すごいB級色の濃い映画で、その辺はニヤリとしながら気楽に見ればいいんだと思うんですが、中盤の、南海の孤島に漂着してからコングを捕らえるまでがホラー色たっぷりで長々しくて、正直「もういいよ……(涙目)」って思いました。オタク監督が好きで仕方がなくてたくさん盛り込んじゃった♪という愛は重いほど感じましたけどね(苦笑)。
が、コングが捕らわれてからはもう、最後の悲劇が目に見えてすでに涙。自然の楽園では王者だった者が、都会のジャングルに捕らわれている惨めな様はそれだけで涙。そして、行き止まりのエンパイア・ステート・ビルディングに登り始めたところでもう涙、涙……。
動物と子どもと年寄りががんばってるところは弱いんです(汗)。

わたし、戦場のピアニストは観ていないので、これが初エイドリアン・ブロディだったんですが、この人の顔って……形容しがたいですね。
いわゆる美形と言うには顔が長いし鼻がでかいし目が細いし唇が薄いし、それなのに妙な色気があるって言うか、目が離せないっていうか。
ひょろっとしてるのに脱いだら意外といいカラダしてるし、カシミアのコートを羽織ってる姿はノーブルだし。
自分の中でどうカテゴライズしたらいいのか悩みます。
試写会で見てきました!
毎週のように映画を観ているので同居の親からクレームが入ったので、今日はカイシャの飲み会ってことになってます(苦笑/この歳になって……)。

映画は、すごかったです。
あの映画を観た人はきっと誰もが、テロのニュースを聞く度に感じるだろうあんな感情やこんな感情を、同じようにかき立てられると思います。たぶん、だから新しい発見みたいなものはないでしょう。
でも、日常生活のなかで断片的に降って湧くようなあれこれを、こうしてひとつの作品にまとめて、さり気なく、けれど強烈なメッセージとして伝え、さらにエンタテインメントとして成立させる手腕はすごいと思います。
ホント、すごい。
見終わった後は、すっきりなんてしません。決して終わらないテロのニュースを聞き、感じるような無常観を同じように感じると思います。
でも、たとえばそこで「じゃあ平和のために立ち上がろう!」ってところまで思わなくても(いや、思うのがいいんでしょうけれど)、「戦争なんてイヤだよ。報復のための殺し合いなんて、なにも生まないよ」って思うだけでもいいと思います。
身内が不当に殺されたとして、報復したい気持ちも分かるけど、でも、それが何も生まないことを自覚して報復するべきだ。
そして、報復という手段が目的にすり替わってはいけないし、報復する権利のない周辺の人たちが尻馬に乗ってもいけないと思う。

なんて、いつになく一生懸命語ってしまった(含羞)。
でも、すごい映画だと思います。
ケーブルTVのミステリ・チャンネルで1月から放送が始まった、BBCのカドフェルのドラマ。
録画しておいてなかなか見る時間がなかったのですが、本日ようやく1本目「死体が多すぎる」を見ました!
なんといってもカドフェルはデレク・ジャコビなので(原作以上に/笑)カッコイイのですが、ヒュー……(遠い目)。
いや、企み系の、眉が細い顔で髪が短く背も高くないのはたいへんよろしいんですが、黒髪・黒目で ハ ン サ ム でなきゃ。<それはムリ
あ、いや、ホントはハンサムでないところがよかったのです。見た目がイマイチなのに頭脳明晰・公明正大・腕っ節も強いところがいいところなんですから。最後の方では見慣れてしまい、ヒューにぴったりと思いました。
ま、それを言ったら目を奪われるような輝ける美少女であるはずのアラインが(以下略)。
そんなわけでちょっとずつ見ていこうと思います。

DVD 日本クラウン 2004/05/21 ¥39,900
機長役のショーン・ビーン目当てで応募した試写会に行って来ました。
応募したとき気を付けてなかったんですが、これはお一人ご招待の試写会だったのを、ハガキが来たときに気づかなくて、つい友だちにお誘いメールを送ってから慌ててなかったことにしてもらったといういわく(?)つき。

さらに、不法録画対策に、入場時に手荷物検査するのはいいんですが3人がかりでも時間かかりすぎ。わたしは整理券番号298番でしたが入場できたのは開場後25分、もう開映5分前になってましたよ。

が、開映といいながら、5分遅れで始まったのは、協賛企業からの抽選の商品の説明……。抽選と合わせて20分近く費やして、ようやく映画が始まったのでした。
ま、1時間38分という、最近では珍しく短い作品なのでよかったですが。

予告は、ピクサーの「カーズ」、南極物語、パイレーツ・オブ・カリビアン2、そしてナルニア。
スミマセン、南極物語でいきなり涙が……。歳を取ると涙もろくなってイカン。

急死した夫の遺体を飛行機で運ぶカイル。しかし、一緒に乗ったはずの娘が、機内で行方不明に…。乗務員や他の客たちは、娘がいなかったと証言。乗客リストにも名前が残っておらず、娘の荷物も消えているという衝撃サスペンス。ジョディ・フォスターが、自分の記憶を信じ、必死に娘を探すカイルを演じる。 映画の前半は「結末がどうな…


公開前なのでネタバレに抵触しない程度に思ったことを書くと。

それ、ありえないから。

で、終わりそうな……(遠い目)。

でも、ショーン・ビーンは、彼が演じることに意義のある役だったと思います。どういう点が、というところまで書くとネタバレ抵触しそうなので、突っ込まないでくださいませ。
全然冷静になってないし!(苦笑)

メガヒットファンタジーの第4作は、青春ドラマとしての側面が色濃くなり、より大人も楽しめる仕上がりになった。クィディッチ・ワールドカップを観戦しに来たハリーだが、夜空に「闇の印」が浮かび人々は混乱。ホグワーツ校で開催される「三大魔法学校対抗試合」では、選手を決める「炎のゴブレット」が、17歳以上という資格にもかかわら…


今日、出かけたついでにようやく見てきました。
ああ〜面白かった!
もちろん波瀾万丈のストーリーとか、シリーズの転機ともなるラスボスの復活もすごかったですが、なんといっても主人公3人組の心情が青春ものの王道!でよかったです。
特に共感したのはやっぱり紅一点のハーマイオニーで、「Boys……(男の子って……)」という呆れた溜め息とか、「さっさとわたしを誘いなさいよ!」と叫んでまだまだ子どもでいたいロンにビビられ、ハリーと連れだって逃げられちゃうところなんてもうっ(身悶え)。
悪との闘いもさることながら、この3人の友情物語が今後とっても楽しみです。
株式会社の誕生から、政治システムを超えてグローバル化している企業の正体を描き、現在の企業を一人の人格として精神分析を行うと完璧な“サイコパス(人格障害)”であるという診断結果のもと、すべては利益のために働く機関としての企業の、様々な症例を分析します。
マイケル・ムーア監督、ノーム・チョムスキーMIT教授を始めとする総勢40人の証言や発言を基に構成された『ザ・コーポレーション』は、グローバル化された資本主義社会を生き抜くために必見の“サバイバル・シネマ”です。


ドキュメンタリのプチ・マイブームで見てきました。
レディースデイの、仕事が終わってから見られる一番早い回を見たのですが、開映5分前まで観客はわたしだけ……。
これはもしや貸切?と期待したものの、最終的には7,8人になったようです。
映画の内容は、ものすごく情報量が多いし、考えさせられることも多くてまだ整理がついていません……。

ただ、「企業という法人を精神分析する」という着眼点はよいものの、企業という集合体のなかで、当てはまる点を拾い集めて「サイコパス」と診断するのはズルいのではないかしら。普通の人間を10人集めて同じ事をしたって、サイコパスと診断される可能性だってあり得るし。

それと、視点が基本的に「企業vs消費者」の対立構造であって、もちろん企業の経営者も個人としては善人だけど、ということも描いているものの、消費者だって企業を構成する要素だという視点が抜け落ちているように思うのだけれど。

とはいえ、企業は「持続可能な」システムに生まれ変わるべきだという主張はもっともだと思うし、ボリビアで、水道の民営化に反対した都市がデモを行って市民の手に水道経営を取り戻したエピソードはすごいと思うし。(同時に、日本は郵政民営化しちゃって本当によかったのか、あらためて疑問に思います。)
そして、最近の日本の企業による犯罪といえば耐震強度偽造疑惑ですが、そんなことも合わせていろいろ考えさせられました。

まあ、あまりに情報量が多くて途中意識が遠のいた部分がありましたが(汗)。

【追記】
(1)企業側・消費者側・活動家側さまざまな人のコメントがあったが、日本でも有名なM.ムーア監督はさておき、先日亡くなった経済学の“神様”ドラッカーや、コンピュータの父・チョムスキーなど、名前だけは聞いたことのある人たちがしゃべってるところが見られてちょっと感動。

(2)ムーア監督の、自分たちの作る告発映画が大企業によって配給される矛盾について語った言葉が印象的だった。
「大企業は、利益のためなら自分の首を絞める縄さえ売る。私は、その縄でありたい。」
なまじな覚悟じゃないよな、やっぱり。
そして、そんなムーア監督を見て、オウム問題のドキュメンタリ映画を撮っている森達也監督のことをふと思い出した。

(3)そしてそんな想いはやっぱり闘う言語学者チョムスキーにたどり着くんだよな。
民主主義って、闘い続けなければ簡単に倒れてしまうんだなぁ。
元旦の夜に、地元テレビ局で放映していたのを、お年始に来ていた姉家族と見る。

舞台は近未来。サンフランシスコ郊外に住むマーティン一家に家事専用ロボットのNDR14(ロビン・ウィリアムズ)が届けられ、アンドリューと名付けられる。しかし、人間的感情をもち備えているアンドリューは、やがて人間でありたいと強く願うようになり、自分と同じようなロボットを探す旅に出る…。 クリス・コロンバスがアイザック・…


これ、公開時に映画館に観にいったんです。当時はロボットSF、とくにロボットが人間性を得る話に非常に興味がありまして。原作アシモフですし!
(でも「アイ,ロボット」は結局見なかったなぁ)

とはいえ、アンドリューがいきなり中年だったので興ざめしたことを思い出しました(苦笑)。映画館では、話の浮沈がなくだらだらと続く印象でしたが、テレビ版ではカットされてたのか飽きずに見ましたが。

そして、このタイトル(特に後半)は覚えにくくて検索するのに苦労しました。

DVD ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2005/06/22 ¥2,000
昨日はうっかり夜10時ごろに居眠りしてしまい、目が覚めたら深夜2時。まだ年賀状を書き終わっていなかったので、このDVDを流しながら3時半までかかって書き終わる。
で、残った時間でパソコンのキーボードのキーを外してお掃除して、組み立てなおしたらパソが認識しなくなってしまった(汗)。
あわわわわ……。
どうやら、OA機器用汚れ落としの液が、入ってはいけないキーボードの内部に浸透してしまった模様。
(なんか、緑のボードが見える針の先ほどの穴に入っちゃったんだよなぁ/遠い目)

自分クリスマスプレゼント第2弾はピアスだったんだけど、第3弾にキーボードが加わりそう(涙)。
ニューヨークのメイシー百貨店では毎年クリスマス前の街頭パレードが恒例だったが、今年はサンタ役の男が酔いつぶれて大弱り。そこに「自分はサンタだ」と名乗る老人(リチャード・アッテンボロー)が現れ、見事パレードは成功。しかし、それを苦々しく思うライバルデパートは、彼を精神異常者にしたてようとする…。


クリスマスにクリスマスらしい映画を見ながら年賀状を書こうと思って借りてきました。
結局後半は手が止まっちゃいましたけど。
ほのぼのしみじみいい話だったけれど、あのオチはアメリカ人でないと感激の度合いが激減ですね……。
現実とフィクションの混じり具合が絶妙で、不思議な感じのする映画でした。
あと子役の女の子がおしゃまでカワイイ。

DVD 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2004/10/22 ¥1,565
えへ。自分クリスマス・プレゼント第1弾で〜す。(かなりヤケ)
自分よりもイッちゃってるGEEKたちを見ていると安心します(笑)。でも、やっぱりファンフィクっていうかスラッシュの話が出てきたときには視線逸らし気味……。
ナレーションがドム(メリー役のドミニク・モナハン)だったので余計うれしかったり。
そして、「オーリ! インタビューに答えるときは足を椅子から下ろしなさい!!」と思わず世話焼きばあさんなことを考えてしまうのでした。

DVD ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2005/12/21 ¥3,990
子どもの頃に、偶然テレビで見てトラウマになったホラー映画が2本あって、ひとつは「蝋人形の館」、そしてもう1本がこの「ハウリング」でした。
先日、ケーブルテレビで放映していたので録画したのを、今日見てみました。

これ、1980年の映画なんですね。25年前ってのがよくわかる、すんごいチープな作りで、今となっては逆に笑えるところもあるのですが、それは主に狼人間の造型であって、本体が出てくるまでの演出は結構怖かったです。
でも、ググってみると、当時としては画期的な特殊メイクとデザインだったようですね(汗)。

とはいえ、この映画の(ワタシ的)一番のポイントは、そこかしこに漂うエロチシズム。狼人間にされてしまった主人公のダンナが、狼女と夜中の森で焚き火のそばでヤカンしながら変身していくシーンは子どものころのリビドーをいたく刺激いたしましたね〜ああ懐かしい。
すっかりスレてしまったいまでは、「オオカミ同士ならばやはり正常■ではなく後背■では?」などと要らぬことを考えてしまいました。

いや、でもチープなりにがんばって作ってるのが分かる作品です。
それなりに評価されたのか、続編が6まで出来てたんですね。でも、続編はなんかすごく酷評、というかそれを通り越して失笑を買っているようなので手を出す気なし。

DVD ビデオメーカー 2002/01/30 ¥3,990

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