オートマタ
2016年3月10日 映画鑑賞記録第3紀(09.02~)アントニオ・バンデラス主演で、人工知能と人類の未来や共存をテーマに描いた近未来SFスリラー。太陽風の増加により地球の砂漠化が進み、人類が存亡の危機にひんしている2044年。「生命体に危害を加えてはいけない」「自身で修理・修繕をしてはけない」というルールが組み込まれた人工知能搭載ロボット「オートマタ」が、人間に代わる労働力として必要不可欠になっていた。しかしある時、オートマタを製造・管理するハイテク企業で調査官として働くジャックは、そのルールが破られていることに気付く。ディラン・マクダーモット、メラニー・グリフィスらが共演。監督は「シャッター ラビリンス」で注目を集めた新鋭ガイ・イバニェス。(映画.comより。>http://eiga.com/movie/80130/)
公式サイト>http://automata-movie.jp/
ブレードランナー大好きなスタッフが、現在のCG技術で作った人工知能もの。
先に見ていた友達が「80年代デストピアSFが好きならツボ」と言っていて、まさにその通りだった。(私にとっても大好物)
ただ、先行作品を超える物でもなく、単体の作品としても筋が通らないところがあってツッコミどころは満載。
スペイン・ブルガリア合作映画だからか?<偏見
この映画のヒロインである、性奉仕用に改造されたロボットちゃんの造形は、日本のロボット研究者石黒浩教授の初期のロボットを思い起こす。少なくとも日本人女性的な、小さい目で瞬きしかできない顔。それでも微妙な感情が読み取れて、最後には可愛らしく、そして強い女性に見えてくる。特に最後のシーンはすごく好きだ。
気に入った部分も多々あるのに、全体としていい要素をうまく使いきれていないような、残念感漂う作品ではあるけれど、ブレードランナーとか80年代SFとか人工知能ロボットものが好きな人にはお勧め。
この映画を見終わってからネットで感想を拾い読みすると、「EX MACHINA」という映画と比較して「こっちが公開されたのに、なんでエクスマキナは日本未公開なんだ!」という意見を散見した。
しばらく俗世を離れていた間に、ヨーロッパで公開されてカルト的な人気が出た映画らしい。
予告編>https://www.youtube.com/watch?v=9lviJ605Wfw
これはぜひ見たい!!
とはいえ、ロボットヒロインが完全にロボット(人間が演じていない)という点では、オートマタもいいと思います。
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