この冬ディズニーアニメが公開されるこの話、昔実写映画で見た気がするのだけれど、金貸しのスクルージがクリスマスの夜に3人の幽霊に過去・現在・未来を見せられて改心する話、という基本的な筋しか覚えていなくて、これを機会に村岡花子訳版を読んでみた。

まあ、上に書いた筋がすべてなのだけれど(笑)、ディケンズの、重々しく持って回った(まだるっこしい?)描写が、この単純な寓話を厳粛な物語にしている。

話は違うけれども、やっぱり昔はもっと時間が緩やかに流れていたんだろう、と思う。
情報過多な現代、こんなまだるっこしい書き方をしていたらみんな10ページで投げ出しちゃうだろうな(笑/除高村薫)。

それと、ふと奥付を見たら、初版が昭和27年、私が買ったのは今年の7月の105刷(!)でした。

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