俳優業はタイヘンだなぁ……
と、いう書き込みをリンクしている秋林さまの11/15のエントリで読んで、いまわたしがハマっている海外ドラマのことを書きたいと思っておりました。

いま、スペイン・カタルーニャ地方(バルセロナのあるあたり)で放映されている昼ドラ「El Cor de la Ciutat」にはまってます。
より正確に言うと、ここに出てくる脇役ゲイかぽーにはまってます(汗)。
世界には同じような嗜好の持ち主が少なからずいるらしく、この2人(Max(左)とIago。写真を貼ってみました↑)の登場シーンだけ切り出してYouTubeにアップしてくださる方がいて、さらにそれに英語字幕を付けてくださる方がいて、さらにそれを日本語訳にしてニコ動に上げてくださる方がいらっしゃいます。ので、日本にいながらにして手軽にこのかぽーのシーンだけ楽しむことができます。キャラクタ名で検索すると容易に見つかると思います。

とはいえ、ドラマ自体週5日放送で8年続いており、この2人のうちIagoが登場したのが昨年からとはいえ、これまでの放送分のうちこの脇役かぷの登場シーンだけ、といっても全部で4時間以上あります……。

もう片方のMaxは、このドラマの始まった当初から子役として出演しています。そして、14歳だか16歳だかくらいからゲイであると自覚する役を演じています。現在21か22歳くらいです。
そしてキスシーンなら若いころからずーっとあったようです。ちなみに役者本人はヘテロセクシャルです。

つまりですな、「渡オニ」のえなりの演じてるキャラがゲイ、みたいにイメージしていただけるとご理解いただけるかと(汗)。
(彼自身の見た目はユニセックスな、昼ドラにしてはいい線行ってる美形です。)

映画制作だと現場に子役のためのカウンセラーがついていることもあるようですが、なにせカタルーニャ地方の昼ドラ。俳優さんのメンタルケアってどうなってるんだろう……。
インタビューを読むと(カタラン語→英語経由で/涙)、すごくしっかりした考え方の持ち主のようですが。
彼のキャラクタはカタルーニャでは有名で、本人もよくゲイを演じることについてインタビュー等で尋ねられるようですが、非常にしっかりした、そつのない、ある意味おもしろくない(笑)回答をしています。ちなみに、このキャラに人気があるおかげでスペインでは同性婚が早くから認められた、というウワサもあります。ソース不詳。

そして、6歳から子役で鍛えられてきたので非常に演技力がある。とてもヘテロとは思えないキスっぷりです。(昼ドラなのでキスシーン止まりです)

……俳優業って、ほんっとタイヘンだなぁと思います(涕泣)。


コメント

神藤恭平
2008年12月10日20:16

こんばんわ!

急にすみません。

このIagoのひと、Marc Clotetですよね?

僕友達なんです!NYで同じコースをとってました!

Diarynoteで写真を発見するなんてすごい偶然!

夜霧のネオンサイン
2008年12月11日0:10

神藤恭平さま
コメントありがとうございます。
そうです、Iagoを演じているのはMarc Clotetです。
お友達の方からコメントいただけるなんて、びっくりです!

実は、このドラマとMarc Clotetのファンの方のブログで、神藤さまがMarcのお友達のようだ、と書かれているのを読んで、神藤さまのページを見に行きました。
こちらがそのブログの記事です。
http://negre.blog17.fc2.com/blog-entry-229.html
もしかして、同じDiaryNoteなのであしあとが残っていたのでしょうか?

NYで演劇を学ばれていたころの日記を楽しく読ませていただきました。
インターネットで、役を通じてみていた役者さんが、普通に生活していて演技を学んでいる様子を垣間見られて、なんだか不思議な気持ちがしました。

ネットのおかげで、世界って狭いな~と感じます(笑)。

nophoto
erika
2008年12月11日2:12

夜霧さん、ありがとうございます。
こちらを通じてひとことご挨拶させてください。

神藤恭平さま
私はerikaと申します。
私はMarc clotetさんのファンであり、彼のご友人である
神藤さまのブログを見つけて嬉しさのあまり、勝手に私のブログに書かせていただき、申し訳ありませんでした。
NYでのお話やお芝居のお話、そしてMarcのエピソード
大変興味深く読ませていただきました。ありがとうございました。



夜霧さん、この場をお借りしてしまい、すみませんでした。

夜霧のネオンサイン
2008年12月11日19:12

erikaさん、
こちらこそいつもブログの情報を頼りにしていて、感謝しております。
偶然、神藤さまにコメントを残していただけて、本当によかったです。

神藤恭平
2008年12月15日20:56

遅いお返事になってしまい申し訳ないです!
昨日まで舞台に立っていましてバタバタしてて!

夜霧さま
こちらこそ、マークのファンがダイアリーノートにいるなんてびっくりです。
またマークのお話とかもできたらいいですね!

ちなみに僕が参加している演技グループのブログがありまして、そこに一枚マークが写っている写真をアップしてます

http://d.hatena.ne.jp/France_pan/searchdiary?word=*%5BPHOTO%5D&.submit=%B0%DC%C6%B0

少し下のほうです。見れるかな??


erikaさま
いえいえ!紹介していただきありがとうございます!!
erikaさんのブログを読んで、むしろ僕が当時を思い出して楽しかったです。

夜霧のネオンサイン
2008年12月16日0:33

神藤恭平さま
お返事ありがとうございます! そして、舞台お疲れ様でした。
教えていただいた写真、拝見しました。
……えーと、あの、なんかお茶目な表情で写っているのがマークでしょうか?! 正直、何度も何度も見返して確認してしまいました(笑)。
もちろん、役者さんと役は別物だと理解してはいるのですが、なんだかすごく意外です。こういう気のよさそうなオニイチャン(失礼)が、カメラの前では別の人生を背負った別の人格を演じているんですね~。

神藤恭平
2008年12月16日0:47

おちゃめですよすごく!
まあ演技っていうのは作業ですからね、ある意味。

おちゃめな人がコックさんで、厨房で料理するってのと、
おちゃめな人が俳優で、カメラの前で演技をするっていうのは、さして違いがないことだと思います。

ちなみに関係ないですが、僕の雲タトゥーはフェイクです。

夜霧のネオンサイン
2008年12月16日1:23

なんか真面目な話になってしまいますけれど、

>まあ演技っていうのは作業ですからね、ある意味。

そう言えるのは、きっと神藤さんのなかで演技が方法論として確立しているからであって、それがつまりはプロだ、っていうことなんじゃないかと、コメントを読んで思いました。

知人に、エンターテインメント系の作家が何人かいますが、彼らは作品を量産しなくちゃならなくて、そのための方法論が各人のなかに確立していて、もちろんクリエイティブな発想から作品を生み出すのですが、それを小説の形に作り上げていくのはある意味「作業」的なところがあるようです。

でも、それらの作品を享受する身としては、役者なり作家なりの作り出すフィクションの世界に没頭して「作業」な部分は意識に入らないようにしておきたいと思ったり、でもそういう部分を垣間見られると、なにか世界の秘密を覗き見したような気分になれたり。ちょっぴりフクザツです。

……なんだか取り止めもないことを申しました(汗)。

nophoto
erika
2008年12月16日1:29

夜霧さん
ご連絡ありがとうございます。
あちらのブログの方も楽しませていただいています。次に書かれるのが待ち遠しいです!

神藤様
ご親切なお言葉を本当にありがとうございます。
そしてMarcの写真も見せていただきました。
なんだか可愛くて夜中なのにひとりで笑ってしまいました。
夜霧さんも言ってらっしゃいますが、Marcは今出ているドラマではどちらも
イケメンキャラでこういう表情はありえないので。
お友達ならではですよね。
ご紹介くださってありがとうございました!

神藤恭平
2008年12月16日7:51

夜霧さま
あはは、そう言われるとあれなんですけどね。
僕の演技がどうなのかは分かりませんが、まあ自分の事は棚に上げないと客観的な話はできないですからねえ。

まあ作業だとしても、「僕」であり「マーク」であるわけですから、絶対にその人の作品(演技にしろ小説にしろカレーにしろ)になるんですよ、きっと。

僕とマークが同じ作業をして役を作っても同じにはならないですからね(笑)。

「自分らしさ」を演出するということより、自分なりに一生懸命作るほうが結局自分らしさが出るんだと思います。

そしてお客様の役目は、夜霧さんのおっしゃる通り、そんな苦労の事は想像せず、楽しんでいただく事かなって思います。

夜霧のネオンサイン
2008年12月16日23:49

神藤さま
あわわ、なんかヘンな話を振ってしまってスミマセン。
でも、”自分らしさが出る”という部分、Marcの演技を見ていて感じます。
彼は、上のドラマではろくでなしのチンピラとして登場するんですが、意外と根は素直で恋愛には真面目なところがある役どころなんです。知らない人のことを勝手に想像して言うのもなんですが、Marc本人の、育ちのよさみたいなところが、この根が素直な性格として滲み出ているような気がします、……うまく言えなくてすみません(汗)。
あ、でもMarcは登場当初、あんまりゲイっぽく見えませんでした(笑)。

やっぱりわたしは難しいことを考えずに、1視聴者として、役者さんのかもし出すフィクションの世界を素直に楽しませていただくほうがよさそうです。

神藤恭平
2008年12月17日8:11

夜霧さま
いえいえ!こういう話好きなんですよ。
難しい話になってしまいごめんなさい!

マークは素直だし純粋な人間だと思います。人生をただただ謳歌しようという姿勢がカッコよかったですねえ。

夜霧のネオンサイン
2008年12月17日21:07

神藤さま
わたしもこういう話は好きなんですが、なんだか上手く言葉にできなくてもどかしいです(汗)。
上でerikaさんも書かれているようにMarcはイケメンキャラを演じているんですが、顔の造作はもとより、素直さ純粋さ、人生に対する姿勢のカッコよさが、イケメンキャラの説得力になっているのかしら、と思います。

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索