アメリカの女性現代作家の短編集。恋愛に没頭するあまり現実と妄想のあわいをさまようような小説。簡潔な表現で、日本語がきれい。

基本的に主人公は「わたし」で恋人は「あなた」。
なんとなく男女の恋愛の話しかと思って読んでいたのだけれど、ときどきふつうに女性同士の恋人の話が出てきて、そういや英語で書いたらIもYouも性は不明なので、男女の話だと思って読んでいた作品も、もしかしたら女性同士だったのかもしれない。
解説に「レズビアン作家」とてらいもなく書かれていて、「そんなつもりでこの本を選んだんじゃなかったのに」とちょっと涙目。

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