昨年末ごろから日本でも話題に上り始めた「セカンドライフ」。先日とうとう日本語版ソフト(ベータ版)の配信も始まりました。
それに先立って関連本が店頭でワンサと並べられていますが、オンラインゲームをやらない者にはどうにもこうにも胡散臭さが感じられます。
セカンドライフについては、ここでいろいろ読めます。
http://www.itmedia.co.jp/news/topics/secondlife.html
さらに関連本や雑誌の記事ではたいてい「ビジネスにこう活かそう!」みたいな、夢物語みたいな話ばかりが取り上げられて、ギャンブルや性産業のことは軽く触れる程度か、まったく取り上げられていない模様。
そんななかでも、海外ではこんな社会学的調査も行われていたり。
Second Lifeでのいじめの実態を調査――ノッティンガム大学
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0706/08/news018.html
そんなわけでどちらかと言えば仮想空間が人間の考え方に及ぼす影響なんかに興味があるわたしが手に取ったこの本は、目次の見出しのなかに「どうぶつの森と、15歳」というタイトルを見つけたから。
もしかしたら、わたしの疑問に少しでも触れられているのではないかと期待したのでした。
……が。これも結局のところ「セカンドライフばんざい!」本でした。しかも、ほとんど根拠や数字が示されないでどんどん景気のいい話を並べるので、なにか下手な訪問販売のような印象が。
とはいえ、一箇所だけわたしにとって読むに値するところがありました。
第1章の「卒業名簿をもらえない」世代、という項。1990年代後半から、学校では生徒の名簿を配らなくなったため、今の20代より下の世代では、学校では友人同士なのに自宅への連絡も出来ないしお互いの住所も知らないのが普通だった、という部分。(ちなみに筆者は1983年生まれで24歳)
特に、「年賀状送るから住所教えて」というのは気恥ずかしい、というのは妙に納得できます。
そんな思春期を過ごしてきた若い人たちと、その上の世代との人間関係に対する感じ方が違ってしまうことは、当然なんじゃないかと非常に納得しました。
そのままでいいとは決して思わないけれど。
ISBN:4756149162 新書 浅枝 大志 アスキー 2007/04/10 ¥756
それに先立って関連本が店頭でワンサと並べられていますが、オンラインゲームをやらない者にはどうにもこうにも胡散臭さが感じられます。
セカンドライフについては、ここでいろいろ読めます。
http://www.itmedia.co.jp/news/topics/secondlife.html
さらに関連本や雑誌の記事ではたいてい「ビジネスにこう活かそう!」みたいな、夢物語みたいな話ばかりが取り上げられて、ギャンブルや性産業のことは軽く触れる程度か、まったく取り上げられていない模様。
そんななかでも、海外ではこんな社会学的調査も行われていたり。
Second Lifeでのいじめの実態を調査――ノッティンガム大学
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0706/08/news018.html
そんなわけでどちらかと言えば仮想空間が人間の考え方に及ぼす影響なんかに興味があるわたしが手に取ったこの本は、目次の見出しのなかに「どうぶつの森と、15歳」というタイトルを見つけたから。
もしかしたら、わたしの疑問に少しでも触れられているのではないかと期待したのでした。
……が。これも結局のところ「セカンドライフばんざい!」本でした。しかも、ほとんど根拠や数字が示されないでどんどん景気のいい話を並べるので、なにか下手な訪問販売のような印象が。
とはいえ、一箇所だけわたしにとって読むに値するところがありました。
第1章の「卒業名簿をもらえない」世代、という項。1990年代後半から、学校では生徒の名簿を配らなくなったため、今の20代より下の世代では、学校では友人同士なのに自宅への連絡も出来ないしお互いの住所も知らないのが普通だった、という部分。(ちなみに筆者は1983年生まれで24歳)
特に、「年賀状送るから住所教えて」というのは気恥ずかしい、というのは妙に納得できます。
そんな思春期を過ごしてきた若い人たちと、その上の世代との人間関係に対する感じ方が違ってしまうことは、当然なんじゃないかと非常に納得しました。
そのままでいいとは決して思わないけれど。
ISBN:4756149162 新書 浅枝 大志 アスキー 2007/04/10 ¥756
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