猫と暮らす人が増えているなか、医療の進歩や食の向上で猫の寿命ものびています。猫が年老いたとき、気をつけることは? 食事、運動はどうするのか、そして、獣医師へのかかり方などを具体的に綴ります。そして、いよいよという時を、どのようにむかえさせてあげるのがいいのか…。飼い主たちの声も盛り込みながら、猫がより幸せに過ごせる日々を考えるエッセイ。


著者がアメリカ人なので、基本的にアメリカ人のペット感や獣医とのかかわり方や法律などに基づいているけれど、日本人の獣医師が監修していて、日本との違いは各章末に注が入っているので便利です。

以前読んだ養老猛司の文章で、
http://yogiribook.diarynote.jp/201203150214125876/
「つまり人と動物の関係とは、実は人と人の関係の一種の実験的なシミュレーションになっている。」
というひと言に深く考えさせられたのだけれど、老猫を看取ることは、自分の親を看取ることのシミュレーションになるのかもしれない、と思いながら読みました。

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