日本のアニメも好きだけど、ヨーロッパのアート系アニメも好き。クレイアニメとかコマ撮りアニメみたいなプリミティブなのも好き。実験アニメも好き。
夏には、あまり集客のよくなさそうなこうしたアニメもこっそり上映される。もはやジブリブランドを背負ったフレンチアニメ、「キリクと魔女」の監督作とかね。
で、今年はスペインの介護問題を取り上げた「しわ」と、この「パリ猫ディノ」が来た。
「しわ」は以前NHKでこっそり全編放送されたのを録画してるので、こちらを見てきた。

昼と夜で2つの顔を持つネコの活躍を描き、第84回アカデミー賞長編アニメーション部門にノミネートされたフランス製アニメ。パリに暮らす女性警視ジャンヌとその娘ゾエは、ディノという名のネコを飼っている。ゾエはかつて父親がギャングに殺されて以来、ショックで言葉を失っていたが、ジャンヌは夫の仇を探しながら多発する怪盗事件に対応するため多忙を極め、なかなか娘にかまってあげる時間がない。そんな状況で、さびしい思いをしがちなゾエを慰めているのが、ディノだった。ディノは毎日トカゲをとってゾエにプレゼントしていたが、ある日、ダイヤモンドが埋め込まれたブレスレットをもってくる。ディノがどこでそれを手に入れたのか気になるゾエは、散歩に出たディノの後をつけるが……。日本ではフランス映画祭2011にて「パリ猫の生き方」として上映。13年「パリ猫ディノの夜」の邦題で劇場公開。
公式サイト http://www.parinekodino.com/


おしゃれなアニメでした!
そもそも、フィルム上映で、予告編が終わったら画面がちょっと暗くざらついた感じになって、細かいキズがちらちら踊るのをみてそれだけでワクワクしました。
色合いがシックで、まるで絵本を見ているよう。特に、夜のパリを屋根の上から見晴かすところなんて、空がうっすら紫だったり。
キャラクタはデフォルメされてて、特別美人やハンサムが出てくるわけじゃない。
一番のいい男はディノ(♂)だな! 動作も形式化されているんだけど、それでも泣いている飼い主の少女の腕の中に無理やり納まるところとか、盗人の相棒がソファでくつろぐ前を横切って、盗人は猫の背中からしっぽをだらーっと撫でる感じとか、ああ、猫っぽいと思う。

まあ、敵があまりにあほうでサスペンスはさほど緊張しないとか、たとえいいやつとはいえ盗人であるニコが何も罰を与えられないのはどうよ?とか、突っ込みどころもあるとはいえとても愛らしい小品でした。
入場したら、ティーキャディースプーンももらった。
新宿だけで上映とのことで、見られる人は限られてるだろうけれど、見られる環境にある人はとりあえず見て!
(特に猫スキーさま)



>かつらぎさま
すんごい遅レスになりましたが、図書館の話。
CCCの個人データ取り扱いの危うさ、そんな風にまとめてもらうとすごくすっきりします!
その「個人情報を使わせるときに安心を得られる3つのポイント」、機会があったらどこかで使わせてもらいます☆

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