ホテル・ルワンダ
2006年3月22日 映画鑑賞記録第2紀(05.12〜)1994年にルワンダで起こった、フツ族によるツチ族大量虐殺事件の際、外資系高級ホテルに逃げ込んだツチ族を匿って逃がした、フツ族支配人の物語。
植民地支配のために西洋人があおった民族対立(それも、民族的にはほとんど違いがないのに、勝手に微妙な身体的特徴から区分けしたらしい)が、支配階級がいなくなったら対立がなくなるどころか激化する。映画のなかではずっとフツ族の民兵が狂信的な悪役に描かれてきたけれど、最後にツチ族反乱軍が再興すると、今度はフツ族を虐殺していく。憎しみの連鎖に直面した絶望感に捕われる。
そして、同じことがいま、イラクのスンニ派とシーア派との間にも起こっているのだろうと思うと、遣り切れない。
世界中の人が、命の危険にさらされず、憎しみに捕われないで生きていけるような、そんな世界にならないものだろうか。教科書的で臭いけど、そんなことを心から祈ってしまう、そんな映画だった。
植民地支配のために西洋人があおった民族対立(それも、民族的にはほとんど違いがないのに、勝手に微妙な身体的特徴から区分けしたらしい)が、支配階級がいなくなったら対立がなくなるどころか激化する。映画のなかではずっとフツ族の民兵が狂信的な悪役に描かれてきたけれど、最後にツチ族反乱軍が再興すると、今度はフツ族を虐殺していく。憎しみの連鎖に直面した絶望感に捕われる。
そして、同じことがいま、イラクのスンニ派とシーア派との間にも起こっているのだろうと思うと、遣り切れない。
世界中の人が、命の危険にさらされず、憎しみに捕われないで生きていけるような、そんな世界にならないものだろうか。教科書的で臭いけど、そんなことを心から祈ってしまう、そんな映画だった。
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