靴に恋して
2004年12月7日 映画鑑賞記録(04.03〜)23歳のレイレは、高級靴店の店員。夢は靴デザイナーになることだが、自信がない。カレシは、「夢をあきらめちゃいけない!」と言い残して去っていった・・・
49歳のアデラは、クラブのオーナー。夢は、小説家になること。だけど、知的障害者の娘の世話で余裕のない日々。
43歳のマリカルメンは、堅実で現実的なタクシードライバー。夫が急逝して10年、ずっと家族のために生きてきた。「愛されたい・・・」
25歳のアニータは知的障害者だ。ハンサムな看護士のホアキンに密かに恋している。叶うはずもないけれど、得意の絵で想いを表現するが・・・
45歳のイサベルは、高級官僚の妻。夫婦仲はとうに冷え切っている。高級靴を買いあさることで孤独を埋める。ほんとうは、子供がほしい!
王子様のいない5人のシンデレラたち。みんな、いまの生活をリセットして、真実の恋、仕事、家庭、夢にチャレンジしたいと思っているが、果たして・・・・マドリッドからリスボンへ―――
〈公式サイトより引用〉
公式サイト
http://www.elephant-picture.jp/kutsunikoishite/
えーと、ゲイのカップルが出てくるというので見に行きました。
というのは半分冗談ですが(……半分だけ?)、あらすじを見るとなんだか5人の女性の関係が複雑で混乱しそうでしたが、映画を見るときちんとわかりやすく理解できますし、それぞれの人生のままならなさと、それを忘れるための逸脱が共感を持って描かれ、それぞれの運命が絡まり合って解れた最後に、それぞれの選んだ人生がまたほろ苦く、余韻が深い映画でした。
レイレちゃんはファッションがステキ。ミニマムな開襟シャツにGパンとかフレアスカートとか、シンプルなのに可愛いんだな〜。真似したくなっちゃいました。
それと、アデラお母さんもステキでした。大人の女性の落ち着きと、少女のように恋に不安になるところが魅力的。
えーと、ネタばれですが、
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最後に幸せなのはゲイカップルだけっていうのはどうなんでしょうか? しかも2組もあるし!!
それにしても、ゲイのひとり、ホアキンくんはとってもかわいい。笑顔のきらきらしさは、オーランド・ブルームくんに匹敵するくらいです。彼が出てくるだけでもう目の保養でした〜。
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処刑人
2004年11月30日 映画鑑賞記録(04.03〜)コナーとマーフィー兄弟は、マフィアのケンカに巻きこまれて留置されるが、そこで信じる神から「悪しき者を処刑せよ」との啓示を受ける。正当防衛で留置所を出た2人はすぐに銃を手に入れ、神の啓示に従い、闇にはびこる悪人たちを始末していく。 全米各州で上映禁止になったほどのバイオレンス映画だが、不快感より爽快感を感じるのは…
カイシャの先輩から強力プッシュされていた、萌え映画。
スタイリッシュ・クライム・ムービーというと「ロック、ストック、アンド トゥー・スモーキング・バレルズ」を思い出す。「キス☆キス☆バン☆バン」もその類か。それらと比べるとスタイリッシュさでは劣るし結論の出ない終わり方には賛否両論あるだろう。
でも、ソレ系のヘンさ加減ではダントツと言えよう。
――っていうかウィレム・デフォー!
ヘンなFBI捜査官をとっても楽しそうに演じていてステキ。そして男といちゃいちゃしていてそれもステキ。
でも世の中的には、主役の兄弟が萌えなんでしょうね。
っていうか、話的には兄弟である必要がまったくないのに、なぜか2人いる。そしていつも一緒にいて同じ行動をする。お互いを深く思い合い、バディものならお約束のケンカ別れ→別行動→和解という過程もまったくない。そしてそこまで仲良しである理由もまったく描かれない。
ヘンだよこの映画〜。
まあ、彼らが2人である理由はネタばれになりますが
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最後に三位一体を表現するためだったのでしょうけれど。
というわけで、BL的妄想としては、3人でヨロシク。<うわぁぁぁ(汗)。
DVD ジェネオン エンタテインメント 2001/06/08 ¥3,990
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ハウルの動く城
2004年11月27日 映画鑑賞記録(04.03〜)
「あの城が歩くんだよ、可愛くない?」と友人に力説されて一緒に観てきました。
今までの宮崎作品の(というほど見てもいませんが)メッセージ性の高さとか難しいこと考えてそうな感じと比べると、わりとはっきりと恋愛メインのお話でした。ハウルは美青年設定らしいのですが、美青年というよりタラシ。絵に描いたようなタラシっぷりがステキでした。90歳の老婆にされてしまった主人公ソフィーは、実は見る前に勝手に「最初はとってもワガママな子で、それ故に呪いをかけられるのだけれど、ハウルの城で働くうちに気だてがよくなり、生来の気の強さも手伝って最後には呪いをうち砕く」などというストーリーを抱いていたのですが、実は最初から地味だけど気だてのいい子だったのでちょっと意外。かえって老婆になって開き直ったことで地味な性格がオープンになって、魅力的なおばあちゃんでした。
プロでない声優については悪い意見をよく耳にしていましたが、キムタクも倍賞千恵子も違和感ありませんでした。もう、「宮崎アニメの声優はプロ声優っぽくないかんじ」というのになれてしまったようです。あ、でも笑うところなんかでキムタクは現代っ子っぽさが滲んでました。
演出で一番感心したのは、冒頭。いきなり霧の中からハウルの城が出てきたのが印象的でした。「ハウルの動く城」を見に来て、城の画像は目にしていた観客としては、「あの城がどうやって動くか」っていうのをかなり期待していると思うんですが、なんのもったいもつけずにいきなりそれを見せてくるところに、「こういう手もあるんだ〜」と思いました。
逆に、ハウル自身についてはかなりもったいつけてなかなか顔をはっきり見せなかったなぁ。
動きとか絵のきれいさは抜群ですが、最近のCGを多用したアニメと比べればまだアナログっぽさというか、手描きっぽさ、セル絵の不透明感が目立っていますが、お話的にも、そのあたりが逆に懐かしさを思わせてよい感じでした。
あ、それから、途中で出てくるイヌのヒィ(という名前)がもうもう超〜カワイイ!
今までの宮崎作品の(というほど見てもいませんが)メッセージ性の高さとか難しいこと考えてそうな感じと比べると、わりとはっきりと恋愛メインのお話でした。ハウルは美青年設定らしいのですが、美青年というよりタラシ。絵に描いたようなタラシっぷりがステキでした。90歳の老婆にされてしまった主人公ソフィーは、実は見る前に勝手に「最初はとってもワガママな子で、それ故に呪いをかけられるのだけれど、ハウルの城で働くうちに気だてがよくなり、生来の気の強さも手伝って最後には呪いをうち砕く」などというストーリーを抱いていたのですが、実は最初から地味だけど気だてのいい子だったのでちょっと意外。かえって老婆になって開き直ったことで地味な性格がオープンになって、魅力的なおばあちゃんでした。
プロでない声優については悪い意見をよく耳にしていましたが、キムタクも倍賞千恵子も違和感ありませんでした。もう、「宮崎アニメの声優はプロ声優っぽくないかんじ」というのになれてしまったようです。あ、でも笑うところなんかでキムタクは現代っ子っぽさが滲んでました。
演出で一番感心したのは、冒頭。いきなり霧の中からハウルの城が出てきたのが印象的でした。「ハウルの動く城」を見に来て、城の画像は目にしていた観客としては、「あの城がどうやって動くか」っていうのをかなり期待していると思うんですが、なんのもったいもつけずにいきなりそれを見せてくるところに、「こういう手もあるんだ〜」と思いました。
逆に、ハウル自身についてはかなりもったいつけてなかなか顔をはっきり見せなかったなぁ。
動きとか絵のきれいさは抜群ですが、最近のCGを多用したアニメと比べればまだアナログっぽさというか、手描きっぽさ、セル絵の不透明感が目立っていますが、お話的にも、そのあたりが逆に懐かしさを思わせてよい感じでした。
あ、それから、途中で出てくるイヌのヒィ(という名前)がもうもう超〜カワイイ!
シービスケット
2004年11月12日 映画鑑賞記録(04.03〜)
DVD ポニーキャニオン 2004/08/18 ¥3,990 1930年代、不況の真っただ中のアメリカで、1頭のサラブレッドの活躍が国民に勇気を与える─。実話をもとにした感動のドラマ。騎手ジョニーが乗る「シービスケット」は、西海岸での競馬レースで連勝。しかし、東海岸の王者からの挑戦を受け、レースを目前に控えたとき、ジョニーが半身不随の重傷を負ってしまう。 騎手の目線でとらえた…
カイシャのオタクな先輩に「処刑人いいよ〜すっごいツボだよ〜」と洗脳されたので、TS*TA*YAの半額セールで借りて見ようと思い、会社帰りに立ち寄ったら、DVDは全部借り出されていた。
映画見たい熱が醒めやらぬままに店内をさまよい歩き、観たいと思って見ていなかった「シービスケット」を借りる。
いい話だ〜。話自体もいいけど、原作付き映画として、原作のつづめ方がスマートで自然。描写も殊更に感情をあおり立てないであえて淡々と綴っているところが、原作の波瀾万丈の筋立てをかえって活かしていると思う。終わり方のあっさりさ加減がいい。
そしてなにより、キャスティング。というかトビー・マグワイア。ハリウッドで一番「貧相」が似合う男。この人がひとたびスクリーンに現れただけで、「あ、この人絶対苦労人で幸せが手の中からすり抜けていく人だ」というのが見ているほうによく分かる。(例:スパイダーマン)すばらしい。
いや、でも競馬のレースシーンも手に汗握るし、穏やかな秋の景色なんかもうつくしい、いい映画じゃないですか。わたしはLotRのファンで、あの作品がアカデミー賞11部門受賞したのは当然だと思うし、M&Cのファンで、あの作品はあと3つくらい受賞してもいいくらいだと思っているけれど、この作品だって2つ3つ賞を取ったって全然おかしくないと思う。(そんなにアカデミー賞の数はありません)
カイシャのオタクな先輩に「処刑人いいよ〜すっごいツボだよ〜」と洗脳されたので、TS*TA*YAの半額セールで借りて見ようと思い、会社帰りに立ち寄ったら、DVDは全部借り出されていた。
映画見たい熱が醒めやらぬままに店内をさまよい歩き、観たいと思って見ていなかった「シービスケット」を借りる。
いい話だ〜。話自体もいいけど、原作付き映画として、原作のつづめ方がスマートで自然。描写も殊更に感情をあおり立てないであえて淡々と綴っているところが、原作の波瀾万丈の筋立てをかえって活かしていると思う。終わり方のあっさりさ加減がいい。
そしてなにより、キャスティング。というかトビー・マグワイア。ハリウッドで一番「貧相」が似合う男。この人がひとたびスクリーンに現れただけで、「あ、この人絶対苦労人で幸せが手の中からすり抜けていく人だ」というのが見ているほうによく分かる。(例:スパイダーマン)すばらしい。
いや、でも競馬のレースシーンも手に汗握るし、穏やかな秋の景色なんかもうつくしい、いい映画じゃないですか。わたしはLotRのファンで、あの作品がアカデミー賞11部門受賞したのは当然だと思うし、M&Cのファンで、あの作品はあと3つくらい受賞してもいいくらいだと思っているけれど、この作品だって2つ3つ賞を取ったって全然おかしくないと思う。(そんなにアカデミー賞の数はありません)
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ヴィタール
2004年11月9日 映画鑑賞記録(04.03〜)
交通事故で記憶を失った青年が、意識を回復してから人体解剖に異常な興味を示し始める。医学生となり、解剖実習で彼に割り当てられた献体は、彼とともに交通事故にあって亡くなった恋人のものだった……。
という、塚本晋也監督・浅野忠信主演の映画の試写会に当たったので、浅野ファンの友人を誘って見てきました。
事前に調べてみたところでは、監督は「人間とはなにか」というようなテーマを持って映画を作ったようでしたが、試写会では「愛」をメインに据えてアンケートが設定されていたので、どうもイメージが混乱気味。映画自体もアート系なので、わかりやすいというかわかりにくいというか……。
「生」に実感を持てず、「死」に憧れていた恋人が、主人公との愛を「死」を通じて完成させようと目論むホラーチックな文脈で読み解くことも、また記憶を失い、恋人の存在したことさえ実感できない主人公が、体の細部に固執して、恋人の記憶を再生しようとする観念的な文脈で読むこともできる。ということは、どっちの視点で見ればいいのか、事前の宣伝やちらしのコピーなんかで指し示してくれないと、印象が曖昧なまま「ふーん」という感想で終わりそうな感じ。
ちなみに、浅野忠信の上半身ハダカなシーンがあるのですが、胸毛&腹毛に衝撃を受けた……。
という、塚本晋也監督・浅野忠信主演の映画の試写会に当たったので、浅野ファンの友人を誘って見てきました。
事前に調べてみたところでは、監督は「人間とはなにか」というようなテーマを持って映画を作ったようでしたが、試写会では「愛」をメインに据えてアンケートが設定されていたので、どうもイメージが混乱気味。映画自体もアート系なので、わかりやすいというかわかりにくいというか……。
「生」に実感を持てず、「死」に憧れていた恋人が、主人公との愛を「死」を通じて完成させようと目論むホラーチックな文脈で読み解くことも、また記憶を失い、恋人の存在したことさえ実感できない主人公が、体の細部に固執して、恋人の記憶を再生しようとする観念的な文脈で読むこともできる。ということは、どっちの視点で見ればいいのか、事前の宣伝やちらしのコピーなんかで指し示してくれないと、印象が曖昧なまま「ふーん」という感想で終わりそうな感じ。
ちなみに、浅野忠信の上半身ハダカなシーンがあるのですが、胸毛&腹毛に衝撃を受けた……。
チャンピオン 明日へのタイトルマッチ
2004年11月5日 映画鑑賞記録(04.03〜)
そりゃもう当然、密林で予約購入→届いたその日に鑑賞ですよ!!
天然さ加減がたまらない、英国人俳優オーランド・ブルームのコメディ映画です。
密林jpより無断引用
役者本人の天然な資質そのまんまな主人公がかわいいです。アンタ素で演ってるだろう?と突っ込みつつ、とてもわかりやすいギャグに声を出して笑わせてもらいました。
映画の出来としてはとってもチープですが、そのチープさ加減が可愛らしい作品です。
……でもOBファン以外には薦めません。
DVD ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン 2004/10/27 ¥3,990
天然さ加減がたまらない、英国人俳優オーランド・ブルームのコメディ映画です。
ジミーは牛乳配達の仕事に生きがいを感じている好青年。たまたまジムで練習中に放ったパンチがある有名ボクサーに見事命中し、骨折させてしまったことから彼の運命は大きく変わる。なんとそのボクサーは、現世界チャンピオンとの対戦を間近に控えた選手だったのだ!ジミーに底知れぬ潜在能力を感じたトレーナーたちは、ジミーを鍛え上げ、彼の代わりに世界チャンピオン戦に出場させようと意気込む。こうして、ジミーは一夜にしてイギリス中が注目するボクサーとなり、対戦に向けて激しいトレーニングを強いられる身となってしまう。
「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ、「パイレーツ・オブ・カリビアン」のオーランド・ブルーム主演最新作スポ根アクション。
密林jpより無断引用
役者本人の天然な資質そのまんまな主人公がかわいいです。アンタ素で演ってるだろう?と突っ込みつつ、とてもわかりやすいギャグに声を出して笑わせてもらいました。
映画の出来としてはとってもチープですが、そのチープさ加減が可愛らしい作品です。
……でもOBファン以外には薦めません。
DVD ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン 2004/10/27 ¥3,990
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モーターサイクル・ダイアリーズ
2004年10月22日 映画鑑賞記録(04.03〜)
キューバ革命の立役者で、39歳でボリビアでのゲリラ戦の最中に捕らえられて殺された革命家が、革命の人生を進む以前の青春時代の旅行について描かれた映画。
年上の友人とポンコツのバイク1台に相乗りして、南米大陸を縦断する旅に出て、そこで様々な人々と出会い、影響されていく様子が描かれたロードムービーです。ロードムービーってすぐ途中で飽きちゃって苦手な分野だったのですが、この映画は艱難辛苦に笑いもあって、とてもおもしろかったです。
ゲバラ役のガエル・ガルシア・ベルナルくんも、旅に出発するころにはヒゲも剃ってて可愛い顔なのに、旅が進むにつれ、無精ひげも伸び、目つきも思慮深く精悍な雰囲気に変わっていくのがよかった。
ちなみに、それほど大きくない映画館での単館上映だからか、とても混雑していました。ゲバラ信者とガエルくんファンが入り混じっていた感じかなぁ。
年上の友人とポンコツのバイク1台に相乗りして、南米大陸を縦断する旅に出て、そこで様々な人々と出会い、影響されていく様子が描かれたロードムービーです。ロードムービーってすぐ途中で飽きちゃって苦手な分野だったのですが、この映画は艱難辛苦に笑いもあって、とてもおもしろかったです。
ゲバラ役のガエル・ガルシア・ベルナルくんも、旅に出発するころにはヒゲも剃ってて可愛い顔なのに、旅が進むにつれ、無精ひげも伸び、目つきも思慮深く精悍な雰囲気に変わっていくのがよかった。
ちなみに、それほど大きくない映画館での単館上映だからか、とても混雑していました。ゲバラ信者とガエルくんファンが入り混じっていた感じかなぁ。
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インファナル・アフェア 2
2004年10月8日 映画鑑賞記録(04.03〜)
5日に見に行く予定だったこの映画、急な豪雨で金曜に予定を変更しましたが、金曜もやっぱり雨……。
おむすびウーマンさんと銀座のシェリー専門店で待ち合わせ、シェリーとつまみで軽くお腹を満足させてから映画を見に行きました。
この2は1の前に当たる段階と言うことで、結果が分かっているものの、十分に面白い出来でした。1は「警察に潜入したマフィアと、マフィアに潜入した警察官の話」というシンプルな構図を軸に展開していましたが、2はマフィアのボスが代替わりしてから潰されるまでを、警察とマフィアの拮抗を絡めながら描く分、話は複雑になって面白いです。
っていうかハウ兄さん! インテリヤクザwithメガネ!! しかも大柄で無口でいつも側に控えている手下付き。サイコウです。
インテリヤクザ好きなお嬢さん方には必見ですが、2だけ見てもまったく訳が分からないと思いますので、ぜひ1を見てから見に行ってください。
あ、トニー・レオンとアンディ・ラウ演じる1での主役二人の、若いころを演じた二人、ハンサムでした。見分けが付きにくいけど。
それと、どことなーく日本人俳優に似ている俳優さんたちが出てくるので、どうも気になったり。見終わってからおむすびウーマンさんと「ウォン警部って渡哲也+石原裕次郎って感じだよね!」「サムって谷啓に見える〜」と盛り上がりました。
上映後、3部作の完結編の予告が流れたのですが、どうやら3は1のエピソードを切り口を変えて(新キャラも投入して)描き直すようです。うーん、それってどうなんだろう……。2が予想以上に面白かっただけに、最後までコケずにがんばって欲しい。
おむすびウーマンさんと銀座のシェリー専門店で待ち合わせ、シェリーとつまみで軽くお腹を満足させてから映画を見に行きました。
この2は1の前に当たる段階と言うことで、結果が分かっているものの、十分に面白い出来でした。1は「警察に潜入したマフィアと、マフィアに潜入した警察官の話」というシンプルな構図を軸に展開していましたが、2はマフィアのボスが代替わりしてから潰されるまでを、警察とマフィアの拮抗を絡めながら描く分、話は複雑になって面白いです。
っていうかハウ兄さん! インテリヤクザwithメガネ!! しかも大柄で無口でいつも側に控えている手下付き。サイコウです。
インテリヤクザ好きなお嬢さん方には必見ですが、2だけ見てもまったく訳が分からないと思いますので、ぜひ1を見てから見に行ってください。
あ、トニー・レオンとアンディ・ラウ演じる1での主役二人の、若いころを演じた二人、ハンサムでした。見分けが付きにくいけど。
それと、どことなーく日本人俳優に似ている俳優さんたちが出てくるので、どうも気になったり。見終わってからおむすびウーマンさんと「ウォン警部って渡哲也+石原裕次郎って感じだよね!」「サムって谷啓に見える〜」と盛り上がりました。
上映後、3部作の完結編の予告が流れたのですが、どうやら3は1のエピソードを切り口を変えて(新キャラも投入して)描き直すようです。うーん、それってどうなんだろう……。2が予想以上に面白かっただけに、最後までコケずにがんばって欲しい。
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インファナル・アフェア
2004年10月4日 映画鑑賞記録(04.03〜)
しばらく前に「1枚買うと1枚タダ」キャンペーンで買ったDVD(たしか「サウンド・オブ・サイレンス」だったかな?)の中にネットへ接続してプレゼントを当てよう!みたいなチラシが入っていたので応募してみたら、映画の全国鑑賞券が当たった。3作品から選べたんですが、他の2候補がなんだったかは忘れたものの、人から「おもしろかったよ」と聞いていた「インファナル・アフェア」の、続きにしてしまった。
1も見てないのに。
で、友人と明日観に行くことにしたので、慌てて1を見る。
意外な面白さで堪能しました。
これはもう題材を選んだ時点で半分は勝ったも同然だと思うんですが、マフィアと警察の駆け引きの緊張感が最初から最後まで引き続き、最後も意外な展開になって、映画の作り方としてもよかったとおもいます。
二人の潜入者が潜入に至る経緯をかいつまんで紹介すると、すぐにその二人がそれぞれの組織で出世して重要な取引とそれを摘発しようとする場面となって、いきなり双方の緊迫した駆け引きを見せてあっという間に映画の世界に引きずり込まれてた感じがすごいです。最初の盛り上がりシーンが終わると、それぞれの組織が内通者をあぶりだそうとする静かな緊迫したシーンが入り、それが一人の人間の死(これがまたすごく印象的な死に方で!)によってまた大きく動く。その後半の山場が収束してハッピーエンドかと思うと、前半に仕組まれていた伏線がここへ来てあっちこっちで表面化し、二転三転して終わる。脚本も練られてて飽きさせません。
それに、香港のあちこちを上手く絵として切り出していて、ドラマチックな雰囲気を盛り上げていると思います。
すごく満足な1本でした。
ちなみに、昨日は「亡国のイージス」も読み終えたんですが、考えてみるとこちらも前半は潜入ものなんですよね。
DVD ポニーキャニオン 2004/02/18 ¥3,990
1も見てないのに。
で、友人と明日観に行くことにしたので、慌てて1を見る。
マフィアの組員の18歳のラウは、ボスのサムの指示で香港警察に入る。一方、ラウと同じ警察学校に通っていたヤンは組織犯罪課のウォン警視に見込まれてマフィア世界へ潜入。10年後、ラウは警察内で出世し、ヤンもサムに気に入られて麻薬取引をまかされるまでになっていた。そんな中、マフィアも警察も内部情報者がいると知り、双方とも裏切…
意外な面白さで堪能しました。
これはもう題材を選んだ時点で半分は勝ったも同然だと思うんですが、マフィアと警察の駆け引きの緊張感が最初から最後まで引き続き、最後も意外な展開になって、映画の作り方としてもよかったとおもいます。
二人の潜入者が潜入に至る経緯をかいつまんで紹介すると、すぐにその二人がそれぞれの組織で出世して重要な取引とそれを摘発しようとする場面となって、いきなり双方の緊迫した駆け引きを見せてあっという間に映画の世界に引きずり込まれてた感じがすごいです。最初の盛り上がりシーンが終わると、それぞれの組織が内通者をあぶりだそうとする静かな緊迫したシーンが入り、それが一人の人間の死(これがまたすごく印象的な死に方で!)によってまた大きく動く。その後半の山場が収束してハッピーエンドかと思うと、前半に仕組まれていた伏線がここへ来てあっちこっちで表面化し、二転三転して終わる。脚本も練られてて飽きさせません。
それに、香港のあちこちを上手く絵として切り出していて、ドラマチックな雰囲気を盛り上げていると思います。
すごく満足な1本でした。
ちなみに、昨日は「亡国のイージス」も読み終えたんですが、考えてみるとこちらも前半は潜入ものなんですよね。
DVD ポニーキャニオン 2004/02/18 ¥3,990
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テイキング・ライブズ
2004年10月1日 映画鑑賞記録(04.03〜)そうだ、今日は映画の日じゃん!と、突如思い立ってカイシャ帰りに新宿で映画を見てきました。
いちおうプロファイラーもの、ということと、以前見た予告がそれなりに面白そうだったのと、でもその後の評判を耳にしないので正規の値段で見るのはもったいないかも?と思う一方で、早く見ておかないと終わっちゃうかも、という危惧から、終業後30分で映画館へ駆け込むという場当たり的な見方でした。
内容は、あんまりプロファイリングを期待して見ると肩すかしでしたが、目撃者役のイーサン・ホークがなんか可愛かったです。
それと、冒頭の、犯人が最初に他人の人生を乗っ取るところが、サスペンスフルにエロティックでよかったです。なんだか「リプリー」を思い出しました。バーで、アンジェリーナ扮するFBI捜査官と、イーサン演じる目撃者が話をするシーンもよかった。全般に、前半は丁寧に作られていた気がするのですが、後半で散漫な印象になったかな?
ネタバレは事前回避してたのですが、あらすじを見ただけで犯人が分かってしまうので、そこがもったいなかったです。
いちおうプロファイラーもの、ということと、以前見た予告がそれなりに面白そうだったのと、でもその後の評判を耳にしないので正規の値段で見るのはもったいないかも?と思う一方で、早く見ておかないと終わっちゃうかも、という危惧から、終業後30分で映画館へ駆け込むという場当たり的な見方でした。
内容は、あんまりプロファイリングを期待して見ると肩すかしでしたが、目撃者役のイーサン・ホークがなんか可愛かったです。
それと、冒頭の、犯人が最初に他人の人生を乗っ取るところが、サスペンスフルにエロティックでよかったです。なんだか「リプリー」を思い出しました。バーで、アンジェリーナ扮するFBI捜査官と、イーサン演じる目撃者が話をするシーンもよかった。全般に、前半は丁寧に作られていた気がするのですが、後半で散漫な印象になったかな?
ネタバレは事前回避してたのですが、あらすじを見ただけで犯人が分かってしまうので、そこがもったいなかったです。
ヴァン・ヘルシング
2004年9月13日 映画鑑賞記録(04.03〜)
うっかり感想を書き忘れておりましたが、公開初日に見てきたのでした。
ネタバレを気にせず書きますので、すでにご覧になった方、ネタバレ平気な方、そして、あらかじめ期待しないで見に行きたい方のみどうぞ。
↓
↓
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まず主役のVHですが、最初、あのヴィジュアルを見たときに、日本のサブカル好きならだれでも「……ヴァンパイアハンター?」と思わずにいられないでしょうけれど、実際みてみると「……グイン?」と思いました。
VHは過去の記憶を失っており、自分の正体と過去を知るために、ヴァチカンの聖騎士団に所属して怪物退治をしています。彼には2000年近く前の記憶がぼんやりと残っているのですが、そんなことあり得ないと誰もが信じない。が、彼を別の名で呼び、過去を知る一人の男、それがドラキュラ伯爵なのです! しかも、最後の決闘のシーンでは伯爵、執拗に「自分と手を組め」とVHに迫るし。見せようによってはとっても萌え要素なのに、なぜ。
もっとこの軸をしっかり作ってくれればいいのに、なんだかいろんな要素が詰め込まれすぎてて書き込みが甘い。ツボはもっと奥まで突いてもらわないと、なんだか中途半端なんですよね。
それに、せっかく3大モンスター夢の共演なのに、それぞれのモンスターの萌え要素を生かし切れてないのがもったいない。
まず、フランケンシュタインの萌えといったら、醜い姿と死人の体から作られたゆえに人々から恐れられ、その哀しみのために暴力を働いてしまう、という、現代にも通じる暴力の連鎖の哀しさがあると思うんです。プラス、今回は原作をちょっと変更して、彼を作ったフランケンシュタイン博士が殺され、フランケン君はその哀しみでさらに凶暴化するのですが、ああ、その辺がまったく活かされてない……。せめて、つぎはぎだらけの体の一部がぼろっと落ちるところは見せないとフランケン映画としてはダメダメでしょう?
つづいて狼男。狼男もの映画としては、子どもの頃に見た「ハウリング」がめっちゃくちゃツボだったのですが、どこがツボって、吸血鬼にも通じますが「傷つけられると狼人間に感染しちゃう」という点かと。そして、それでも愛した女が狼人間だと知りつつセックスに至ってしまう(それも野姦)なところが萌だと思うのですが……。
あとは、月の周期に従って獣になるので、人間に戻っている間には獣だったときの自分の所行を後悔するところですよね。
今回はその哀しみ・苦しみを、麗しいウィル・ケンプさんに思う存分演じていただければとっても色っぽかったはずなのに、あまりに矢継ぎ早に繰り出されるアクションの合間に沈んでほとんどない。もったいなさすぎ。登場したときの、棒杭に両手を上に拘束されたシーンが唯一の萌え? ああ……(嘆息)。
そしてなんといっても萌えモンスターの巨匠(?)、吸血鬼さまですが、まずは吸血鬼は処女を催眠→洗脳して言いなりにさせないとダメだろう!! いちおうアナ王女が誘惑されかかるんですが、アナ……もうちょっとギリギリまで堕落しかかってくれないと、色っぽくないよ。
そしてなにより、吸血鬼といったら吸血行為。なのに、この映画では鋭い牙は出すものの、一度たりとも首筋にその牙が埋め込まれることがないのです。
ダメダメ!! 超ダメダメ!!! セックス行為の暗喩とも言われる吸血行為がなかったら、吸血鬼のどこが怖いんだ!!
つまり、高いレイティングをつけられて観客を狭めないために、血が流れたりいたずらに痛そうな描写はすべてカットされたと、そういうわけですね。
それで「吸血しない吸血鬼」? ふん。なんたるナンセンス。
ドラキュラの3人の花嫁はチャーミングで怖くてとってもよかったのに。
なんだか、とってももったいない映画だよな……。
ちなみに、カールは役者さんの大ファンなので、客観的な評価などできません(笑)。
ネタバレを気にせず書きますので、すでにご覧になった方、ネタバレ平気な方、そして、あらかじめ期待しないで見に行きたい方のみどうぞ。
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まず主役のVHですが、最初、あのヴィジュアルを見たときに、日本のサブカル好きならだれでも「……ヴァンパイアハンター?」と思わずにいられないでしょうけれど、実際みてみると「……グイン?」と思いました。
VHは過去の記憶を失っており、自分の正体と過去を知るために、ヴァチカンの聖騎士団に所属して怪物退治をしています。彼には2000年近く前の記憶がぼんやりと残っているのですが、そんなことあり得ないと誰もが信じない。が、彼を別の名で呼び、過去を知る一人の男、それがドラキュラ伯爵なのです! しかも、最後の決闘のシーンでは伯爵、執拗に「自分と手を組め」とVHに迫るし。見せようによってはとっても萌え要素なのに、なぜ。
もっとこの軸をしっかり作ってくれればいいのに、なんだかいろんな要素が詰め込まれすぎてて書き込みが甘い。ツボはもっと奥まで突いてもらわないと、なんだか中途半端なんですよね。
それに、せっかく3大モンスター夢の共演なのに、それぞれのモンスターの萌え要素を生かし切れてないのがもったいない。
まず、フランケンシュタインの萌えといったら、醜い姿と死人の体から作られたゆえに人々から恐れられ、その哀しみのために暴力を働いてしまう、という、現代にも通じる暴力の連鎖の哀しさがあると思うんです。プラス、今回は原作をちょっと変更して、彼を作ったフランケンシュタイン博士が殺され、フランケン君はその哀しみでさらに凶暴化するのですが、ああ、その辺がまったく活かされてない……。せめて、つぎはぎだらけの体の一部がぼろっと落ちるところは見せないとフランケン映画としてはダメダメでしょう?
つづいて狼男。狼男もの映画としては、子どもの頃に見た「ハウリング」がめっちゃくちゃツボだったのですが、どこがツボって、吸血鬼にも通じますが「傷つけられると狼人間に感染しちゃう」という点かと。そして、それでも愛した女が狼人間だと知りつつセックスに至ってしまう(それも野姦)なところが萌だと思うのですが……。
あとは、月の周期に従って獣になるので、人間に戻っている間には獣だったときの自分の所行を後悔するところですよね。
今回はその哀しみ・苦しみを、麗しいウィル・ケンプさんに思う存分演じていただければとっても色っぽかったはずなのに、あまりに矢継ぎ早に繰り出されるアクションの合間に沈んでほとんどない。もったいなさすぎ。登場したときの、棒杭に両手を上に拘束されたシーンが唯一の萌え? ああ……(嘆息)。
そしてなんといっても萌えモンスターの巨匠(?)、吸血鬼さまですが、まずは吸血鬼は処女を催眠→洗脳して言いなりにさせないとダメだろう!! いちおうアナ王女が誘惑されかかるんですが、アナ……もうちょっとギリギリまで堕落しかかってくれないと、色っぽくないよ。
そしてなにより、吸血鬼といったら吸血行為。なのに、この映画では鋭い牙は出すものの、一度たりとも首筋にその牙が埋め込まれることがないのです。
ダメダメ!! 超ダメダメ!!! セックス行為の暗喩とも言われる吸血行為がなかったら、吸血鬼のどこが怖いんだ!!
つまり、高いレイティングをつけられて観客を狭めないために、血が流れたりいたずらに痛そうな描写はすべてカットされたと、そういうわけですね。
それで「吸血しない吸血鬼」? ふん。なんたるナンセンス。
ドラキュラの3人の花嫁はチャーミングで怖くてとってもよかったのに。
なんだか、とってももったいない映画だよな……。
ちなみに、カールは役者さんの大ファンなので、客観的な評価などできません(笑)。
抱擁
2004年8月25日 映画鑑賞記録(04.03〜)
1年半前に飛行機の中で見た映画のDVDを買ってしまいました。
飛行機で見たときはよくできた恋愛ミステリだと思いましたが、その後原作を読んだ後では、かなり端折っていてやや物足りない印象。でも、映画を見ておいたから、原作のなかなか進まない長広舌も耐えられたのだと思うと、それなりによいのかも。
過去の恋人たちを演じた二人がとてもいい。とくに美人・美男子でないところがね。クリスタベルを演じた女優さんの、知的な女性のイタズラめいた微笑みは印象的。
DVD ワーナー・ホーム・ビデオ 2004/06/18 ¥1,575
飛行機で見たときはよくできた恋愛ミステリだと思いましたが、その後原作を読んだ後では、かなり端折っていてやや物足りない印象。でも、映画を見ておいたから、原作のなかなか進まない長広舌も耐えられたのだと思うと、それなりによいのかも。
過去の恋人たちを演じた二人がとてもいい。とくに美人・美男子でないところがね。クリスタベルを演じた女優さんの、知的な女性のイタズラめいた微笑みは印象的。
DVD ワーナー・ホーム・ビデオ 2004/06/18 ¥1,575
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ドット・ジ・アイ
2004年8月24日 映画鑑賞記録(04.03〜)
暴力的な恋人から逃れてマドリッドからロンドンへ出てきたカルメンは、資産家の優しい恋人バーナビーから結婚を申し込まれる。だが、独身最後の夜を女友達と祝うヘンナイト・パーティでキスした見知らぬ男キットと、恋に落ちてしまう。
マスコマ流れでプリングズ役をやっていたジェームズ・ダーシー目当てで見てきました。
上のあらすじだけならば陳腐な三角関係ものなのですが、ときどき挿入されるハンディDVDカメラで撮影されたような映像――というか、それをだれが、なぜ撮影しているのかが謎のまま進むサスペンスでもある。
後半の二転・三転のどんでん返しがお見事。おもしろかったです。
カルメン役の女優さんが、キュート。キット役のガエル・ガルシア・ベルナルは、役どころにクセがないからか目立った印象は残さないけれど、それはそういうものなのでいいんじゃないか?と。
この映画は、ガエルが最初にクレジットされているとはいえ、主役はカルメンでしょう。で、見所はダーシー演じるところのバーナビー。ネタばれになるので詳しくは申せませんが、プリングズとはまったく異なるキャラクターを見事に演じていたと思います。
っていうか。
ダーシー身長高すぎ。キットが余計にお子ちゃまに見えます〜。
それを考えると、高身長のダーシーやベタにーを向こうに回してけっして小さく見なかったラッセル・苦労ってやっぱりすごい役者さんなのかも知れない。
訂正:うわーんガエルの姓を最初間違えて打ってました〜(汗)。何事もなかったように修正。作家じゃないってば。>自分
マスコマ流れでプリングズ役をやっていたジェームズ・ダーシー目当てで見てきました。
上のあらすじだけならば陳腐な三角関係ものなのですが、ときどき挿入されるハンディDVDカメラで撮影されたような映像――というか、それをだれが、なぜ撮影しているのかが謎のまま進むサスペンスでもある。
後半の二転・三転のどんでん返しがお見事。おもしろかったです。
カルメン役の女優さんが、キュート。キット役のガエル・ガルシア・ベルナルは、役どころにクセがないからか目立った印象は残さないけれど、それはそういうものなのでいいんじゃないか?と。
この映画は、ガエルが最初にクレジットされているとはいえ、主役はカルメンでしょう。で、見所はダーシー演じるところのバーナビー。ネタばれになるので詳しくは申せませんが、プリングズとはまったく異なるキャラクターを見事に演じていたと思います。
っていうか。
ダーシー身長高すぎ。キットが余計にお子ちゃまに見えます〜。
それを考えると、高身長のダーシーやベタにーを向こうに回してけっして小さく見なかったラッセル・苦労ってやっぱりすごい役者さんなのかも知れない。
訂正:うわーんガエルの姓を最初間違えて打ってました〜(汗)。何事もなかったように修正。作家じゃないってば。>自分
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マッハ !!!!!!!!
2004年8月12日 映画鑑賞記録(04.03〜)
ウワサのムエタイ映画を観てきました。
いやー、楽しかった! タイ好きとしては、映画が始まる前からかかっていたタイPOPSのチープなノリですでに心が躍りだしてました。(と、同行していたおむすびウーマンさんに言ったら、「体も踊りだしてるんじゃない?」と突っ込まれた……)
いわゆるクンフー映画は見たことないのですが、ようするに筋らしい筋はなくってただアクションを楽しめばいいんでしょ?という心構えで見たのですが。
それにしては、主人公のティンがお師匠さんから「ムエタイを使っちゃイカン」と止められていたので最初はどれだけ挑発されても戦わないのでちょっぴり気が殺がれてしまいましたが、いったん闘い始めるともうノンストップ。ウソだろー、と突っ込みいれたくなるくらい人海戦術でやってくる敵さんを端から倒していくティン。かっこいいっす。
でも、どんどん過激になる攻撃に、見ていてつい「あ、イタ」と頭を押さえたり「いたたたた……」と腕を押さえたりしたのはご愛嬌ということで。
あちこちにタイっぽさが滲んでいるのも楽しかったです。
いやー、楽しかった! タイ好きとしては、映画が始まる前からかかっていたタイPOPSのチープなノリですでに心が躍りだしてました。(と、同行していたおむすびウーマンさんに言ったら、「体も踊りだしてるんじゃない?」と突っ込まれた……)
いわゆるクンフー映画は見たことないのですが、ようするに筋らしい筋はなくってただアクションを楽しめばいいんでしょ?という心構えで見たのですが。
それにしては、主人公のティンがお師匠さんから「ムエタイを使っちゃイカン」と止められていたので最初はどれだけ挑発されても戦わないのでちょっぴり気が殺がれてしまいましたが、いったん闘い始めるともうノンストップ。ウソだろー、と突っ込みいれたくなるくらい人海戦術でやってくる敵さんを端から倒していくティン。かっこいいっす。
でも、どんどん過激になる攻撃に、見ていてつい「あ、イタ」と頭を押さえたり「いたたたた……」と腕を押さえたりしたのはご愛嬌ということで。
あちこちにタイっぽさが滲んでいるのも楽しかったです。
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「スペインの淑女たち」が聞ける映画2本
2004年8月8日 映画鑑賞記録(04.03〜)6月にツアーでイギリス旅行に行った友だちが、湖水地方でピーター・ラビットのテーマパーク見学をブッチして帆船博物館へアマゾン号を観に行き、そこの売店で買ってきたBBC製作のテレビ映画「The Swallows and the Amazons」のビデオを、PAL→NTSCに変換ダビングしたので見に来る?と言われて遊びに行きました。
原作を読んだのは今を去ること20年近く前でして(大汗)、再読もしていなかったというのに、映画を見ていると忘れていたあのシーンやこのシーンがわらわらと思い出されて、見ていた3人が3人とも「わー」とか「キャー」とか言いながら大喜び。
書き忘れましたが、原作は、岩波少年文庫で出ている「ツバメ号とアマゾン号」という子どもたちの冒険小説。子どもたちだけで小さなヨットを操って湖水地方の湖を舞台にキャンプをしたり戦争ごっこをしたりする、いたって現実的な話なんですがこれがまた楽しいんだ!
で、この子達が映画冒頭で、最初に湖に漕ぎ出すときに歌うのが「スペインの淑女たち」でした。
このお友だちというのが、帆船好きで一緒にマスコマにはまっていますので、引き続き日本語版マスター・アンド・コマンダーDVD鑑賞へ突入。
映画館で見るのもいいし、DVDを家のパソコンで見たいときに見るのもいいけど、こうして同好の士とともに「わー」とか「キャー」とか叫びながら見るのも楽しいんですよね〜。
しかも彼女のおうちのテレビにはタワー型のスピーカーが二つ付いていて、うちで見るのと音響の迫力がゼンゼン違う!!
久々に堪能しましたです。
原作を読んだのは今を去ること20年近く前でして(大汗)、再読もしていなかったというのに、映画を見ていると忘れていたあのシーンやこのシーンがわらわらと思い出されて、見ていた3人が3人とも「わー」とか「キャー」とか言いながら大喜び。
書き忘れましたが、原作は、岩波少年文庫で出ている「ツバメ号とアマゾン号」という子どもたちの冒険小説。子どもたちだけで小さなヨットを操って湖水地方の湖を舞台にキャンプをしたり戦争ごっこをしたりする、いたって現実的な話なんですがこれがまた楽しいんだ!
で、この子達が映画冒頭で、最初に湖に漕ぎ出すときに歌うのが「スペインの淑女たち」でした。
このお友だちというのが、帆船好きで一緒にマスコマにはまっていますので、引き続き日本語版マスター・アンド・コマンダーDVD鑑賞へ突入。
映画館で見るのもいいし、DVDを家のパソコンで見たいときに見るのもいいけど、こうして同好の士とともに「わー」とか「キャー」とか叫びながら見るのも楽しいんですよね〜。
しかも彼女のおうちのテレビにはタワー型のスピーカーが二つ付いていて、うちで見るのと音響の迫力がゼンゼン違う!!
久々に堪能しましたです。
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サウンド・オブ・サイレンス
2004年8月2日 映画鑑賞記録(04.03〜)
DVD 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2003/06/19 ¥2,090 精神科医のネイサン(マイケル・ダグラス)は、手の付けられない分裂症の少女エリザベス(ブリタニー・マーフィ)の診察を依頼される。面談治療の翌日、ネイサンの娘ジェシーを誘拐した電話が。誘拐犯は「午後5時までにエリザベスから6桁の数字を聞き出せ」と要求する。リミットに追われながら、ネイサンの必死の調査が始まった。
2枚で2980円セールのときに、「ガタカ」と抱き合わせで買いました。
悪役のS.ビーン目当てです。
犯人グループが組織力と資金ありすぎでどうよ?と思うところがなきにしもあらずですが、サスペンスとしては最後まで緊張感を引っ張っていて面白かったです。6桁の数字がアレだというのはかなり面白いネタだよな。
そして、男性が多く出ているわりに主人公・犯人グループ・犯人グループを裏切る男・主人公の同僚の4種類しかいないのに対し、女性は分裂症の少女、誘拐される娘、妻、殺人課の女刑事と、4人とも個性的で活躍もして、男性陣を食ってるかんじ。そのバランスがおもしろかったです。
2枚で2980円セールのときに、「ガタカ」と抱き合わせで買いました。
悪役のS.ビーン目当てです。
犯人グループが組織力と資金ありすぎでどうよ?と思うところがなきにしもあらずですが、サスペンスとしては最後まで緊張感を引っ張っていて面白かったです。6桁の数字がアレだというのはかなり面白いネタだよな。
そして、男性が多く出ているわりに主人公・犯人グループ・犯人グループを裏切る男・主人公の同僚の4種類しかいないのに対し、女性は分裂症の少女、誘拐される娘、妻、殺人課の女刑事と、4人とも個性的で活躍もして、男性陣を食ってるかんじ。そのバランスがおもしろかったです。
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ニック・オブ・タイム
2004年7月11日 映画鑑賞記録(04.03〜)
DVD パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン 2004/05/28 ¥2,090 税理士のワトソンはLAのユニオンステーションで、警察を装った暗殺者たちに目をつけられ、娘を人質にとられる。彼らは「90分以内にカリフォルニア知事を暗殺せよ」とワトソンに指示を出し、彼は知事がいるホテルで右往左往するハメに。 ジョニー・デップが、とんでもない事件に巻き込まれた平凡な税理士を熱演。助けも求められないま…
非常によくできたタイムリミットもの。「90分以内に指定の人物を暗殺しなければ娘を殺される」という状況へ主人公が追い込まれるまでに、15分しかかけていない。あとは、映画の進行と話の中の時間がほぼ同じスピードで進み、しかも舞台は知事が選挙運動をしている巨大ホテルの内部に限定されている。主役は芸達者なジョニデに、悪役はクリストファ・ウォーケンと手堅く押さえ、山椒は小粒でぴりりと辛い作品。に、なるはずなのに。
うーん、今ひとつインパクトに欠けるのは、上手に作りすぎてきれいにまとまっちゃったからかなぁ。
カイシャの近くの駅ビル内のCD屋で、「1枚買うと1枚タダ」キャンペーンのワゴンから、これと「サウンド・オブ・サイレンス」を買いました。
で、会計を済ませて振り向いたら、店内の別の場所に「1枚買うともう1枚は半額」キャンペーンの棚が……。思わず近寄ってみたら、先日大変おもしろかったスパイダーマンの1と、しばらく前に見て気に入っていたデカダンSF「ガタカ」が置いてあった。
こっちに気づいてたらこの2枚を買ったのに!
……けっきょく翌日買っちゃったけどね。
非常によくできたタイムリミットもの。「90分以内に指定の人物を暗殺しなければ娘を殺される」という状況へ主人公が追い込まれるまでに、15分しかかけていない。あとは、映画の進行と話の中の時間がほぼ同じスピードで進み、しかも舞台は知事が選挙運動をしている巨大ホテルの内部に限定されている。主役は芸達者なジョニデに、悪役はクリストファ・ウォーケンと手堅く押さえ、山椒は小粒でぴりりと辛い作品。に、なるはずなのに。
うーん、今ひとつインパクトに欠けるのは、上手に作りすぎてきれいにまとまっちゃったからかなぁ。
カイシャの近くの駅ビル内のCD屋で、「1枚買うと1枚タダ」キャンペーンのワゴンから、これと「サウンド・オブ・サイレンス」を買いました。
で、会計を済ませて振り向いたら、店内の別の場所に「1枚買うともう1枚は半額」キャンペーンの棚が……。思わず近寄ってみたら、先日大変おもしろかったスパイダーマンの1と、しばらく前に見て気に入っていたデカダンSF「ガタカ」が置いてあった。
こっちに気づいてたらこの2枚を買ったのに!
……けっきょく翌日買っちゃったけどね。
スパイダーマン 2
2004年7月4日 映画鑑賞記録(04.03〜)
先行で見てきました。
スゴイよ……。シリーズものの続編は1よりも面白くなくなることが多いのに、これは1よりも断然面白い! 最高だ!!
(以下、いちおうネタバレには配慮していますが、映画を見る前にどんな先入観も抱きたくない方は読まないほうがいいかも)
↓
↓
↓
↓
↓
スパイダーマンの面白いところは、ヒーローじゃないときの主人公のドラマがしっかり描かれていることがあると思う。あまりの不幸てんこ盛り状態には「ウソだろー」とこっそり呟きたくなることもなきにしもあらずですが、とことんまで間の悪い不幸体質に描かれているので、もうこれは仕様ということで(笑)。それで、主人公が悩む悩む。その悩みが、見ているこちらにとって等身大の悩みだから、感情移入できるんですね。
同時に悪役にも悪役になる心理面での理由がきちんと描かれている。前作では、そこがいまいち弱かったんですが、今回はその辺も説得力あったし。
そしてなんといっても機械の触手との融合! えろちっくだわ〜。ぼんでーじだわ〜。すばらしいわ〜。
それらCGもまったく違和感なくうつくしかったです。そして、コミックのキャラクターらしく、スパイダーマンの決めの格好がまた格好いいんだ! タワーの尖塔のてっぺんにぴたっと止まるところとか、疾走する列車の上に止まるところとか、シーンのいちいちが計算されていて本当に気持ちいい。
この作品の魅力のまた別のひとつに、実際のNYを舞台にしているところもあると思います。誰もが見慣れた景色の隅々を効果的に使っているなぁと。もちろん架空の場所もあるでしょうけれど。そういう意味で、「都市」を描いた映画としても面白いとおもいます。
あーもうさっきから「おもしろい」を連発してますね。でもホントに面白いので、ぜひぜひ見てみて下さい〜。(人間関係で前作から繋がっているところがあるので、1を見てから行くことをお薦めします。)
スゴイよ……。シリーズものの続編は1よりも面白くなくなることが多いのに、これは1よりも断然面白い! 最高だ!!
(以下、いちおうネタバレには配慮していますが、映画を見る前にどんな先入観も抱きたくない方は読まないほうがいいかも)
↓
↓
↓
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スパイダーマンの面白いところは、ヒーローじゃないときの主人公のドラマがしっかり描かれていることがあると思う。あまりの不幸てんこ盛り状態には「ウソだろー」とこっそり呟きたくなることもなきにしもあらずですが、とことんまで間の悪い不幸体質に描かれているので、もうこれは仕様ということで(笑)。それで、主人公が悩む悩む。その悩みが、見ているこちらにとって等身大の悩みだから、感情移入できるんですね。
同時に悪役にも悪役になる心理面での理由がきちんと描かれている。前作では、そこがいまいち弱かったんですが、今回はその辺も説得力あったし。
そしてなんといっても機械の触手との融合! えろちっくだわ〜。ぼんでーじだわ〜。すばらしいわ〜。
それらCGもまったく違和感なくうつくしかったです。そして、コミックのキャラクターらしく、スパイダーマンの決めの格好がまた格好いいんだ! タワーの尖塔のてっぺんにぴたっと止まるところとか、疾走する列車の上に止まるところとか、シーンのいちいちが計算されていて本当に気持ちいい。
この作品の魅力のまた別のひとつに、実際のNYを舞台にしているところもあると思います。誰もが見慣れた景色の隅々を効果的に使っているなぁと。もちろん架空の場所もあるでしょうけれど。そういう意味で、「都市」を描いた映画としても面白いとおもいます。
あーもうさっきから「おもしろい」を連発してますね。でもホントに面白いので、ぜひぜひ見てみて下さい〜。(人間関係で前作から繋がっているところがあるので、1を見てから行くことをお薦めします。)
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キッチン・ストーリー
2004年6月30日 映画鑑賞記録(04.03〜)
スウェーデンの家庭調査員が、ノルウェーの独居男性の台所における生活導線を調査するために、偏屈な老人の家に数週間居座ります。調査員は調査対象と会話をしてはいけないことになっているのですが、自分も中年独身男である調査員は、次第に老人と心を通わせるようになり……。
というお話です。主要な登場人物はこの調査員と老人、老人の友達(この人も中年独身男性)と調査員の上司、という少なさで、しかも調査の始まった当初はまったく台詞がないし、最後のクライマックスもほとんど台詞なしで進み、役者の演技で見せる作りと、それに見合う演技力がすばらしい映画だと思います。
雪の積もったクリスマス前のノルウェーは背景としてもシンプルで美しく、構図も絵的に凝っていて、激しい起伏のない話ながら飽きさせません。(……告白しますと、途中でちょーっと眠くなったりしました/汗)。
くたびれた冴えないおじさんたち(とくにノルウェーの人たちはスウェーデンに比べると相対的に裕福でない)の交流はほのぼのしていて微笑ましいです。いや、途中でちょっと冗談にならない嫉妬も交じったりするのですが。
ちょっと悲しい結末ではあるのですが、いい気分になれること請け合いの映画です。
というお話です。主要な登場人物はこの調査員と老人、老人の友達(この人も中年独身男性)と調査員の上司、という少なさで、しかも調査の始まった当初はまったく台詞がないし、最後のクライマックスもほとんど台詞なしで進み、役者の演技で見せる作りと、それに見合う演技力がすばらしい映画だと思います。
雪の積もったクリスマス前のノルウェーは背景としてもシンプルで美しく、構図も絵的に凝っていて、激しい起伏のない話ながら飽きさせません。(……告白しますと、途中でちょーっと眠くなったりしました/汗)。
くたびれた冴えないおじさんたち(とくにノルウェーの人たちはスウェーデンに比べると相対的に裕福でない)の交流はほのぼのしていて微笑ましいです。いや、途中でちょっと冗談にならない嫉妬も交じったりするのですが。
ちょっと悲しい結末ではあるのですが、いい気分になれること請け合いの映画です。
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刑事ジョン・ブック 目撃者
2004年6月20日 映画鑑賞記録(04.03〜)
DVD パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン 2004/05/28 ¥2,090 フィラデルフィアの駅で殺人を目撃したアーミッシュの少年。捜査を担当したジョン・ブック刑事は、目撃者の少年に事件のことを聞き出そうとする。そして彼が指した犯人とは驚くべき人物だった。 少年を狙う犯人をチラつかせ、スリリングに見せる一方、信心深く、質素な生活を送るアーミッシュの人々との心の交流など、人間ドラマもし…
下の「レディ・ホーク」と一緒に借りてきました。
ロード・オブ・ザ・リングの流浪の王様役の人がチョイ役で出ていることは知っていましたが、あんまり熱心に過去の出演作を追っていませんでした。今回見たのはどちらかというと、M&CつながりでP.ウィアー監督作を。
……すばらしい!
徹底的にそぎ落とされた台詞で主人公の刑事がアーミッシュの村に逃げ込まなければならない状況をあっという間に理解させる手腕はスゴイです。そして、アーミッシュの村の生活の素朴なうつくしさは溜息もの。先日見た「真珠の首飾りの少女」を彷彿とさせる、清貧の生活が心地よい……と思ったら、特典についていた監督のインタビューで、直接名前は出なかったものの、映像の参考にした17世紀絵画としてフェルメールの絵が紹介されてました。納得。
最後の台詞も気が利いてるし、もう、ほんっと、わたしこの監督の作風が好きなのかも知れない。引き続き他の作品も追いかけてみるつもりです。
で、気になって見てみたらこちらも1985年の作品なのね。
レディ・ホーク……ちゃちいのは年代のせいではなかったか(嘆息)。
下の「レディ・ホーク」と一緒に借りてきました。
ロード・オブ・ザ・リングの流浪の王様役の人がチョイ役で出ていることは知っていましたが、あんまり熱心に過去の出演作を追っていませんでした。今回見たのはどちらかというと、M&CつながりでP.ウィアー監督作を。
……すばらしい!
徹底的にそぎ落とされた台詞で主人公の刑事がアーミッシュの村に逃げ込まなければならない状況をあっという間に理解させる手腕はスゴイです。そして、アーミッシュの村の生活の素朴なうつくしさは溜息もの。先日見た「真珠の首飾りの少女」を彷彿とさせる、清貧の生活が心地よい……と思ったら、特典についていた監督のインタビューで、直接名前は出なかったものの、映像の参考にした17世紀絵画としてフェルメールの絵が紹介されてました。納得。
最後の台詞も気が利いてるし、もう、ほんっと、わたしこの監督の作風が好きなのかも知れない。引き続き他の作品も追いかけてみるつもりです。
で、気になって見てみたらこちらも1985年の作品なのね。
レディ・ホーク……ちゃちいのは年代のせいではなかったか(嘆息)。
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