姉の家に遊びにいってお茶をしながらおしゃべりしていて、白洲次郎のドラマの話になった。
そのときは、わたしはBShiで一足先に見ていて、姉はまだ見ていなかったので、
「ドラマ、かなりよくできてるよ。今度白洲次郎の本も読んでみようかと思った」
といったところ、姉が
「本持ってるよ。読み終わってるから貸してあげるよ」
と言って文庫二冊を持たせてくれました。
とりあえず上巻を読み終わったのでここに報告。

読み始めて数10ページほどで、「これ、なんだか社歴の長い、下手に文章に自信のある社員が書いた社史みたい」(どういう比喩だ……)という印象にとらわれて、なんだかこそばゆくなりました。
著者略歴を見てみたら、やはり普通の経済人で文章も書く、という人のようです。
とりあえずこういう、ドキュメンタリなのにフィクション描写が混じる文体は、どこまでが客観的事実でどこからが著者の想像なのか、いちいち考えながら読まなきゃならないので苦手です……。
だったら山崎豊子のように完全フィクションの体裁で書くか、塩野七生くらいもっと客観事実寄りに書いてくれるといいのだけれどなぁ。

下巻に入る前に別の本を読み始めてしまったので、いったんお休み。

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